「色」を味方に付けて「気」の巡りを整えましょう:「赤」の気を使う方法と注意事項:火の気「丙・丁」について
全てのものは「気」が集まって構成されていて
その集まり方の違いが「個性」です。
「色」もまた、「気」が集まったもので
「色」を感じると、その「気」から刺激を受けて、「気」の力を利用して、動きをより力強く、流れをよりスムーズに調整する事ができます。
なぜか気になる「色」は、求めている力をプレゼントしてくれる。
なので、好きな「色」や気になる「色」を身近に置いて楽しみたいですね。
「赤」は、やる気や元気が欲しい時、とても頼りになる色です。
血潮の色でもある「赤」は、血潮の様に全身を巡り、「熱」を生み、その「熱」は命を燃やす原動力となります。
下半身のチャクラの色も「赤」です。
下半身は、地に足を付け、自らの足で、一歩一歩大地を踏みしめ進むために活躍してくれます。
時には登り坂、時には下り坂、時にはでこぼこ道、例えどんな道でも、大地を踏みしめて進むため、「熱量」を生み出してくれる。
それが、「赤」のパワーです。
「木・火・土・金・水」の五つの気の中で、「赤」は「火」の気です。
「火」の気の感情は「喜」
ワクワクして、ウキウキして、ドキドキする。
「赤」はそんな気持ちにさせてくれる色なのです。
「火」の気の陽は、「丙」です。
「丙」は太陽が熱く輝く景色です。
干支の中で、「丙」は特に力が強いと言われています。それはどういうことかと言うと、「周囲からの影響を受けない」ということです。
「丙」はどこにあっても「丙」で、誰にも邪魔されず、「丙」として存在します。
「孤高の太陽」の様です。
熱い思いを何があっても貫く「景色」。
「赤」は、そんなパワーを持っていて、「赤」を身に付けたり、眺めることで、「孤高の太陽」になれる。
何かを突破したい時、鮮やかな「赤」はお勧めの色ですよ。
「火」の気の陰は、「丁」です。
「丁」は、炎が周囲を明るく照らす「景色」です。
「穏やかな炎」の様です。
炎は、真っ暗の中で皆んなに安心感を与えてくれます。そして、周囲に再び立ち上がって進む勇気を授けてくれます。また、冷え切った体と心を温めてくれ、周囲が「復活」していきます。
炎の周囲には、自然と人々が集まってきて、それぞれの人々の中に芽生えた熱い思いが、一つになっていくのです。
「赤」は、そんなパワーを持っていて、「赤」を身に付けたり、眺めたりすることで「温かい炎」になれる。
諦めずに再び立ち上がりたい時、穏やかな「赤」はお勧めの色です。
「丙」をより輝かせるために、唯一使える干支が「壬」です。
「壬」は、「水・陽」の気です。
「丙」と「壬」が、最高の景色となるのは、大海原に太陽の光が差し込んで、キラキラと輝いている景色です。
これを「水火既済」と言います。
ただし、相反する強い「気」がぶつかり合うために、バランスが崩れない様に注意が必要です。
もしも「火」が強くなりすぎていたら「水火激沖」となり、熱い水が煮えたぎり、熱いだけのネガティブな「景色」となるのです。
「水」を強くするためには、「全てを流し去る覚悟」があるかどうかを試されることになります。その覚悟があるかぎり、「丙」と「壬」は、最高の「景色」となってあり続ける事ができます。
「丁」をより輝かせるためには、使える干支は「甲」です。
「甲」は、「木・陽」の気です。
炎を大きくするために、薪をくべて行く。薪の種類、分量とタイミングが試されます。
「木」の気は、真っ直ぐ成長していく気で、向上心や好奇心が、「木」の気をより力強くしてくれます。
炎が大きく育つかどうかは、成長していきたいという向上心、好奇心がポイントになるのです。
我がままになりすぎると、「木」が闇雲に増えすぎていき、炎が炎上してしまいます。
炎上した時には、「金」の気で、クールに冷ましてあげましょう。
「金」の気は、「分断」の気。
冷静に、優先順位を決める。感情ではなく「真実」に向き合って、まやかしの「真実」を切り捨てる、ポジティブな「冷酷」さ。
それが求められます。
「熱い思い」は、より良くなりたいという「向上心」を持ち続け
より良くなるために、時として「厳しく」なれる覚悟が試されます。
もしも「赤」が、ちょっとキツイなと感じた時には
「火」が極まり過ぎて、次の段階に進んだからかもしれません。
熱く燃え過ぎて、火が鎮火してしまった時。
それは、「悪い」のではありません。ただやり過ぎてしまっただけです。
そんな時には、「土」の中に、やり残したこと、叶えられなかった夢や目標を埋め込んで「熟成」させてみると良いかもしれません。
カフェオレの様な穏やかな「ベージュ」が、きっと、優しく包み込んでくれて、ゆっくりと、束の間の休息が取れるはず。
だから、手を止め、歩みを止めて。
立ち止まってみましょう。
何事も、揺らぎながら、進んでいきます。