「選ばれる」ための準備をして「選ばれる」流れを待ちましょう:十二支の組み合わせが「チャンス」を作ってくれる時
四柱推命で用いる「命式」は、4つの「柱」で構成されています。
その「柱」は、2階建構造になっていて、上の階は10 パターンの「干支」から、それから下の階は、12パターンの「十二支」から。
その二つの組み合わせは60個となり、それを「六十干支」と言います。
4つの「柱」は、生まれた年の「年柱」、生まれた月の「月柱」、生まれた日の「日柱」、生まれた時間の「時柱」です。
同じ日に生まれた人とは、当然「命式」が同じです。ただし、時間が違えば「時柱」は違います。
全ての「命式」のパターンは、全部で561600通りです。
年柱(60個)×月柱(12個)×日柱(60個)×時柱(13個)
(月柱は1年が12ヶ月なので)
(時柱は24時間の中に巡る干支が13個となるので)
これだけたくさんの種類の「命式」があるので、全く同じ「命式」の別人を鑑定することは、滅多にありません。(双子の場合は同じにはなりますが)
「命式」は、この世の気に触れた瞬間の「景色」です。
皆んな違っていて、その人の大切な「個性」です。
「成功する人の命式」「美人の命式」「モテる人の命式」「色気のある人の命式」「カリスマ性のある人の命式」・・・・など。
やはり、皆んな違うとはいえ、何か法則性があるのではないか。
その法則性を見つけたい。知りたい。
そんな話題が良くあがってきます。
確かに、先人達が残してくれた「理論」には、そのような記述もあります。
例えば「美人の命式」で最も有名なのは、「金生水」が成立する「命式」でしょうね。(詳しくは過去ブログをご覧くださいね)
でも、「金生水」が成立していなくても、「美人」や「イケメン」はたくさん!というか、そもそも「美人」「イケメン」は、人によって基準が違うから、「命式」だけではわからないですよね。
ただ、たくさんの「命式」を観てみると、やはり、「成功」や「モテる」など、「平均」から外れた人の「命式」には共通点があります。
「平均」ではないということは、「偏っている」ことです。
なので、やはり「命式」にも「偏り」が目立ちます。
そして、非常に「不安定」です。
「命式」で扱う「気」には、「木」「火」「土」「金」「水」の5種類があります。
偏っている「命式」とは、その5種類のうち、ものすごくたくさんある「気」があり、逆に持ち合わせていない「気」があったり、「平均的」に分散していません。
例えば、「木」と「火」しか持っていない、「水」が全くない、など。
5種類が満遍なく存在する場合は、「安定」するために、どうしても「動き」が穏やかとなります。
なので、持っていなかったり、欠けている部分が大きいほど、「安定」しようと「気」が動くために、勢いが大きくなって、そこから「風」が起こって、それが「波動」や「オーラ」として、他者が感じ取るのかもしれませんね。
ただ、「命式」の偏りが大きいと、自分でもそれをコントロールしなくては、持て余してしまいます。なので、偏りがあるから、「成功」「モテる」と、直結してはいません。
ここで話が終わってしまっては、、、、「結局何が良いの?」となってしまいますね。
私が思う「成功」や「モテる」とは、「選ばれた人」であること。
「選ぶ人」ではなく、「時代」や「人」や「世相」に、一方的に「選ばれた人」
なので、自分では選べない。
誰に選ばれたいのか、いつどんな形で選ばれたいのかを「追求」して、それに寄せていき、ひたすら待っている。
そして、「流れ」がグッと自分に向いてきたら、すかさずそれを掴む。フットワークの軽さや行動力や、決断力や、勇気や、覚悟があるかどうか。
それらをまとめてみたら、「素直で一生懸命な人」なのかもしれないですね。
「命式」が「安定」しているから、残念ながら、「偏った人」にはなれない。。。
実は、そんな事は全くありません。
「命式」とは、個人の「気の景色」ではありますが、その「個人の気」は、常に「個人以外」の大きな「気」に、いつも晒されていて、とても強い影響を受け続けます。
半分は「自分の運」で、残りの半分は「自分以外の運」から、人の運は決まります。
「自分の運」の中には、「命式」と「大運」があって、「大運」は「自分の運」のなんと6割も占めていると言われています。
ということは、「命式」が全体の「運」に与える影響は、3割弱位しかないことになりますよね。
「大運」は、予め決まった「流れ」なので、コントロールはできませんが、「自分以外の運」については、何を選択するか、どの環境に身を置くのか、によって変わります。
全く同じ「命式」と「大運」を持っている双子さんでも、選択するものや環境は違うので、「運命」は違います。実は「手相」も全く違うんですよ。
なので、「選ばれる」準備をしていたら、暦の巡りで、びっくりするほど偏る時期に、グイッと大きい流れがやってくるんです。
それはピンチなのかチャンスなのかは、受け取るその人次第ではあります。
それでは、「大きな偏り」が発生する「気」のパターンをご紹介しますね。
<方合>
「亥・子・丑」が揃う時 「水」が強まる
「寅・卯・辰」が揃う時 「木」が強まる
「巳・午・未」が揃う時 「火」が強まる
「申・酉・戌」が揃う時 「金」が強まる
<四墓>
「丑・辰・未・戌」が揃う時 「土」が強まる
<三合会局>
「亥・卯・未」が揃う時 「木」が強まる 『三合木局』
「寅・午・戌」が揃う時 「火」が強まる 『三合火局』
「巳・酉・丑」が揃う時 「金」が強まる 『三合金局』
「申・子・辰」が揃う時 「水」が強まる 『三合金局』
<亡神>
「申・亥・子・辰」が揃う時 「水」が非常に強まる
「亥・寅・卯・未」が揃う時 「木」が非常に強まる
「寅・巳・午・戌」が揃う時 「火」が非常に強まる
「巳・申・酉・丑」が揃う時 「金」が非常に強まる
ちなみに、2020年は「子」の年なので、全ての人に「子」が加わっています。
うねりがドカンときたら、グイッとのってくださいね!
偏りは、「伸びしろ」ではなくて「のりしろ」です。
最高の場所に、くっつきましょう。