まるで矢を射るように「感謝」の気持ちを真っ直ぐに伝えましょう:「水星」「火星」:天体の逆行が織りなす「景色」
占星術は、地球を中心として、天体たちがどのように空に位置しているのかを調べ、その天体のシンボルに当てはめて、「景色」を紐解いていきます。
その中で、公転速度が速い天体ほど、「地球・人」に影響を与えると解釈をします。
最も速度が速いのは、「月」
「月」は「感情」のシンボルです。
「月」の満ち欠けは、そのまま「人」の「感情」の満ち欠けでもあるのです。
その次に、公転速度が速い天体は、「水星」です。
「水星」のシンボルは、「コミュニケーション」です。
自分と相手との間の「架け橋」となって、「水星」が言葉や、情報をつないでいきます。
自分の考えや、感じた事を、身近な周囲に直接伝える。
その様子が、「水星」の動きと他の天体との交わる角度から、解釈をされます。
明日10月14日から11月4日まで、そのコミュニケーションの天体である「水星」が、逆行をします。
逆行とは、実際に逆回転するのではありません。
「まるで逆向きに動いているように」見える時期です。
逆行の時期は、ブレーキとアクセルを同時に踏み込んだイメージです。つまり、ギクシャクして摩擦が生じる、だから、そのシンボルをじっくりと体感できる。
トラブルが起きやすかったり、進んでいたものがダメになったり・・・・そんな解釈もされることがありますが、必ず起こるのではなくて、あくまでもイメージとして捉えてくださいね。
つまり、明日からは、コミュニケーションの行き違いに気をつけて、いつもよりも少し丁寧に「伝える」ことを心がけると良い時期なのです。
今年の水星は、3回逆行をします。今回は、その最後の3回目の逆行です。
1回目は、2月17日から3月10日まで。
魚座の部屋で、アクセルとブレーキを一緒に踏み込みました。
2回目は、6月18日から7月12日まで。
蟹座の部屋で。
そして、今回の3回目は、10 月14日から11月4日まで。
蠍座の部屋で。
魚座も蟹座も蠍座も、全て「水」のシンボルです。「水」は「感情」。
様々な行き違いから、本当に繋がりたい人との「絆」を確認する。
今年の水星は、そんな景色を作ります。
蠍座のイメージは、深い湖。
もしかしたら、その湖には、そこでしか生息できない「生き物」が潜んでいるかもしれません。水は流れずに、湖に溜まっています。外からの水が流れ込むのを、拒絶しているかもしれません。
ひっそりと。その湖の底に隠している秘密を、誰にも知られないように守ります。そして、枯れることのない湖は、いつも変わらずにそこに存在しています。
蠍座の「水星」とは、湖の中だけで伝わる「秘密」を、分かち合う「二人」。
逆行の時期は、「二人」の間にある「絆」を、改めて感じる。
そんな感じのイメージです。
今回は、行動のシンボルである「火星」も逆行をしています。
なので、「言葉」と「行動」の両方とも、ギクシャクしてしまいます。
両者の間の「バランス」を、どのように取っていけば良いのかを、改めて考え直してみる時期。そんな逆行シーズンが始まります。
改めて「感謝」を伝える時期ともいえるかもしれませんね。
「感謝」とは、特定の人に対して、その人との間で起こった具体的な出来事について感じる感情です。
なので、しっかりと、その人に向かって、その人だけに。
気持ちを込めて伝えたい。
「言葉」や「行動」を
まるで矢を射るかのように。まっすぐに放ちましょう。