今日から「10日間」はワンランクアップを目指しましょう:十方暮:相剋とは
本日8月4日は「甲申」です。
「甲」は「木」
「申」は「金」
「木」は「金」に切られてしまう事から、この関係を「相剋」と言います。
「木」は、思い通りに枝葉を伸ばせずに、常に「金」の脅威に晒されているために、「木」にとっては「試練」とも言える関係です。
そして、この「試練」は、今後8月13日まで続きます。
つまり、「相剋」の関係にある五行の組み合わせの日が、13日まで続くのです。
8月4日「甲申」・・・「木」と「金」(木が金に切られる)
8月5日「乙酉」・・・「木」と「金」(木が金に切られる)
8月6日「丙戌」・・・「火」と「土」(※相剋ではないです)
8月7日「丁亥」・・・「火」と「水」(火は水に消される)
8月8日「戊子」・・・「土」と「水」(水は土に堰き止められる)
8月9日「己丑」・・・「土」と「土」(※相剋ではないです)
8月10日「庚寅」・・「金」と「木」(木が金に切られる)
8月11日「辛卯」・・「金」と「木」(木が金に切られる)
8月12日「壬辰」・・「水」と「土」(水が土に堰き止められる)
8月13日「癸巳」・・「水」と「火」(火は水に消される)
この10日間を、「十方暮」と言われています。
10日の間で「相剋」ではない日もありますが、なぜか例外は認められてはいません。江戸時代の頃は、この期間は、「何をやっても上手くいかない」と忌み嫌われていて、「凶日」として扱われていました。
ただ、今はそこまでは気にしないし、私自身も「凶」だとは言い切れないと思っています。
そもそも「相剋」は「凶」として捉えないので。
〇〇だから「凶」だと言い切れるほど、暦が織りなす景色はそんなに単純ではありません。
古典の解釈では、「吉」「凶」をはっきりと分けて考えていきます。
「吉」とは、右肩上がりであり、持続していき、発展進化していき、これからも永遠に「存在」する、「存在」できること。これが求められる条件でした。
「凶」とは、その反対で、上がろうとするのを抑えられたり、大きく流れる方向が変わったり、「終わり」が来たりする場合です。
ただ、最近では、「永遠に変わらない」から「不具合」が起こっていることもあり、変化に素早く対応できる人の方が、変わりゆく中でも「存在」できる確率が高くなるために、「吉」の捉え方も変化に素早く対応しなくては、「不具合」が出てき始めたのです。
具体的に考えてみると
「木」は「金」に切られるから、伸び過ぎて絡まった枝葉を整えることができます。そうすることで、風が通り、光が入り、必要な枝葉が伸びやすい環境となります。
「火」は「水」に消されるから、大切なものにまで火が延焼してしまうのを防ぐことができます。また、事前に水をまいて湿らせておくことで、火が広がるのを防いでくれます。火をコントロールして扱うには水が必要です。
「水」は「土」に堰き止められるから、川が増水した時には、土嚢が被害が出ないように水の流れを食い止めてくれます。土の「壁」を作ることで、水流をコントロールできます。
ここで、四柱推命の知識がある方は「あれ?抜けてない?」と気が付かれると思います。
そうなんです。
相剋関係は、この3つだけでありません。全部で5つあります。
後の二つは
「金」と「火」の関係
「土」と「木」の関係
「金」は「火」に溶かされてしまいます。でも、切れ味の良い刃物を作るとき、熱い火で金を熱してから、叩いていきます。生温かい火ではだめです。熱々でなければ、切れ味の良い刃物はできません。
「土」は「木」に養分を吸い取られ、根を伸ばされて、弱くなってしまいます。でも、ある程度の木の根があると、水を蓄える力が増えます。だから、少しくらいの雨に降られても崩れることはありません。
「相剋」の力は、物事を整えたり、強くしていくために、とても重要な「きっかけ」を与えてくれます。
それを考えると、この10日間は、「焦らずコツコツ」行動すると、ワンラクアップした自分になれると思いませんか!?
生まれた日の暦が、相剋関係にある人も、「焦らずコツコツ」すると良いかもしれないですね。
十干の五行が、十二支の五行を剋する場合は、試練を乗り越えて頑張る人です。なので、ちょっと自分にも厳しいけど人にも厳しくなりがち。。。。
だから、時々立ち止まって、相手の気持ちを想像してみると上手くいきます。
十二支の五行が十干の五行を剋する場合は、感受性が豊かで受け入れ体制の振り幅が広すぎる傾向があります。あまりにも一人でなんでもやろうと頑張ります。
だから、時々立ち止まって、ドローンから見るように、「高い」場所から自分の状況を確認してみると、抱え込み過ぎて目詰まりしている自分の姿が見えると思います。
8月7日から、「丙」月が始まります。
明るい方へと、視野を広げていきましょうね。