明日から季節が「冬」に変わります:「立冬」:暦を意識して行動してみると「季節の気」が応援してくれます。
2019年11月8日は「立冬」
明日から、暦では「冬」になります。
一年を24に分けた「二十四節気」の19番目に当たる季節を「立冬」と言い、「冬の兆しを感じる日」として、暦上では明日から「冬」の区分に切り替わるのです。
また、次の二十四節気である「小雪(しょうせつ)」の、前日である11月21日までの期間を「立冬の期間」といわれています。
暦は中国で誕生しました。
なので日本の季節と若干の「ずれ」が生じてしまいます。
日本では、体感的には「秋」の気候ではありますが、そろそろ「冬」を感じて準備をするのは「先取り」でもあるので、しっかりと待ち構えて「冬」の気候を受け取ることができます。
いわゆる「運がいい人」は、少しだけ先を意識して行動する人ということからも、暦を意識して行動することは、「運がいい人」なるサポートをしてくれることでもあるんじゃないかなと思っています。
古代中国思想では、巡る季節について
春は生じる
夏は長じる
秋は収める
冬は蔵める
このように説いています。
春は、命の芽が芽吹き、様々なものが伸び始めます。とにかく伸びる。出発する。など。外に向かって動き始めるのです。
夏は、伸びた芽がどんどん大きくなっていきます。とにかく伸びる。発展して強くなり、活発に広がります。
秋は、大きくなりすぎたもの、過剰になりすぎたものが不具合を生じ始めます。なので、要らないものは捨て、必要なものを選別します。
そして、冬は、大切なものだけを、ひっそりと隠したり、守ったりするのです。内向きに動きます。
「気」は、どんな感じになるのかいうと
寒いと「気」は収縮し
熱いと「気」は外に洩れます。
なので、「冬の気」は
大切なものをギュッと握り締め、大切なものと向き合って、大切なものが、次に来る春にいったいどんな素敵な「芽」を出すんだろうと、楽しみにしながら、自分の中でゆっくりと、じっくりと温める。
決して華やかではないけど、大事な時期です。
卵を温める「母鳥」みたいな感じです。
情報のネットワークが、まるで蜘蛛の巣のように広がっている今、一度漏れ出した「情報」は、際限なく駆け巡り、どんどん勝手に「成長」していきます。
準備がしっかりできていなかったり、覚悟ができていなかったり、そんな状態だったとしても、漏れ出した「情報」は、留めることはできません。そして外に出た「情報」は「憶測」と一緒になっていき、「憶測」が「憶測」を引き寄せて、どんどん大きくなっていきます。
明日から「冬」
これから大きくしていきたい「秘密」を、ひっそりと隠して、「水面下で準備」することに意識を向けてみる。
「冬の気」が、強い味方になってくれて、節分が開ける頃、来年の「課題」が「準備万端!さあ、行こうよ!」と元気な産声を上げて、そして、春には、生き生きとした「芽」が芽吹くはずです。
ちなみに、「三首(首・手首・足首)」が冷えると老けるんです!
それは栄養を全身に運んでくれる「血」の巡りが、冷えると悪くなってしまうからです。
明日からは、そろそろストールやマフラー、アームバンドや手袋、ブーツやレッグウォーマーの出番です。
温かアイテムを活用して、「冬のお洒落」を楽しみたいですね。
「冬」は
・水面下で
・温める
この二つがポイントです。