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<今週のアロマブレンド>サイプレス ・レモン:「財星」と「官殺」が巡る時の過ごし方

<今週のアロマブレンド>

・サイプレス     1

・レモン   2

 

 

サイプレス の支配星は土星・冥王星

土星も冥王星も、「試練を超えて行け」と、ガツンと厳しく圧力をかけてくるイメージの天体です。「壁」を突破するためのチャンスを与えてくれる。その「壁」は、一度壊してしまったら、もう二度と修復することはできなくて、でも、それは新しい「壁」を一から作っていくためには、必要な過程です。

土星は、「個人的」な領域と、「社会的」な領域の間にある「壁」を

冥王星は、「社会的」な領域と、それを「超えた先」の領域にある「可能性」とを結びつけてくれる。

なので、それぞれの天体は、占星術では土星は、「社会の中で生きるための個人的な課題」を、冥王星は「今の社会が、もう抱え切れなくなった課題」を、読み解く時に用いられます。

サイプレス の木は、一度切り倒してしまうと、二度と再生しないそうです。

つまり、この木を切り倒すのは、「終わった」ことで、だから、新しい木を植える準備が求められるのです。

この精油は、過剰になったところに到達し、その部分を鎮静化する効果があるとされています。特に、「体液」に反応するとされていて、出血、浮腫(むくみ)、出血過多、鼻血、重い月経、発汗に役立つとされているそうです。(『アロマテラピーのための84の精油』 ワンダ・セラー著 高山林太郎訳 フレグランスジャーナル社)

 

 

過剰になり過ぎたら、次の過程は、「淘汰」です。

サイプレス は、スッキリとしたシャープな香りで、過剰になり過ぎたものを「淘汰」してくれる精油です。

 

 

レモンの支配星は月

月は「感情」の天体です。

月の歩みはとにかく速く、くるくるといつも動いています。つまり、「感情」はくるくると変わりやすいとも言えますね。

柑橘系のレモンの香りは、その場の「気」を、パッと変えてくれます。いつまでも、同じ気持ちでどんよりしていても、この香りを嗅ぐと、「まあ、仕方ないね」とふっと心が動くのを感じます。

その香りには、「潔さ」を刺激してくれる効果があるんでしょうね。

 

 

「淘汰」されるとは、ずっと続いていたことが、続けられなくなって、ずっと守って続いてきた「歴史」さえも、手放すことなので、「身を切られる」ような感覚になってしまいます。だから、それに耐えうるだけの「気力」が求められるのです。

 

では、どうすれば、その「気力」を維持できるのかと言うと、それは、「耐えない」こと。

ちょっと矛盾しているように感じるかもしれないですね。

 

 

「耐えられない」ものを「耐える」から、崩れてしまうのです。

なので、「耐えられない」ものは、「耐えない」と、崩れることはありません。

 

 

その時こそ、「潔さ」の出番。

 

 

重々しいサイプレス と、軽々しいレモンが一つになると、「耐えられない」とこを「潔く」切り放つことができると思います。

 

 

俗に言う「運気が良い時」とは、サイプレス とレモンが一体化しているようなイメージだと思います。

 

良い運気なのに、ちっとも良い事がなく・・・それどころか嫌なことばかり起こる

 

そんな気持ちになる方も多いのですが、運気については、そもそも「良し悪し」はありません。

 

四柱推命などの東洋系の占いは、「勝利」「発展」「維持」「継承」を目指して、それを手に入れるための流れを紐解いています。その4つを掴みやすい「時」を「良い運気」であると解釈をするのです。

 

つまり、「勝つために戦う」「発展するためにズンズンと進む」「維持するために耐えて踏ん張る」「継承するために他者にも同じ事を要求する」。それらができる「勢い」がある時が、良い運気です。

 

 

戦う時には、敵がやってきます

発展するのは、階段を登り続けなくてはいけない

維持するためには、メンテナンスを怠ることはできない

次に繋げるためには、強制力を発揮し、規律を守らないといけない

 

とにかく「動いてなんぼ」

もしも動かなくて、じっとしていても、敵は来るし、階段ばかりで、不具合がボロボロ出て、人に厳しくすると反発も受ける。

 

だから、何もかも求めるのではなく、「欲しいもの」を明確にし、その方向だけ見て進むことが求められるのです。

 

 

目標がある人にとって、これほど「良い運気」はありませんよね。

勢いがある時だからこそ、大きくジャンプできますよ!

 

 

生まれた日の「干支」は、自分の「頭」の部分です。

「気」には五つのパーツがあります。人体でイメージすると、「頭」「両手」「両足」です。

 

巡ってくる「気」が、自分の「頭」を中心として、どの「部位」に当たるのかで、運気の勢いを観ていきます。

 

勢いがある運気は、「両足」の部位の「気」が巡ってきた時です。

 

 

2020年の今年の「気」は「庚」。「庚」は「金」の気です。

「金」が「両足」に当たるのは、「頭」が「火」の人と、「木」の人です。

 

「火」の人は、「右足」

自分から踏み出す勢いの足です。なので、「自ら動く」

例えば、企画書を通すために、ガツガツと積極的に、行動する。目標は、「企画書が通る」こと。どうすれば、皆んなの心を動かせるのかに、焦点を当てて、行動しましょう。

ちなみに、四柱推命では、「財星」が巡ると言います。

 

「木」の人は、「左足」

周囲からの期待を一身に浴びることができます。なので「規律を守る」

例えば、どうしても通したい企画書があるけど、スポンサーの意向にも配慮しなくては、なんと言ってもスポンサーには逆らえない。と言うよりも、スポンサーの言う事をある程度聞いておかないと、他社に仕事を奪われます。

目標は「仕事をもらう」こと。そのために、耐えたり妥協も必要となります。

ちなみに、四柱推命では「官殺」が巡ると言います。

(「殺」って字があるから、ちょっと怖く感じるかもしれませんね。自らを律することが求められると解釈してくださいね)

 

 

日干支が「火」と「木」の人は、今年は最高に「運が良い」のです。

耐えられないものは、耐えないで!

潔く進んでいきましょうね。