4月は清らかな「水」が流れます:「壬」:「水」の気が巡るときの、おすすめの過ごし方
明日から「4月」
4月4日から「壬辰」(みずのえたつ)が巡ります。
暦では、春の盛りを過ぎて、夏に向かっていきます。
まだ、体感的には「春」の始まりですが、暦では「春の終わり」です。
「壬」は、「水・陽」です。
五行は、「木」から始まって、「火」になり「土」になり「金」になって、そして「水」になります。
「木」は上に進み、「火」で広がっていき、「土」で下に向い落ち着いてきて、「金」でまとまって固まっていき、「水」で固まることで凸凹になったものを、均して平らにしていきます。
「壬」は、勢い良く流れる「水」で、大河であり大海原であり、とても大きな「水」です。
いつも流れて動いていて、堰き止められても、小さな隙間を見つけると、止まる事なく流れていきます。
流れる方向は、高いところから、低いことろに向かっていきます。
少しでも低いと、あっと言う間に、そちらの方向に、全てが一度に向います。
「低」と言うと、怠惰な方向、低レベルな方向のように思えて、あまり印象が良くないかもしれませんね。
物事には、ポジティブな面とネガティブな面の両方があります。だから、「低」にも、ポジティブな面もあります。
「低」の行き着く先は、どこに向かっていると思いますか?
それは、地球の上では、「地」に向かって、「地」の底に向かって、「地球の中心」に向かっています。
それは、「核」に向かっているとも言えるし、「ルーツ」に返っていくとも、本来の一番大事な動かない「場所」に戻っていくとも言えると思います。
「水」は、「叡智」の気です。
「水」が向かう先には、先人達が気が付いて、それを、後世に伝えたいといきたいという「願い」があるのかもしれません。
4月は、本当に大切なものに気持ちを向ける。それは自分自身にも。
「叡智」と「わたし」が、じっくりと対話をする。
わたしはこう思いますと、自信を持って語る。
決して投げやりにならずに。きっとなんとかなると信じて、隙間をぬうように、埋めていくように、行動する。
そんな過ごし方がおすすめです。
「日柱干支」が「木」の人は
ダイレクトに、気を送り込まれます。
植物が水を吸って大きくなっていくイメージです。
興味のある分野の本をじっくりと読み込んだり、体に良い食事を味わいながら食べたり、「吸収」を意識してみましょう。
疲れが出やすい時なので、無理は禁物です。
「日柱干支」が「火」の人は
圧力のある流れが押し寄せてきます。
燃え盛る火を、水でかき消そうとするイメージです。
消されてしまないように覚悟を決めて。頑張り時ですよ。
この時期感じる「違和感」は、今後の飛躍の鍵となります。
「日柱干支」が「土」の人は
流れを変えてしまうほどの力が湧いてきます。
氾濫する水流を堰き止める「土嚢」のイメージです。
願いが叶う時、願いを自分の手で掴む。
なので、とにかくポジティブにいきましょう。
ネガティブな「願い」は、ネガティブを掴みます。
「日柱干支」が「金」の人は
自分の感情が溢れ出します。
気持ちがシャープになって、まるで切れ味の鋭いナイフが、ますます研ぎ澄まされていくイメージです。
自分の気持ちを、素直に感じましょう。
その気持ちを、まだ通す事ができなくても、なんとか隙間を見つけて、辺りを広く見渡します。
タイミングが大事。決して焦らないで。
「日柱干支」が「水」の人は
「わたしは、ここです!」と、右手を大きく上に挙げます。
「日干支」とは、「頭」の部分にあたります。
その「頭」に力が加わるので、「わたし」が大きくなるのです。
だから、決断するにはもってこいの時期なのです。
「始まり」の時でもあります。
考えすぎると「頭」が重たくなるので、クヨクヨしないこと。
4月は「水」を味方につけていきましょうね!