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「陰」と「陽」から生まれる波が「運気」です:占い的「陰陽バランス」の整え方:そろそろ方向を変える準備をしましょう

運気を観る場合、一番重要なのは「陰陽」のバランスです。

「陰」は内向きに流れ、「陽」は外向き流れます。

 

 

内向きの場合は、周囲からの影響を受けます。周囲からの「気」をもらえるために、「一人」ではできない事も、「周囲」が後押ししてくれてできたりします。

外向きの場合は、外に影響を及ぼし、外側の景色を変えることができます。

「周囲」からは「攻撃」を受けることもありますが、それに立ち向かうことができる。

 

 

ただし、何事もそうですが、「ほどほど」でなくてはバランスが崩れてしまいます。

何かを突破する時、バランスが大きく偏る時。

でも、崩れてしまっては元も子もありません。

あくまでも、偏るだけで。

「中心点」は根差していなくてはいけません。

 

 

その為に、五行を使ってバランスをとっていくことになるのですが

具体的な方法を書いていきたいと思います。

 

 

<陽に傾いている場合>

「陽」に傾くには、二つのパターンがあります。

 

まずは、「陽気」が過剰となっている場合です。

これは、「陽気」が強過ぎるために、「陽」に偏り過ぎてしまう状態です。

運気は「実熱」の状態となります。

 

この場合は、運気の現象として起こるのは、

動きたくて少しでも遮られるとイライラしてしまう

言いたい事をつい言いすぎてしまう

反対されても強引に推し進めていく

このような事がよく起こります。

 

 

調整方法としては、過剰な陽を抑えていきます。

抑えてなだらかにして行くのです。

それは、過剰な熱を外に発散させて、冷やしていく感じです。

 

五行の使い方として

抑えたい五行の相剋関係にある五行を用いる

抑えたい五行の食傷関係にある五行を用いる

 

実践に置き換えてみると

優先順位を考えてみる

スケジュールに「間」を入れる

冷静になって考える時間を持つ

休む

 など。

 

「密」を避け、隙間を作ります。

 

 

 

もう一つは、陰気が不足しているために、陽が強められている場合です。

陰気が陽気を抑えきれなくて、その結果として陽気が伸び伸びし過ぎるのです。

これは、「虚熱」の状態となります。

 

この場合、運気の現象として起こることは

動いているが気持ちがついていかなくなっている

空回りしている 気持ちばかり焦ってしまう

地に足がついていない

など。

 

 調整方法としては

陰気を補って陽と対等なパワーバランスにする(補法)

気そのものを補っていく(気は陽なので)

 

五行の使い方としては

不足している五行そのものを補う

不足している五行の印星を補う

 

 

実践に置き換えてみると

自分の感情に向き合ってみる

本心から望んでいることは何かを再確認する

睡眠の質を高める

 

「内側」を充実していきます。

 

 

 

<陰に傾いている場合>

こちらも、二つのパターンがあります。

 

まず一つ目は、陰気が過剰となっている場合です。

陰気が強過ぎる為に、陽気が抑えられる過ぎます。

「実寒」の状態です。

 

運気の現象としては

気分が塞ぎ込んでやる気が出ない

不安感が強すぎて行動を起こせない

ネガティブなことばかり考えてしまう(考えすぎる)

このような事が起こります。

 

調整方法としては

気を補っていきます。

つまり、「補気補陽」をします。(補法)

陰気は、どんどん内側に向かって浸透していきます。なのでどんどん重たくなって沈み込んでいきます。そこで、「底上げ」をしていきます。

無理やり引っ張り上げるのではありません。

 

五行の使い方としては

抑えたい五行の食傷関係にある五行を用いる

これは、溜まって重たくなった物を吐き出して、軽くすることで、浮かび上がるのを期待する。

 

実践としては

ゆっくりとお風呂に入る

ストレッチなど体を動かして汗をかく

日光浴をする

など。

キーワードとしては「血行促進」

なんと言っても「血」は力の源です。

全身「血」が活き活き巡っている状態は、全身「陽気」が活き活き巡っているんですね。

 

 

 

もう一つは、陽気が不足しているために、陰が強められている場合です。

陰気を抑え込む陽気が足りないと、陰気が伸び伸びとし過ぎます。

これは「虚陰」の状態です。

 

運気の現象としては

人混みの中にいると疲労感を強く感じてしまう

人の気持ちを考えすぎて自分の意見が言えない

眠りが浅い

このような事が起こります。

 

調整方法は

補気補陽をする(補法)

温裏散寒法(内を温める・脾胃を温める)

まずは、足りない気を補ってから、内側を温めて巡りの勢いを出します。

 

五行の使い方は

不足している五行そのものを補う

不足している五行の印星を補う

 

実践として

温かい飲み物を、ゆっくりと時間をかけて飲む

筋トレをする

寝室の環境を整える

など。

「陰」を抑えるに、内側から「陽」が湧き出していきます。

 

 

長々と書いていきましたが、

「熱するものには寒を、寒するものには熱を」

これが「結論」です。

 

 

特に、「命式」の場合だけで考えていくと

・十干のみが偏って強められている時は、相剋関係の五行を用いる

・十二支のみが偏って強められている時は、食傷関係の五行を用いる

 

十干は「外・行動」、十二支は「内・心」を表すと考えます。

つまり、

「試練」を乗り越えることで「十干」はバランスをとっていき、適切に行動できる。

気持ちを表現する(吐き出す)ことで「十二支」はバランスをとっていき、感情が安定する。

 

 

『Dear Cosmo』

アーティストの友人が、昨年新しく立ち上げたブランドです。

いつもは、要望に応じて、デザインを考えたりデッサンをされてから、作品を作るスタイルなのですが、ハッと閃いて、心の赴くままに作品を作ってみたいと感じそう。

ブランド名も一緒に閃いたんだとか。

 

先日、自宅兼アトリエに遊びに行った時、たくさんの作品の中から、この子に出会いました。

で、今は私の事務所に。お持ちかえり。

 

 

親愛なる宇宙

宇宙は、いつも揺らいでいて、その揺らぎから波が生まれる。

その波の揺らぎには、「陰」「陽」の2種類があると先人たちは考えた。

 

2種類しかないと考えた。

 

 

「運気」は、とてもシンプルですね。

 

 

3月18日、月の輝きは最高潮へ。満月になります。

それから、「乙女座満月」が過ぎると、輝きは闇に溶け出していき

4月1日に輝きは飲み込まれ、新月に。

揺らぎの方向が、そろそろ変わります。

 

 

陰と陽のバランスも、調整してみましょうね。