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自分が元気になれる「場所」を知る

森羅万象全てには陰と陽の二つの「パーツ」があるように、気の景色にも二つの「パーツ」があります。目に見える「上・外・天」の景色を十干で、目に見えない「下・内・地」の景色を十二支で表します。
十干と十二支は、必ずペアとなってひとつの景色を作るのです。
十干と十二支の組み合わせによって、それぞれの力量が異なります。

十干と十二支が同五行の場合は、両方の力が合わさってとても強くなります。
例:「丙」(火)と「午」(火)・・・火に火を足す。火が大きくなる。

十干が十二支に力をもらう関係の場合は、十干が強められるので、物事が進みやすくなります。
例:「甲」(木)と「午」(火)・・・火に薪を足す。火の勢いが増す。

十干が十二支に力を与える関係の場合は、十二支が強められるので、物事を深める事ができます。ただし、十干の力は十二支に取られるため動きは緩慢となり、巡る力は弱くなります。
例:「戊」(土)と「寅」(木)・・・大地に根ざし育つ木。土は根を張られて脆くなる。

十干と十二支が敵対する関係の場合は、どちらとも力を使うために全体的に弱くなります。どちらが勝つかは、周囲の五行の様子によって異なります。
例:「甲」(木)と「申」(金)・・・大木を斧で切り倒す。木は切られ斧は刃が傷む。
まとめると以下の表になります。

季節春(木)夏(火)秋(金)冬(水)土用(土)
五行/十二支寅・卯・辰巳・午・未申・酉・戌亥・子・丑丑辰未戌
甲・乙(木)最強やや強い弱い強い最弱
丙・丁(火)強い最強最弱弱いやや強い
戊・己(土)弱い強いやや強い最弱最強
庚・辛(金)最弱弱い最強やや強い強い
壬・癸(水)やや強い最弱強い最強弱い

命式の特徴を調べる場合、生まれた日に巡る十干(日主)と十二支の組み合わせだけでなく、生まれた月、生まれた時、生まれた年の十二支との組み合わせも見ていきます。日主が多くの十二支と同五行であったり、力を与えてくれる五行であれば、日主は「守られている」と考えます。そうではない場合は「守られていない」と考えます。
「守られている」場合は、日主の力に勢いがあるので、ガツガツ頑張るタイプとなるのですが、それが行きすぎてトラブルになったり、誰もついて来れなくなって孤独になってしまう事も。
「守られていない」場合は、日主の力に勢いがないので、プレッシャーに弱く打たれ弱い面があるのですが、周囲に助けられたり、矢面に立たないので傷を負わず「最後に残って美味しいことろをもらえる人」になったりもします。


ここで誤解のないように。「強い」のは勢いで、運が強いとか良いのではありません。「強い」と五行の勢いがあるので、五行の特徴が外に出やすく、「弱い」とその特徴が出にくいと考えます。
巡ってくる気や、環境にある気にも十干と十二支があります。一緒に過ごす人が持っている十二支は、自分の日主に影響を与えます。というか与え合います。
もしもその人の声を聞くだけで元気になるのは、その人が自分にとってテンションを上げてくれる十二支を持っている人だからかもしれないですね。


これだけでなないのですが、相性診断をする時には、この関係を読んでいきます。
なので、自分にとっての相手と、相手にとっての自分は「真逆」から観るので、「合わせ鏡」の様でもありますね。