なぜ「空亡」は悪いと言われているのか:「子丑空亡」さん、もうすぐ「空亡」が終わりますね!お疲れ様でした。
運気は「2年」がワンセットです。
2020年から巡っていた「金」が、来年2022年には「水」に移ります。
個人的にも風当たりが変わります。
なので、そろそろ「一歩前進」「次へ」と、すでに気持ちが動き始めている方もおられるでしょうね。
「2年」毎に切り替わっていくのは、五行だけではありません。
「殺界」も切り替わります。
「殺界」は、なんとも怖い文字で表されるので、イメージが悪いですね。
また、実際に、「殺界だからツイていないことばかり・・・」と思っている方も。
「殺界」とは、別名「空亡」とも言われています。
「空」が「亡くなる」とは、
天の味方がなくなってしまう・・・・・
こんなふうにも考えられているのです。
ただし、悪いのかというと
そうかもしれないし、そうでもないかもしれない。
結局どっち?って言いたくなりますね。
まずは、「空亡」とはどういうことなのかを説明しますね。
暦は、10個の「十干」と、12個の「十二支」が組み合わさって構成されています。
「十干」は
甲→乙→丙→丁→戊→己→庚→辛→壬→癸→・・・・・
「十二支」は
子→丑→寅→卯→辰→巳→午→未→申→酉→戌→亥→・・・・
それぞれ、この順番で進みます。
それを一つずつ、順番に合わせていくと
「甲・子」「乙・丑」「丙・寅」「丁・卯」「戊・辰」「己・巳」「庚・午」「辛・未」「壬・申」「癸・酉」
ここまでくると、「十干」は駒がなくなります。
なので、「十二支」は二つ余ってしまいます。
「戌」「亥」の二つ余りがでます。
そうすると、次からは
「甲・戌」「乙・亥」「丙・子」・・・・・「癸・未」
またまた、「十二支」が余ります。
「申」「酉」が余ります。
このように、「10個」のグループは、二つの「十二支」を持たない仲間となります。
「十二支」は、見えない気を表すと考えます。
例えば、「時」「方角」「季節」など。
持っていない「十二支」については、「空」となります。
では、持っていないと、なぜ「悪い」と言われてしまうのでしょうか。
それは、不足部分があると、「中庸」ではいられないからです。
全てはバランスを取ろうとしています。
満たして安定しようと動きます。
欠けている「十二支」は、「空」なので、そこは歪になっていることになります。
不自然に欠けていると、それを補おうとして不安定となってしまいます。
反対側の「十二支」は、頑張るのです。なので、力が強くなります。
よって、反対側の世界に引き寄せられていくと考えます。
例えるならば、「空亡」はブラックホール。
ブラックホールに飲み込まれてしまわないように、宇宙船は、エンジ全開で抵抗します。最大限の出力で、飲み込まれずに飛行しようと頑張ります。
また、運動会で綱引きをしていると、相手が強く引っ張ってくると、負けじとこちら側も力が入ります。全身全霊で、綱を握りしめて、チーム一丸となって、引っ張り返します。
「反対側の十二支」が頑張るとは、こんな感じです。
なので、同じ「空亡」である干支は、頑張りポイントが同じです。
なので「同一空亡」同士では、引きつけ合うために、「縁が深い」関係になりやすいと言えます。(友人・恋人・仕事での人間関係など)
また、「空亡」のタイプによって、特徴があります。
それが、個性となって、「強み」にも「弱み」にもなります。
占いで、皆さんが気にされる「殺界の年」とは、「日柱干支」が持っていない「十二支」が巡ってくる年回りの時期です。
2020年と2021年の2年間は「子」「丑」を持っていないグループが「空
亡」でした。
日柱干支が
「51甲寅」・「52乙卯」・「53丙辰」・「54丁巳」・「55戊午」
「56己未」・「57庚申」・「58辛酉」・「59壬戌」・「60癸亥」
これらの皆さんは、もうすぐ「空亡」が開けますね!
節分まで、もうすぐ。
お疲れ様でした!
「子丑」は「北方」の十二支です。
「北方」は、冷えて固まっていく雰囲気です。しっかりと固定しようとします。
物事をまとめ上げて、基盤を固め、頑丈にしていきます。
また、「目上の人」の象意でもあります。
反対側の「南方」は、熱く燃えていて、伸びやかに成長していく雰囲気です。
どんどんと、突き進む象意です。
「子」「丑」を持たないグループは、「北方」が欠けて「南方」に引っ張られています。
なので、このグループは、改革者です。
現状を打破し新しい道を作るバイタリティーにあふれています。
そのために敵を作ってしまいますが、敵と果敢に戦おうとします。
人の意見を聞くよりも、自分の身体で体感したい。
失敗しても、熱い情熱で、その失敗を成功へと導いていく。
そんな、とても強い人が多いです。
独立独歩で、初代運があり、新しい時代を作る人。
楽天的であり、目下からの応援を受ける。
それから、大器晩成型。
それが「日常」だったのに、「子」と「丑」が相次いで巡ってきて
調子が狂ってしまった・・・・
綱引きの相手が、突然綱を手放した。それで、思わず尻餅をついた。。。。
いつもと同じ力量では、ちょっと強過ぎてしまい、拍子抜けしてしまいます。
やってもやっても、達成感を感じないどころか、どこか虚しさを感じてしまったかもしれません。
やればやるほど、周囲の人たちに響いていなかったり、理解してもらえなかったかもしれません。
「強み」である「頑張り」が、「弱み」として現れやすい年回りでしたから。
でも、いつもは全部一人で抱えていた事を、頼りになる「先輩」が肩代わりしてくれたり、大変だと思っていたことが、ラッキーな巡り合わせで助けられてできたとか、そんな年回りでもありましたね。
いつもだったら、助けてもらうのに、ちょっと罪悪感を感じてしまっていたけど、なぜか素直におまかせできたかもしれません。
「いつもと違う」を体感できる。
これが「空亡」の「景色」です。
節分明けから、「日常」に戻ります。
また、ガツガツ情熱いっぱいの日々が戻ってきます。
今のうちに、しっかりと体を整えて備えておきましょうね!