4つの「完成形」:タロットカード・小アルカナ「10」:ソード・ワンド・ペンタクル・カップ
どんな時でも、いつも頑張っていたいし、頑張っていないと落ち着かない。
頑張っている人を見ると、頑張っていない自分が情けなくなってしまう。
ただ、何を頑張るのかによって、目指す「ゴール」は違うので
最終的にたどり着いた先のイメージをしておくと良いかもしれませんね。
タロットカード・小アルカナは、4つの「種類」の、それぞれの進化の過程を示してます。
「1」から始まり「10」で終わります。
つまり、「10」がゴールです。
これが4つの「ゴール」です。
上から見て向かって左側は「剣(ソード)」
その横は「棒(ワンド)」
下の向かって左側が「金貨(ペンタクル)」
その横は「「杯(カップ)」です。
「剣(ソード)」は「知性」のカード
「棒(ワンド)」は「情熱」のカード
「金貨(ペンタクル)」は「財産」のカード
「杯(カップ)」は「愛情(気持ち)」のカード
です。
「10」はそれぞれの「ゴール」の形です。
つまり、それぞれの「完成形」です。
「知性」の行き着いた景色は、ちょっと痛そう・・・・
これでもか、と、10本もの「剣」が、真っ直ぐに突き立っています。
「知性」の極みは、「オリジナル」の極みでもあり、それは、誰にも真似のできない、誰も思いもつかないものです。
だから、「周囲」を全く見ていません。
これは、「限りなく自分の考えを出し尽くした」場合の「図」です。
全く身動きが取れなくなって、そこで「止まって」しまいます。
でも、右手は「Vサイン」をしています。表情は見て取れませんが、もしかしたら「ドヤ顔」かもしれませんね。
もしも、「ゴール」のもっと先を目指すとするならば、一度「剣」を全て抜かなければいけません。「知性」を一旦「リセット」して、仕切り直しです。
つまり、「常識」が「非常識」となり、「ゴール」が「スタート」に変わります。
「情熱」の行き着いた先は、ちょっと重たそう・・・・
全ての「棒」からは、活き活きとした「芽」が出ています。
「情熱」が「形」になって成長しています。だから、全部持っていたい。どれも持っていたい。捨てられない。だから、「芽」が大きくなって、もっと重たくなっても・・・・
一人で抱えて進みますが、重圧がのし掛かり、「機敏」な行動はできなくなります。
これは「情熱」が熱くなりすぎた場合の「図」です。
でも、筋肉や基礎体力があったなら、軽々と持っていけるかもしれませんね。
もしも、「ゴール」のその先を目指すなら、運び方を変えてみると良いかもしれません。例えば、「車」に載せて運ぶとか、誰かに手伝ってもらうとか。
つまり、「方法」を変えてみると、もっと大きな「荷物」が運べるかもしれないですね。
先程の2枚は、「厳しめ」な「図」でしたね。
「財」の行き着く先は、なんだかとても幸せそうに見えます。
「老人」や「恋人たち」や「子供」や「犬」が、同じ「場所」で過ごしています。
みんなで「財」を共有して、「財」の恵を堪能しています。
でも、「財」は、その「場所」にいる全ての人たちのものなので、「自分勝手」は許されません。
もしも、「自分勝手」が、その「場所」にとって、「不適切」だとみなされた場合には、その「場所」の誰か、または、全員から、厳しく注意されることでしょう。
なぜならば、「皆んなで仲良く平等」であることが、この「場所」では求められるからです。だから、「迷惑」をかけないように、普段から気をつけなくてはいけません。
そして、その「場所」から、離れることも、一人で勝手には決められません。
もしも、「ゴール」のその先を目指すなら、「自立」しなくてはいけません。全ての「責任」は自分で負わなくてはいけません。
「皆んな」で背負っていた「ポジティブな財」も「ネガティブな財」も、全て捨てると
「自由」が手に入ります。
「感情・愛情」の行き着く先は、なんだか楽しそう。
「同じ方向」を向いて、堂々と振る舞う「二人」の横には、嬉しそうな子供たちがダンスを踊っています。
表情は見えませんんが、でも、きっと、満面の笑顔に違いありません。
「感情・愛情」は、「分かち合う」ものなので、決して「一人」では成立しません。
気持ちが一つの方向に向かい、一緒に進んで行くと、一人では決して成し遂げることができなかったことも、できるかもしれません。
だから、「パートナー」の存在は、掛け替えない存在で、感謝の気持ちと、大切に守りたい気持ちが芽生えてきます。
そして、それは、「相手」も同じ様に感じていることなのです。
「相手」も、きっと、同じだと、心から信じているのです。
もしも、「ゴール」のその先を目指すなら、「パートナー」と同じ方向を目指せなくなってしまいます。
それは、気持ちが離れてしまった、または、相手のことが信じられなくなってしまったときです。
「同じ方向」を向いている人を、探すには、まずは、「自分の方向」を決めなくてはいけません。相手に合わせられなくなってしまったから、もう、「同じ方向」を向き続けることはできません。
つまり「別離」です。
それぞれの「ゴール」を目指して。
進化の過程には、「飛び級」はありません。なので、自分のペースで進みたいですね。
ただし、「運気」は、巡り続けていくので、「ゴール」のその先は、ずっと続いていきます。
だから、「ゴール」も「通過点」の一つに過ぎないので、あまり肩肘張って「ゴール」にこだわってしまうより、少し「寄り道」をしてみると、もっとすごい、思ってもみなかった「ゴール」に到着できるかもしれないですね。