新月の日「わたし」と「わたし」が一つになれる:魚座・新月:海王星:タロットカード「愚者」
2月24日 午前0時33分
「太陽」と「月」が一つになります。
「新月」です。
「月」は「太陽」に呑みこまれ
まるで「太陽」のような「月」となります。
「太陽」は行動の星
外の世界で、目標を決めて、それに向かって行きたいと願います。
「月」は感情の星
自分の内なる世界で、「わたし」と向き合い、「わたし」になりたいと願います。
天体の影響を読み解く時には、公転周期が遅い天体が、速い天体に対して影響を与えます。
なので、
明日は、「わたし」が外に向かって「わたしです!」と宣言できる日。
新月の日は、「願い事をすると良い」と言われるのは、こんな理由からです。
『新月の図』:「太陽かと思ったら月でした」の図
大きい子が「太陽」
小さい子が「月」
明日の新月は、ちょっと特別な日です。
占星術では、春分の日が一年の切り替わりです。つまり春分の日が「元旦」です。
明日の新月は、春分前の最後の「新月」
3月10日の最後の「満月」に向けて、今年最後の「締め」に向かいます。
明日は「魚座」の部屋で、新月となります。
「魚座」は、12星座の最後の「部屋」
「死と再生」を担当しています。
「魚座」は境界線がありません。
水に溶けてふわっとなくなっていく、後には「雰囲気」が残る
それは、東洋の「成長の気」のサイクルの最後が、「水・陰」で、霧となって散らばっていくのと同じイメージです。
物事が、最後を迎えたとき
そこには「形」はなく、何も残らず、溶けていく
西洋思想も東洋思想も
終わりの世界は「同じ」なのです。
そして、今、「魚座の部屋」は、最も「魚座」らしい。
それは、「魚座」の守護星である「海王星」が本拠地である「魚座」の部屋にいます。
「海王星」は、夢の星
曖昧で、ファンタジーの世界を見せてくれる。
なので、境界線や時さえも、軽々と超えていく。
そして、その隣では、コミュニケーションの星「水星」がギクシャクしていて、縺れてしまった「糸」を解こうとしてくれます。
明日、月は、そんな「魚座の部屋」で、本音と向き合い、決意をします。
「わたし」が終わり「わたし」が生まれる
それは、「新しいわたし」というよりは「蘇るわたし」
『タロットカード・大アルカナ・愚者』
愚者のカードにつけられた番号は「0」
「0」は始まりでもあり終わりでもあります。
カードの向かって左側は、「受容の世界」を表しています。
愚者は、胸をいっぱいに開いて、全てを「受容」しています。
「自由・起源・本質・旅立ち」などと解釈をされますが、漠然としたメッセージは、具体的な解釈が難しく、別名「ジョーカー」とも呼ばれます。
それは、「全てをひっくり返してしまう」ほどの、大きなエネルギーを秘めているから。
「全てを受け入れた」とき、全ての「境界線」を超えていくほどの、狂気ともとれる、大いなるエネルギーを獲得する。
「愚者」のカードは、そう教えてくれます。
「形」に拘らない、失うものは何もない
何かを大きく変える時は、そんな気持ちになっているのでしょう。
今年最後の新月は、きっと「愚者」のカードの「景色」の様
「本当の解放」を手に入れる願い事ができるかもしれませんね。
星に願いを