なぜ「占い師」だったのか:流れるような対話は不要な「枝葉」を流し去ってくれる
『セラピストがセラピストであるために』長年に渡り、セラピストを対象とした「セラピストの学校」を運営されておられる谷口晋一先生にインタビューを受ける機会をいただきました。
かれこれ50名を越えるセラピストさん達から、様々なお話を聞き、それをまとめておられるそうです。
谷口先生が、全国で開催されている「オープンキャンパス」は、セラピスト「今の旬」の情報だけでなく、同業者同士がつながる場の提供をしてくださっています。
福岡で開催される時には、私も度々参加させていただき、いつも有意義な時間を過ごすことができていました。
残念ながら、昨年からは「オンライン」での開催となってしまい、直接皆様にお会いすることが叶わなくなってしまいました。
それでも、オンライの交流を通じて、たくさんの「新しい」を、発見できています。
どの職種にも言えることかとは思いますが、昨年からの「出来事」は、一方的に、そして、強制的に、問答無用に全てを変えてしまいました。
これからどうなっていくのか、先が見通せない不安の中で、それでも、日々仕事を続けていかなければいけなくなってしまいました。
今まで当然の様にできていた事は、できなくなってしまいました。
でも、その反対に、考えもしなかった事ができるようになりました。
そして、考えもしなかった「方法」に、少し慣れてきて、「これから」が気になり始めていたので、谷口先生をお話しできる機会をいただき、大変ありがたいなと思いました。
インタビューは、ズームで。
事前に3つの「質問」をメッセージしてもらい、それについて話をしていく流れです。
3つの質問は
1)今現在について
取り組んでいること、活動の形、スケジュールなどについて
2)具体的なことについて
取り組むきっかけとなった事は何か
取り組んでみての結果と、どう思っているのか
それを、もっと変えていきたいのか、維持していきたいのか
それを踏まえた上で、今後チャレンジしたい事は何か
3)自分自身について
スタンスやポリシーは何か
インフォメーション
メッセージをいただいて、「答え」をあらかじめ準備しておこうと考えれば考えるほど・・・・「自分の事がわからない!」
メモにつらつらと書き連ねながら、まとまりのないまま、迷いに迷って当日を迎えました。
でも、そこは、流石の谷口先生。
会話の中から、私の言葉を引き出していただき、スムーズに「思い」を吐き出すことができました。
ありがとうございました。
谷口先生と私のツーショット画像!
名古屋と山口で、うんと距離が離れているにも関わらず、まるで一つのデスクで向かい合っているかの様に、近くに感じました。
うっかりしていて、「女優ライト」を点けるのを忘れていました・・・・苦笑
なぜ「占い師」になったのか。
なぜ「占い師」だったのか。
これからも「占い師」でありたいのか。
とても深い、でも普段は考えてもみなかった話題に話が向かいました。
私がこの仕事をする様になったのは「たまたま」です。そして、こんなにも長く続けられるとは、当初は思ってもいませんでした。
目標を定めて進む場合、自分が意思決定をしながら、無理矢理にでも道を開拓していきます。
もちろん、それも大事だとは思います。
が、しかし、過酷です。
「占い師」を続けていると、様々な人の「選択の瞬間」に立ち会う機会がとても多いです。
その場合、きっと上手く行くはずと、ご本人よりも、私の方が確信する事があります。
それは、「タイミング」が合った時。
自分から勝ち取った、と言うよりも、たまたまその場にいて声がかかった、みたいに、「想定外」が急にやって来ます。
それを、たまたま思わず受け取った。
バスケットボールの試合中、パスがポンとやって来て、つい身体が動いてパスを受け取る。
突然、渡されたボールを掴めるかどうか。
それは、それまでの地道なトレーニング次第です。
想定外の方向から来たボールにも、身体がサッと受け取り体制に入れるかどうか。
そんな時には、頭では考えなくて、身体が動いています。
占い師になるためには、占いの勉強は必須です。学ぶのが、地道なトレーニングになります。
ある時突然、「占って」と言われます。
ドキドキしながらも占ったら、きっとその日が占い師デビューの日になるでしょう。
そして、また、「もう一度占って」と言われ続けたら、誰もが貴方を「占い師」さんと呼びます。
だから、再び声がかかるまで、トレーニングをします。
もしも、トレーニングが楽しいと感じているならば、きっと大丈夫。
タイミングが来るのを待ちましょう。
谷口晋一先生との会話を通して、改めて「占い師」について考える事ができました。
ありがとうございました。