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せっかくなので「良い日」を選びたい・・・で、自分にとって「良い日」とは何?:「天赦日」と「鬼宿」

「運が良くなりたい」

「縁起が良い時を知りたい」

 

これは、日本だけでなく、世界中で、昔から人々が求め、願い、それを「実現」するために、様々な「暦」を考え出しました。

 

 

中国周の時代、天の赤道に沿って天球を二十八区分しました。そして、その二十八区分に「星宿」(天体のことです)が並んでいて、「二十八宿」の天体の立ち位置から、吉凶の予測に活用しました。

 

「星宿」たちは、天空上を西から東へと数えていきます。

それは、赤道帯を、「東方」(蒼竜)・「北方」(玄武)・「西方」(白虎)・「南方」(朱雀)の四つ(四宮)に分類されています。

 

28パターンの「宿」が、順番に巡っていて、「今日は何の宿」なのかで、吉凶を予想します。

 

 

「二十八宿」で、一番の「吉日」と言われているのは

「鬼宿」です。

 

これは、鬼が宿にこもって、外に出てこないから、邪魔しない。

だから、物事がスムーズに進む。

祝い事、事始などに「吉」である。

と、されています。

ただし、一つ注意ポイントがあるんです。

それは、「婚礼」は「凶」であること。

 

解釈には、諸説あるために、どうして「婚礼」はダメなのかは、詳しくは分かりませんが、「婚礼」は、きっと、鬼さえも、満場一致で喜んでくれないとダメ、反対がある時には、結婚しないように。。。。とかなんとか。

昔の婚礼は、「家」にとって、先祖から受け継いだ「家系」を継続するための、超重要事項だったために、そのように言われていたのかもしれませんね。

 

 

 

ちなみに、今月11月の「鬼宿」は、13日(金曜日)です。

 

13日の金曜日・・・と言うと、ちょっと「不吉」に感じる方もおられるかもしれないですね。

 

 

「六十干支」から観る11月13日は、実は、そんなイメージがぴったりなんです。

 

この日は、「庚申」

「庚」も「申」も、切れ味鋭い、とても冷たい「金」の気です。

干支と十二支との気が同じ場合は、その気がストレートに発揮されるために、「非常に偏る」とされています。

 

 

特に、この「庚申」には、言われがあるんです。

天地が「金」で冷やされるため、人の心も冷たく冷酷になりやすいとして「忌日」とされています。

ただし、もう少し詳しく紐解くと、元々は、人の体の中に潜んでいて、「悪行」をしないか見張っている「三戸(さんし)の虫」が、庚申の日の真夜中に、体内を抜け出して、天帝神に、こっそり告げ口に行くんだとか。

 

「三戸の虫」は、その人が、ぐっすりと寝込んでいる隙を狙って、告げ口にいくそうなんです。(いかにも告げ口っぽくて姑息ですよね、笑)

 

ただし、人々も黙っていません。

 

この日は、神様をお祭りし、夜を徹して酒盛りや会食をして、徹夜することで、三戸の虫が、天上に告げ口にいくのを阻止したそうで、「庚申待」と呼ばれる行事となり、江戸時代には、庶民の間でも盛んに行われていたそうです。

 

 

 

 

ちなみに、「庚申」の次の日は、「辛酉」です。

こちらも、干支・十二支共に「金」の気です。

 

「庚」は「金」の陽で、「辛」は「金」の陰です。

陽よりも、陰の方が、「より冷たい」とされています。

 

なので、13日と14日は、ちょっと「冷え冷え」とした日が続くかもしれませんね。

 

 

 

「天赦日」は、神様が揃って天上に昇られるために、全てを見なかったこととして、「赦して」くれる。だから、「最上級」の「吉日」とされていて、

一方では、「鬼宿の日」は、普段から、人々の邪魔ばかりしている鬼が出てこないから、行動しないともったいない。だから、「最上級」の「吉日」とされている。

 

 

お国柄の違いから、何を「最上級」とするのかが違っていて、面白いですね。

 

 

 

逆に、普段から、いつも神様が見ておられて、だから、赦せないことは、赦されない。だから、できない、やらない方が良い。

だから、皆んなが喜んでくれることをやった方が良い。

それから、いつも鬼が邪魔しようと、手ぐすねを引いて待ち構えているから、反対意見に負けずに、ちゃんと自分を貫いて頑張るしかない。

できれば、鬼を出し抜く作戦を立てて臨んだ方が良い。

 

 

それらを、きちんと抑えていれば、「天赦日」でなくても、「鬼宿の日」でなくても、大丈夫とも言えますよね。

今、何が「神様」で、誰が「鬼」なのかも、しっかりと見極めていれば、それこそ「鬼に金棒」「虎に翼」「竜に翼を得たる如し」ですね!