旬を楽しむと「運」が喜ぶ:冬養生・五行「水」を整える
お店の前の柚子の木には、たくさんの実が毎年実るんですよ。
美味しい柚子ジャムを作ることにしました。
せっかくなので、たくさん作ろう、
という事になり。。。。
純子さんと一緒にどんどん収穫を。
収穫した柚子を
洗って
果汁を絞って
ワタを取り除いて
皮を千切りにして
皮を3回、熱湯で湯掻いて
それをお水に10分浸けて
お水を切って
大きいお鍋に、果汁と柚子の皮とお砂糖を投入。
大量の柚子との格闘に、純子さんも私も柚子まみれ。
くつくつ煮込む。
爽やかな柚子の香りに癒される。
少し取り分けて、スパイス入りも作ってみました。
入れたスパイスは
・クローブ
・カルダモン
・シナモン
・スターアニス
・マサラチャイ用ブレンドスパイス
くつくつ煮込む。
チャイみたいな香りが広がる。
煮込んだ後のスパイスは取り出します。
そのままでは、スパイスの色が出てジャムが黒っぽくなってしまうからです。
完成です。
後ろに並んでいるのは、先日作った酵素ジュース。
お店で作ると、いつも大量になってしまうんです。
お客様が「美味しいね」と喜んでもらえるのを妄想しながらだと、大量になってしまう。
旬の食材には、その季節に必要な「気」がギュッと詰まっています。
旬を食べて、体調も運気も両方とも、整えていきたいですね。
柚子には二つの「顔」があるんです。
酸っぱい果汁は「涼性」で、身体にこもった熱を冷ましてくれると言われています。
ちょっと苦味のある皮は「温性」で、冷えた身体をほっこり温めてくれると言われています。
一つの実に、陰と陽が同居していることで、両方をいただくと、陰と陽のバランスを美味しく整えることができますね。
また、果汁には、上昇しすぎる「気」を下に降ろしてくれる効果(降気)があると言われています。
現代人は、とにかく忙しく、いつも頭をめいいっぱい使っています。なので、「気」が頭に向かっていき、身体の上部に「気」が充満しやすい。頭もパンパンになりやすい。
果汁は、それをスッキリ整えて頭を軽くしてくれます。
一方皮には、「気」を巡りの勢いを増してくれる効果(理気)があると言われています。
冬は、とても冷たくて重たい「水」の気が溢れています。
重たく沈んだ「気」は、滞りやすいんです。
「気」が沈むと、身体が重だるく感じるし、心も同じく重だるくなってしまう。
重だるいと「ネガティブ」なことを、何度も繰り返し、考え込んでしまいます。
「ネガティブ」の沼に足をとられてしまった感じです。
皮は、それをスッキリ流して軽やかにしてくれます。
酸味は「木」気。
溢れる冷たい「水」を吸い取ってくれるんですね。
全てのものは「気」で構成されていると、東洋思想では考えます。
つまり、「わたし」も「あなた」も同じ「気」
偏り方の違いが、個性として現れている。
なので、旬の食材を楽しむことで、自分自身の旬の「気」も強めていることにもなりますね。