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「相手の立場」に立って考える事の難しさと奥深さを感じる:「お誕生日」を大切に思う:四柱推命は深くてとても面白い

個人鑑定は完全予約制で行なっています。

 

 

ご予約をいただく時に、「お誕生日」と「出生時間・場所」を、教えていただきます。

それを元にして、事前に「命式」を作成し準備をして、お会いした時に、すぐに「鑑定」に入れるようにしています。

 

 

実は、私の「鑑定」は、お客様にお会いする前に、始まっているのです。

 

 

 

「命式」は、個人の「取り扱い説明書」です。

 

「命式」には、個性があります。

「おしゃべり」「照れ屋さん」「頑張り屋さん」「意地っ張り」「マイペース」などなど。

 

「命式」を作成した後で、「命式」をじっと見つめます。

見つめながら、「命式」の「景色」を頭の中いっぱいに膨らませ、想像していくのです。

 

しっかりとイメージができたら、「運気の流れ」を万年暦を使って、重ね合わせていきます。

 

 

「小さい頃」こんな感じで過ごしていたのかな。

こんなことを大切にしていたのかな。

でも、「この運気」はちょっときつかったかも。

ここは、本当に辛かったね。

 

 

「過去」から「現在」に、そして、「これから」に向かって、「運気の流れ」と重ね合わせて「妄想」します。

 

 

この時間は、私にとって、とても大切で、とても楽しい時間です。

時には「あまりに過酷な運気」を感じて、胸がキュンとなってしまうこともありますが、でもそれ以上に「守ってくれる運気」も必ず巡っています。また、「助け舟を出してくれる気」も心配そうに寄り添ってくれています。

全ての「気」は「成長」することを強いてくるけど、しっかりとフォローしてくれていて、「逃げ道」も準備されているのです。

 

「選択肢」はあります。

 

何があっても、自分の「軸」を大切にしていけば、きっと「大丈夫」と確信する事ができます。

 

 

いつも、その「思い」は、私を支えてくれています。

 

 

そして、その「思い」を感じる事が出来る「仕事」に巡り会えた事が、とても有難い事だと思っています。

 

 

「妄想タイム」は1時間以上に及ぶこともしばしばで、側から見ると、「命式」と「万年暦」をじっと眺めては、クスッと笑ったり、眉間にしわを寄せて考え込んだりしている姿は、「ちょっと変わった人」に見られるかもしれません。

 

でも、しっかりと「命式の景色」を自分の中に落とし込み、「鑑定」では、「まるでお客様」になったかのように、「暦」や「カード」と向き合って、「一緒に手を取り合って」お悩みに向き合いたいと思っています。

 

なので、完全予約制にさせていただいているのです。

 

 

 

「人」はそれぞれ「立場」や「役割」があって、その中で、「自分」を「閉じ込め」て「生活」しています。

 

「立場」や「役割」は、時に「圧力」となって、「自分」を捻じ曲げてしまわないと努める事ができないこともあります。

 

側から見ると、「そんなものに、こだわらずに捨ててしまえば良いのに」と軽く言ってしまいたくなるようなものの場合もあります。

でも、その「立場・役割」には、「歴史」があって、それを捨てることは「歴史」まで捨てる事になるのです。

 

「鑑定」の時、その「歴史」まで含めて、お客様の「景色」を落とし込んだつもりになっていても、つい、「なんでこんなに固守するのかな」「捨ててしまえば楽なのに」「もっと良いものがあるのに」と、あれだけ「妄想タイム」で様々な「思い」に触れたのに、「自分」がひょっこり首を出してきてしまいます。

 

 

「人の立場に立って考える」ことは、とても難しいことです。

 

 

「人」と「人」の違いとは

それはいわば、四本脚の椅子と三本脚の椅子の違いのようなものです。

「人の立場」に立つことは

脚が一本ないという「欠如」ではなく、三本が作る「全体」を感じるということです。

(目の見えない人は世界をどう見ているのか:伊藤亜紗著:光文新書)

 

 

この本には、脚が一本少ないから、「じゃあ一本追加しましょう」という「簡単」なレベルの話ではなく、そもそも「見ている世界観」が異なるので、相手の世界観を「想像」するしかない、という事が、わかりやすく、細やかに書かれています。

 

 

「福祉」の現場でも、しばしば「これが不足しているから、これをあなたにあげましょう。(福祉サービス提供)」と、簡単に「調整」をしても、「余計なお世話」になってしまったり、上手く「活用」する事ができず「進化」する事ができない場合があります。

四本脚と三本脚は、「バランスの軸」が違うので、そこまで「想像」して歩み寄らなくては、「結果」を出す事ができません。

 

当事者の生の声

現場の思い

 

「人の立場に立って考える」のは、それらに耳を傾け、感じる「想像力」が試されると思います。

 

 

 

それはまた、逆の立場でも言える事です。

 

 

なんでわかってもらえないんだろう。

なんで聞いてもらえないんだろう。

 

 

そんな気持ちで、そのまま相手にぶつけてみても、そもそも「バランス軸」が違うので、相手は「???」と思っているかもしれません。

 

 

どうやったら気づいてもらえるのか

どんな「言葉」にすれば興味を持ってもらえるのか

 

 

「思い」を伝えるには、相手の「思い」を理解して、相手の「思いの琴線」に触れる方法をとるのが効果的です。

 

それには、「相手」を理解しようとする自分の気持ちが試されます。

 

 

「相手の立場」に立つには、まずは、相手に「興味」を持つこと。

興味を持つと、「違う世界観」を知る事になり、自分の「器」が大きくなります。

 

 

お互いに「興味」を持って、お互いに「器」を大きくしていける

そんな「人間関係」は、自分の「世界」をとてもカラフルに、彩ってくれると思います。

 

 

 

「命式」は、この世に生まれ落ちた瞬間の、森羅万象の「思い」を、八つの文字にぎゅっと閉じ込めたものです。

「お誕生日」は、大切な「思い」の「塊」

 

自分の「お誕生日(命式)」を愛おしいと感じる。

大切な人の「お誕生日(命式)」を愛おしいと感じる。

 

そうする事で、自分の「器」が、より彩り豊かに、大きくなっていくはずです。