根拠のある「嫌なこと」を宣言することの大切さ:「軸」ではなくて「核(コア)」:これから求められ大切にしたい「思い」
5年間、ピラティスのグループレッスンを受けていました。
ピラティスとは、「西洋のヨガ」とも呼ばれていて、体幹やインナーマッスルを鍛えてバランスのとれた体にすることを目的としたエクソサイズです。
ピラティスの歴史は古く、1920年、ドイツ人従軍看護師ジョセフ・ヒューベルトゥス・ピラティス氏が、負傷した兵士のリハビリのために考案したのが始まりだと言われています。
激しく動き回るのではなく、ゆっくりと、呼吸を意識しながら、自分のペースで行う行程が、マイペースで頑張りたい私にはぴったりで、毎週通っていました。
仕事が忙しくなり、レッスンに通えなくなってしまった昨年からは、「個人レッスン」に変更してもらい、月1回、マンツーマンで「鍛えて」もらうようになりました。
マンツーマンの良いところは、「今月の私」のための「オーダーメイド」のレッスン。
まずは、頼もしいマイティーチャー長野由美子先生の、「今月の調子はどう?」という質問から始まります。
それから、私の状態を診て、「伸ばす」のか「鍛えるのか」などなど、プログラムを組んで1時間の指導していただくのです。
ピラティスあり、ストレッチあり、ちょっと筋トレもあり。
1時間が終わる頃には、縮こまって硬くなっていた私の「筋肉」たちが、一斉に背伸びをして、体がしなやかになり、気落ちもすっきとするのです。
そして、家でも出来るストレッチを習って、次のレッスンまで「課題」をこなします。
ピラティスに通っていた頃の先生の口癖は、「体幹が大事」とか「軸を意識して」など。
体の中心に、ブレない軸がシャキッと通るイメージの体づくり、まるで一本の「串」が刺さっている感じ、そんな体が目標でした。
それが最近は、「核(コア)」に「進化」してきたのです。
おへその下あたりを意識して、そこを中心に、しなやかな筋肉が四方八方に伸びたり縮んだり。そんな体を目標に、日々トレーニングに励んでいます。(時々、サボって何もしない日もありますが・・・)
エクソサイズ業界も、「進化」して、より良く、より効果的に、と、どんどんトレーニングが「成長」しているそうです。
全てのものは、「進化のサイクル」の中、存在しています。
それは螺旋状に上に上に登っている感じだと思います。
「気」のサイクルは、木→火→土→金→水→木→・・・・
これが永遠に続きます。
木は母として、火の子供を育てます
火は母となり、土の子供を育てます
土は母となり、金の子供を育てます
金は母となり、水の子供を育てます
そして、母となった水は、木の子供を育てるのです。
だから、「現状維持」はありえないし、物事はより「高度に」「複雑に」「難解に」、進化していくのです。
進化の過程の「景色」は
まず小さな「点」から始まります。そして「点」が広がって「面」になります。そして「面」が広がり「立体」となって、やがて「立体」は四方八方に拡散していき、やがて「溶けて」いき、「全て」との「境」がなくなって、そして、消えてなくなってしまいます。
何もなくなった中に、また、小さな小さな「点」が生まれて、そしてまた「点」が進化を遂げていく。
そんなイメージだと思います。
「面」の時、体の軸を安定して立てるための「土台」がありました。
でも、「立体」になってくると、「土台」その物がないために、根を張ることができません。
「立体」の中で、安定するには、どこにも所属しなくて、でも、しっかりとした「点」、つまり核(コア)が必要です。
物事は、どんどん進化して、複雑になり曖昧になっていくと、ゴールまでの見えなくなっていき、果たして何が良いのか「正解」さえも溶けていってしまうような気がしています。
そんな中での「軸」は、「軸」それ自体さえも不安定となり、どこに立っているのが良いのかわからなくなってしまいます。
だからこそ、「核(コア)」
たとえ土台がなくても、ふわふわ流れて、一番良い場所を見つけて「よいしょ」と腰を下ろしてみる。そして、居心地が悪くなってきたら、また、居場所を移動して、その時に「最高」の場所に行ってみる。
筋は通っていないと言われるかもしれないけど、「私はこれが大切です」と宣言し、大切なものをしっかりと守れる「場所」に腰を下ろす。大切なものさえブレなければ、「外野」が何を言おうとも、「核(コア)」はいつも喜びます。
体の「核(コア)」がしっかりしていたら、今日の足の筋肉が縮こまってしまっていても伸ばせば何とかなるし、背中が丸まってしまったら、思いっきり背伸びと深呼吸をしてみると、全体のバランスが取れて、元気で過ごせるのかなと思っています。
お買い物に行って、思わず「すごい!!!!」と笑ってしまった。
世の中「キャッシュレス」とみんなが言っている中で
世の中「ポイント集めよう」とみんなが言っている中で
(キャッシュレスは)そもそもわずらわしい。
ポイントカードという考えはありません。
しっかり言い切る「思い」はすごい!
それは、「価格で還元したい」から。
しっかりと「核(コア)」を前面に押し出してもらえると、「じゃあ、価格でしっかりお得をいただきます」と、とってもわかりやすいです。
実はこの宣言がなくても、いつも「お得」をいただいているので、足しげく通ってはいましたが、改めて、今後もお買い物したいなと思いました。
自分の「軸」って、意外に見つけるのは難しいです。
ましてや「核」となると、もっと難しく感じます。
難しいと感じる時には、視点を「逆」から見てみると、あぶり出されるように「答え」が出てきます。
許せないこと、嫌なこと、やりたくないこと
それは何かを考えてみる。
そして、それは何故かを意識してみる。
「根拠のない」許せないことは、クレームですが
「根拠がある」許せないことは、意見です。
自分の意見は、「核(コア)」の「思い」です。
森羅万象の「気」の中で、成長の気を宿しているのは「木」の気です。
「木」の気の「思い」は「怒り」
物事が成長するスイッチを、「怒り」がパチンと押してくれます。
「怒り」は「火」の気(情熱)を育て、そして、進化のサイクルが動き始めるのです。
ただし、「怒り」が強すぎると、「火」が燃えすぎて「炎上」するので、伸びすぎた「木」を切るために、「金」の気(優先順位・冷静な判断)を使って、上手にコントロールしていきましょうね。