節分明けは「壬」がダブルでやってきます:「己土濁壬」:「己」さんは「目標」を言葉にしましょう
昨年末から、占いに来られるお客様の「日主」が変化してきました。
これは、いつもの事なのですが、その時期に流行りの「日主」があります。
運気の流れの知識がなくても、「肌感覚」で感じる流れは侮れません。
占いに来られるその時期の流行りの「日主」は、これから気をつけた方がいい運が巡る場合なのです。
それは、決して「悪い」のではないので、安心してくださいね。
ちょっとしたコツを意識すると、「通常」以上の力を発揮することができるのですから。
今の流行りは、「日主」が「己」の人。
「己」は「土」の「陰」です。
果てしなく広がる「大地」のイメージ。
全ての「命」は、母なる「大地」に育まれ、成長していきます。
「己」の人と一緒にいると、安心感があります。
なんでも許してくれそうな気がするのです。
なので、つい甘えてしまいます。
「己」の人は、とても懐が深い人が多いです。
優しく包み込む包容力も。
嫌な事でも、つい引き受けてしまうことも。
なので、面倒事を抱え込みやすい傾向があります。
人を育成する仕事に就いている人が多いのも特徴です。
公の為に、自分の力を使います。
2021年の「辛」は、そんな「己」の中に溜め込んでいた「不要なもの」を掻き出していきました。
嫌な事を抱え込んでいた力が、ついに限界になってしまった。
そして、物事が空回りしていきました。
頑張るほどに、空虚な感情でいっぱいになってしまったかもしれませんね。
なんてネガティブな一年かしら・・・・・
と思われるかもしれません。
あえて、「マイナス思考」で書いてみました。
なぜかと言うと、「マイナス」の中に、2022年の運を、上手く使う「ヒント」があるからです。
キーワードは、「抱えきれない」ものは何だったか。
昨年は、キャパオーバーしたものを、放り投げるには「最高」の年だったんですよ。
包容力のある「己」の人は。ちょっと苦手な分野かもしれませんね。
だから、「ネガティブ」に感じた場面が多かったはずです。
でも、放り出したら、きっと何とかなったのではないですか?
例えば、心配して見守ってくれる人の存在に気がついたり、助けてくれる仲間に出会ったり。
素敵なご縁が広がった運でもあったんです。
「両手」が空けることができた人は、きっと、素敵なご縁を掴んだことでしょうね。
2022年は、節分明けに「壬」が巡り始めます。
「壬」は「水」の「陽」
「己」にとっては、「陰」と「陽」が混じり合う為に、「陽」の影響を受け入れることになります。つまり、「水」を受け入れる。
大地に濁流が流れている景色です。
濁流の勢いが、あまりにも強すぎると、氾濫し、水浸しになってしまいます。
この氾濫した景色の事を、「己土濁壬」(きどだくじん)と言います。
土壌が崩壊してしまい、「流されるまま」に翻弄されてしまうのです。
ポイントは、「水」をコントロールすること。
「水」は「智慧」
人情に流されず、自分の頭で考えて、「できること」と「できないこと」を決めること。できない時には、キッパリと断ること。断るのが苦手だったら、「視界」に入れないこと。
昨年、「なんだか違う・・・・」と気がついたことは、濁流が遠くに流し去ってくれるから、決して後追いはしないこと。
昨年手に入れた、素敵なご縁に、恵の水が「潤い」を与えていきます。
そして、ご縁から、たくさんの「芽」が出ます。
だから、「芽」を育てて。
「結果」が出ないことは、後に回すか、人に委ねる。
2022年に巡る「壬」は、2月にも巡ります。
つまり、節分が明けた途端に「壬」がダブルでやってくるんです。
占いに来られる「己」さんは、きっとそのことを「肌感覚」で捉えておられすかのよう。「明確な目標」を語られます。「目標」が的確がどうか「確認」に来られます。
「目標」が適切であるかどうかではなく、「目標」を言葉にできるだけで十分。
「壬」は常に流れていくから、目指す方向だけ決める。流動的に柔軟に。
動き続けていれば、きっと、手応えを感じるはずです。