目覚めの準備を始めましょう:十二支の組み合わせて起こる「化学反応」について
四柱推命では、この世に生まれた瞬間の「景色」を「年柱」「月柱」「日柱」「時柱」の4つの柱で表します。
この4つの柱の「塊」を「命式」と言います。
「命式」は2階建構造です。
上の部分を「天干」、下の部分を「地支」と言います。
「天干」は「十干」を、「地支」は「十二支」が割り当てられています。
「十干」は、物事が行く様。これを10段階に分類しています。
「十二支」は、物事の雰囲気。形のないものではありますが、「四季」の移ろう様として当てはめて考えていきます。
運気の流れを読み解いていく場合、主に「天干」で考えていくのですが、もっと深く切り込んでいく場合には、「十二支」の組み合わせも読み解いていきます。
組み合わせによっては、激烈な化学反応を起こすと考えるものもあります。
この状況は、「魔がさす時」「気分がクルッと変わる時」「急に解放されたと感じる」など、説明は難しいけど、「確かに何か」に動かされている気がする・・、といった感じになりやすいです。
2022年、節分が明けると、「寅」がやってます。
「丑」から「寅」へと移ります。
「十二支」の季節では、「丑」は「冬」。「寅」は「春」。
「冬」は「水」の五行を宿していて、「春」は「木」の五行が宿っています。
来年から、「寅」→「卯」→「辰」の「春」のグループが巡ります。
少しずつ、冷たさが緩んでいき、暖かく動いていける巡りとなるのです。
季節が変わる時、行きつ戻りつしながら、新しい季節に馴染んでいきます。
しかし、「命式」によっては、「いきなり春」がやってくる場合があるんです。
それどころか、「春」を通り越して、「急に夏」になる場合もあります。
この場合は、節分明けから急激に変わる「準備」をしていると、「急展開」の扉を自分で開ける事ができますね。
まずは、「いきなり春」のタイプは
「命式」の「地支」に「卯・辰」を持っている場合。
この場合は、「寅」がやってくることで、「寅・卯・辰」の「春グループ」が勢揃いすることになります。
この勢揃いの状況を「東方合」と言い、「木」が強められます。
また、3つ勢揃いしなくても、「卯」だけ持っているタイプと、「辰」だけ持っているタイプでも、「東方合」ほど強くはないですが、「木」が強められると考えます。
これを、「東半方合」と言います。
特に、「卯」のタイプは、「東方合」に匹敵するくらい強くなると考えられています。
「春」は芽吹き、成長していく季節です。
なので、このタイプの人は、節分が明けると、いきなり新しいことに挑戦したくなったり、新しいご縁に出会うチャンスに恵まれる可能性が高くなります。
気持ちもウキウキしてくるかもしれませんね。
なので、今の内に、「心の準備」をしておきましょうね。
次は、「いきなり夏」タイプです。
二つのタイプがあります。
まず最初に、命式に「午・戌」を持っている場合。
「寅・午・戌」が集まると、「午」を中心とした「三角形」ができます。
そこで、中心となる「午」が強められて「火」の勢いが増すと考えます。
「火」は「夏」です。
なので、「いきなり夏」になります。
これを、「三合火局」と言います。
「寅・午」だけでも、「火」が強められると考えますが、「三合火局」ほどにはなりません。また、「命式」の他の十二支からの影響もあるために、必ず「火」が強くなるとは限りません。
それから、もう一つのタイプは、命式に「巳・戌」を持っている場合。
ただし、「いきなり夏」になるには、以下の条件のどちらかを満たしていなくてはいけません。
・月干支が「巳」であること
・天干に「丙」または「丁」があること
月干支が「巳」になる人とは、5月5または6日から〜6月4または5日までに生まれた人です。正確な区切りの日は、その年によって違います。
この組み合わせは、「巳」を中心とした「三角形」ができます。
「午」ほど、綺麗な「三角形」にはなりません。なので、「午」の場合よりは、若干夏感が弱いです。
これを、「疑似三合火局」と言います。
このタイプの人は、節分が明けると、突然、情熱が燃え上がります。
エネルギッシュになります。
なので、今の内に、「準備体操」をして、いつでも走り出せるようにしておきましょうね。
これらのタイプでないとしても、「期間限定」で「いきなりグループ」に仲間入りする場合があります。
それは、「大運」の十二支に「卯」または「午」が巡っている場合です。
「大運」は個人の運気の「6割」を占めるほど、大きな影響を与えると考えられています。「大運」の巡りは「10年」ごとに巡っています。
このことから考えても、「期間限定」も、しっかりとおさえておきたいですね。
「いきなりグループ」に入っていないからといって、残念に思わないでくださいね。
「冬の3年間」から「春の3年間」に皆んな同じです。
「木・春」は「陽」
そろそろ冬眠がら目覚めて、気が動き始めます。