変化の先にあるもの:私が思う「成功者」の思考パターン
時代の流れは本当に速いと感じます。
これからも、どんどん速くなっていくのだと思います。
人は成長するために、日々努力し、成長に喜びを感じます。
同じ状況が続くと飽きてしまうため、良くも悪くも、刺激を求めて、日々成長しています。
成長するスピードも、ゆっくりだと飽きてしまうから
もっと速く
もっと遠くに
もっと大きく
10年先どころか、来年の今頃、いったいどんな進歩が待っているのか、想像することすらできません。
暦は、過去も今も未来も、ずっと、連続して60個の干支と十二支が、規則的に、淡々と進んでいます。
暦を読んでいると、ふと不思議に思うのです。
暦は、速くなったり遅くなったりしないのに、どうしてこんなに時代の変化が速いのか。時代の変化が激しいのか。
暦は「見えない景色」です。
見えない景色の中を紐解くと、もしかしたら、変化が激しくなっていく様を解き明かすこともできるかもしれません。
でも、残念ながら、私には読み解くことができないでいます。
進化していく
複雑になっていく
難しくなっていく
求められるものが難しくなるほど、これから先いったいどこまで求められ続けるのか
これからが、少し重たくなっていく予感が、ふと湧いてきます。
「全てこと」は陰陽のバランスの中、成り立っています。
進化の反対は退化
複雑の反対は単純
難しいの反対は簡単
進化して、より複雑になり、より難しくなることを求められると
陰陽のバランスを保つため
退化して、より単純になり、より簡単になる事を、人は欲するのかもしれません。
たくさんのモノを持ちすぎて、荷物が重いと感じたら、荷物はもう要らないと思うのかもしれません。
たくさんの枠に、もうこれ以上がんじがらめになりたくないから、もうこれ以上「みんなの」荷物を持ちたくないから、
時代は、「個」の流れに方向転換をしたのかもしれません。
シンプルとは、極限までいらないものを削ぎ落とした状態です。
シンプルは、退化であり単純であり簡単です。
たくさんのモノを持っていると、変化を迫られた時に、たくさんのモノを変化させないといけません。
たくさんのモノを変化させるには、時間もお金もエネルギーも、持っているモノが多いほど、必要になってきます。
一生懸命変化している間にも、変化が加速していきます。
やっと変わったと思って周囲を見渡すと、もう次の変化が来ています。
変われども変われども、追いついていけない。
変わり続ける先に必要とされるのは
限りなくシンプルなもの。
「好き」だけあれば良い。
変化を強いられれば強いられるほど
人は「シンプル」を欲するのだと思います。
「成功者」の思考はとてもシンプルです。
楽しいから
やりたいから
面白いから
ただそれだけの気持ちが、「成功者」を突き動かします。
進化するために、あれこれ御託を並べる必要はありません。
「ただやりたいから」
「シンプルな思い」と「限りない進化」とが、バランスよく存在するからこそ、素晴らしい「景色」が成り立つのだと思います。