運気が下がっている時の「お天気模様」:晴耕雨読:「運」は上げるものではありません。周囲の状況に合わせて「調整」するものです。
昨夜から、まるで台風?と思うほどの雨や暴風。
夜中に、窓を激しく叩きつけるような雨風の音で、目が覚めてしまうほどでした。
今日も、朝からずっと、不安定なお天気が続いています。
ウエザーニュースでは、「爆弾低気圧」「まるで春の嵐」などなど。
荒々しい強い「文言」が並び、それにつられてか、心もなんだかザワザワしてしまいます。
お天気は、体調にも影響を与えます。
「低気圧」からくる体調の影響は、「体が膨張する」ことによるものです。
「低気圧」とは、「気圧」が低いこと。
すなわち、「空気の圧が、少なくなる」ことです。なので、周囲の圧が緩くなると、体に対する「締め付け力」が低下して、それに伴って、体がだらんと膨らみます。
これは、血管やリンパ管も同じことで、血管やリンパ管への「圧」が緩むことで、血流やリンパの流れの勢いが緩くなってしまいます。なので、血流やリンパの流れが悪くなり、それによって、様々な体調不良が出現すると、東洋医学では考えられています。
めまいや、肩こり、頭痛が起きたり、神経痛が痛んだり。イライラしたり、やる気が落ちたり。喘息の持病がある方にとっても、低気圧は「悪者」です。
お天気に苦情を言ってみたことろで、何も解決はしないけど、あまりにもお天気が不安定なので、「そろそろどこかに行ってくれないかなあ」と、グチをこぼしてくなってしまいます。
強い風もまた、体に影響を与えます。
外から体を攻撃し、悪影響を及ぼす気を、東洋医学では「外因」と呼びます。
「外因」には、風邪・寒邪・暑邪・湿邪・燥邪・火邪の6つがあり、これを「六邪」(または六淫)と言います。
風邪は、上昇し、発散し、固定しません。
変化が激しく、影響が広範囲に広がります。
強い風に吹かれると、体の「気」も、上昇させれら、発散させれら、クルクルとめまぐるしく動きます。
なので、体の上の部分の症状(頭痛・めまい・イライラ)として現れやすいのです。
今日の様なお天気の日のおすすめの過ごし方は
・温める
・締める
・巡りを良くする
この3つが効果的です。
具体的な方法としては
・ゆっくりとお風呂に入る
入浴すると、水圧が体を外からギュッと絞めてくれます、そして、ゆっくりお湯につかることで、体の芯から温まります。
熱めのお湯は、交感神経を刺激するために、「戦闘態勢」になってしまい、頭に血が上るので逆効果。なので、ぬるめのお湯のゆっくりと浸かるのがおすすめです。
・深呼吸をする
空気をいっぱい吸い込むと、新鮮な酸素がたっぷりと体に供給されます。新鮮な酸素をたっぷり含んだ血液が、体に元気をチャージしてくれます。まずは、息を吐ききること。それから、思いっきり胸郭を開いて空気を吸いましょう。吐いてから吸う。これがポイントです。
・無理をしない
体調が良くない時、やる気がない時は、「結果」につながる「行動」を起こすための「モチベーションの気」が発動していません。
日々忙しく過ごしている現代人は、これが一番難しいかも。
できれば、普段から、「お天気」に合わせて、スケジュールを「微調整」できる様に、スケジュールに「隙間」を確保しておく。
「晴耕雨読」
お天気(自然)と共に生きる。
とても「賢い」生き方だと思います。
全てのものは「気」。
「運」もまた「気」です。
なんだか最近、運気が下がっている・・・と感じるのは、もしかしたら「低気圧・運」なのかもしれません。
例えば、忙しくて疲れが溜まってしまっても、やらなくてはいけない事が山積みで、いよいよ疲れて「どよん」とした雰囲気になってしまい・・・時々、「熱いだけの上司」が、まるで「風」のように突然やってきては、「やればできる!!!」と語って、次々新しい企画を持ち込み・・・せっかくやった「仕事」は、「あっ、それはもう良いよ」とスルーされる・・・。
気分転換をしようと、同僚と一緒に飲みに行ってはみたものの、「もう疲れたよね・・・」「仕事つまんないね・・・」「何か良い事ないかな・・・」と、だらだら発言の繰り返しが続く。だらだら発言は、言葉と一緒に、大切な「気」もだらだら流れ出ている状態です。
ただでさえ「気」が緩んで分散して、やる気がない時に、だらだら発言を繰り返していたら、ますます「気」が消耗してしまいます。
なので、「だらだら飲み会」は運気を下げてしまうのです。
「低気圧・運」の、賢い過ごし方は、「低気圧・天気」と同じです。
例えば、お気に入りのアロマの香の入浴剤を入れて、お風呂タイムを充実させてみる。ストレッチ体操をして、筋肉の隅々まで温かい血が巡るようにする。など。
「運気」を外向きに発動したい時には、分散してしまった「運気」を、まずは集めなくてはいけません。
「低気圧・運気」は「陰」が極まった状態です。
「陰」が極まり、それが「不都合」として現れた時。
そんな時には「陽」の出番です。
「温」は「陽」
最近ついてないな・・・と感じる時。
まずは、心と体を、ほっこりと温めてみてください。
「陽」のスイッチが入りますよ。