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「土用」:「守り」の場所で休んでから「頑張れる場所」へと再び旅立つ:下関市「住吉神社」

 

下関市にある住吉神社は、大阪の住吉大社、博多の住吉神社にならぶ「三大住吉」の一つです。

 

本殿は、国宝にも指定されています。

 

 

鳥居をくぐると鳩たちがお出迎えしてくれます。

いきなり跳ぶから、ちょっと緊張する・・・・。

 

 

清らかな水で、浄めます。

 

 

緑が清々しく迎えてくれる。

一段ずつ、階段をありがたく登ります。

 

 

とてもユニークな顔の狛犬なんですが、「マスク」ですっぽりとお顔を覆って、参拝者が「安心」できるように配慮してくれている。

 

ありがたや、ありがたや。

 

 

なんとなく暑そうだけど

それでも「マスク」をしてくれている気遣いがありがたい。

 

 

この子も「マスク」

「マスク」からでも凛々しさが伝わる。

 

 

 

目力がすごい。

 

 

御神霊樹「大楠」は、木を抱き抱えるようにして、そびえ立っています。まるで、しっかりと守っているかのよう。

 

この木の前に立つと、不思議なくらいに心が落ち着くのは、きっと「守り」のパワーがあふれているからかも。

 

この場所が、住吉神社の中で一番好きな場所です。

 

いつまでもぼーっとしていたい。

 

 

「大楠」の根元には大きな空間があります。

とても穏やかで温かい「気」が、この「空間」から出ているよう。

 

 

どんなに暑い時でも、また、どんなに寒い時でも、ここの場所だけは、穏やかな暖かさと清らかな涼しさを感じます。

 

 

7月26日まで、国宝に指定されている、本殿の板絵が特別公開されています。

 

通常は、本殿前には入れません。

今回は、授与所で申し込むと、本殿入り口で御祓をして頂き、板絵を見せていただけます。

 

 

 

神主さんから、本殿の造りや絵の説明もしていただけました。

ありがとうございました。

 

 

神社に行くと、どうしてこんなに気持ちが穏やかになれるんだろう。

いつも参拝をしながら感じます。

とても長い時間を超えて、たくさんの人々が、心の拠り所として、大切に守り続けている場所は、きっと、「守り」の気があふれているのでしょう。

 

全てを包み込んでくれて、どんな時でも揺るぎなく安定していて、いつもそこに「在る」。それは、傷ついた時には、傷を癒してくれ、寂しい時には、心の隙間を埋めてくれる。

 

神社は「修正」してくれる「場所」なんでしょうね。

 

 

暦の季節も、「修正」の期間、土用に入りました。

 

8月7日「立秋」まで、「夏」から「秋」へと変わっていくために、「夏」の後始末と、「秋」の準備が始まりました。

季節の変わり目は、波の揺らぎが少しだけ大きくなります。

体調も、気持ちも、揺らぎやすい時期です。

 

揺らぎすぎて、バランスを崩しそうになって、気持ちが、こぼれ落ちてしまったら、まずは、「いつもの帰る場所」でひと休み。

十分休んで元気になってから、自分にぴったりの「頑張れる場所」へと出かけていきましょう。

 

自分が「在る」」場所は、たった一つではないのです。