キュッとしめてシャキッと伸びをする:「酸味」「木」の気:旬の味には「今」と「少し先の今」に必要な「気」が宿っています
ちょっと外に出ただけでも暑い・・・・
汗がどんどん流れて出て来る。
朝、サロンに着いたら、一階のやなぎだ化粧品店オーナーの純子さんが
「すごく良いもの見つけた!」
と、ハーブやお花たちの朝の水やりを終えて、汗を流しながらにこにこ笑顔。
教えてもらった場所を見てみると、枯れてしまったとばかり思っていた「モリンガ」の苗が復活していた。
「モリンガ」は、北インド原産のワサビ科の植物で、「奇跡の木」と言われるほど、葉には栄養素が含まれているそうで、お茶やサプリメントとして、利用されています。
とても生命力が強いと言われているだけあって、「もう無理だろうね・・・」と思うほど枯れ果てていたのに
見事に復活して、小さい芽をたくさん出していました。
週末に、「アクトビレッジおの」からやってきた、「レモングラス」も、のびのびと葉っぱを繁らせています。
水やりをした後の、「ハーブ園」は、いろんなハーブの香が立っていて、とても清々しい香が広がっています。
こちらには、ちょっと気が早い、せっかちな「コスモス」
待ちきれなくて、もうすでに蕾になっている。
植物を育てると、「季節」の移り変わりも感じるし、なんといっても「成長」の気をたくさんもらうことができます。
だから、出た芽を見つけたり、どんどん大きくなっていく過程を見守っていると、元気をもらえますね。
それから、「収穫」の楽しみも。
駐車場の端っこにある、杏の木にたわわに実った「杏」が「旬」を迎えたそうで
杏たちは、甘酸っぱい「ジャム」と、フルーティーな香が楽しめる「シロップ」に「昇格」しました。
見た目も可愛くて元気が出る「オレンジ」色。
生の杏は、あまり香りがなかったけど、「ジャム」と「シロップ」は、口に含むと、甘酸っぱい杏の香が鼻を抜けていきます。
ちょっとだけ桃に似ていますが、桃よりも酸味が強いです。
「旬」の食材には、その季節にとって必要な「効能」が含まれています。
その季節にとって必要なのは、「今、必要」という「効能」だけではなくて、「これから必要」というものも。
身体は、急には変化しなくて、徐々に、少しづつ変わっていきます。
体質改善なども、最低三ヶ月はじっくりと取り組まないと、変わったことが実感できません。
これから、どんどん暑くなる「夏」がやってきます。
「夏」はなんといっても、「汗」が出ていく。
東洋思想では、人は「気・血・水」の3つが、上手く巡ることで、全身にエネルギーを滞りなく運び、また、排出していると考えています。
それは独立して巡るのではなくて、一緒に巡っています。
暑くなって、汗(水)がたくさん体外に出てしまうと、汗(水)と一緒に、大切な「気」まで、流れ出てしまうとされているのです。
夏バテは、大量に汗とともに、「気」が出てしまい、失われていくために、やる気、元気も失われていってしまうんです。
だから、汗が必要以上に出てしまうのを、なんとか制御しなくては行けません。
そこで、登場するのが「酸味」。
「酸味」は、ギュッと引き締めてくれる味。
なので、酸っぱい味は、夏バテ予防には、ぴったりなんですよ。
暑くなる前に、自然は、「酸味」を準備してくれます。
「杏」の酸味を味わうと、夏の準備ができます。
運気の流れに上手に乗るコツは
「今」を感じること。
運が良い人は、運気の流れが来る前に、「予想」して準備ができている人。だから、その瞬間の流れを瞬時に乗ることができます。
三ヶ月先を予想して、「内側」の準備を整える。
今の時期、「酸味」を少し意識をすると、夏に向かってしっかりと「内側」の準備をしていることになりますよ。
ただし、くれぐれも「ほどほど」に。
空腹時には、あまり「酸味」が強いものをいきなり摂取すると、胃が驚いてしまうので、お腹に何かを入れてから、「酸味」をとるのが良いですね。
「酸味」は成長の「木」の気を宿しています。
キュッとしめて、シャキッと伸びる。
ウキウキワクワク「妄想」をしながら、酸っぱい味を楽しんでくださいね。