「現実主義」なのか「理想主義」なのか、「手相」が教えてくれます。:「頭脳線」
手相を観る時、私が一番重点を置いているのは、「第一印象」です。
写った手相を観た「全体の印象」が、全てです。
それから、「この線はこうです」とか「その線は良いです」とか、お客様にわかるように、後付けで当てはめていく感じで説明をしています。
パッと観て、縦に線が印象に残る時、それは「流れにのっている」
逆に、横の線が印象に残る時、それは「流れにのれない理由がある」
そんな感じで観ています。
特に「中指」は「自分自身」を示しています。
なので、出発点はどこでも、とにかく中指に向かって、線がのびのびと上がっていると、「このまま進んで大丈夫ですよ」と、太鼓判を押しています。
そして、薬指に向かって、同じように綺麗な線がすんなり伸びていたら(太陽線)、環境なのか人なのか、周囲からの応援ももらえているので、「鬼に金棒。怖いもの無し」となります。
手相は「予言」ではなく、今の状況を示しているので、例えば、今、縦の線が伸びていなくて、横の線ばかりあったとしても、目の前のことにしっかりと向き合って、自分を信じて進んでいけば、いずれ綺麗な線が、すんなりと上がってきます。
手相は、変わるのです。
変わるから、面白い。
手相を変えるのは、自分です。
では、どのようにしたら「効率的」に変えることができるのか。
それは、自分の「思考の傾向」を知ると良いと思います。
「思考の傾向」を知るために役に立ってくれるのが「頭脳線」です。
「頭脳線」は、人差し指と親指の付け根の間から、手の平の内側に向かって伸びる線のことです。
手相の鑑定は、「線の長さ」と「線の形状」で読み解きます。
まず、線の長さから。
中指から手首に向かって引いた線を境界線として、「長い」のか「短い」のかを判断します。
境界線より短いものは、「頭脳線」が短いと判断します。
短い頭脳線は、「決断力がある」とします。
決める時には、迷わずに、即決する傾向があるのです。
ただし、「諦めが早い」とも言えます。
そして、境界線を越えて伸びていう時には「頭脳線が長い」と観ます。
この場合は、「よく考える」とします。
長ければ長いほど、色々なことをしっかりと考えて準備をする傾向が強くなります。
ただし、「優柔不断」とも言えます。
線の形状に関しては、真っ直ぐなのか曲がっているのか。
真っ直ぐな人は「直球タイプ」です。感情に流されることなく「現実」や「数字」を重視しして物事に向き合います。
理系タイプの人。
真っ直ぐ過ぎるほど、融通が効かなくなります。
下に向かって曲がっている人は、俗に言う、「人に頭を下げることができる人」です。
それは、争うことが苦手で、争うよりも合わせることを選びます。
下に下がれば下がるほど、その傾向が強くなり、下がり過ぎると「どうせ私なんて・・・」と自分の主張を外に出さなくなってしまいます。
また、手首の上の部分の小指側は、「見えない世界」のエネルギーの受信箱です(月丘)。
ここの部分が盛り上がって、発達している人は、感性が豊かで、想像力があります。時に「霊感」もあると言われていて、この「月丘」に縦の線が入っている人は「霊感」が強いと言われています。
なので、頭脳線が、長く「月丘」まで到達している人は、ちょっと不思議な「天然ちゃん」の人が多いです。
<頭脳線が短くて真っ直ぐな人>
こんな人は、待てないせっかちさん。
なので、うまく行かないなあと感じる時には、「種をまいていないのに、花は本当に咲くのかどうか」イライラしている感じです。
そんな時には、とりあえず「今日はこれをする」と自分で決める。そして、「とりあえず1ヶ月続けてみよう」と期限を決める。
<頭脳線が長くて真っ直ぐな人>
この人は、人の意見を聞かない人。
なので、うまく行かないなあと感じる時には、「許せないことは、この際はっきりと言わせていただきます」とイライラしている感じです。
エネルギーは「有限」です。
許せないことに向き合って、エネルギーを使うより、原点に立ち帰り「目標」を今一度、検討してみる。そして自分のデーターを元にして、軌道修正してみる。
許せないことに対しては「保留」です。
<頭脳線が短くて下に下がっている人>
この人は、「やっぱり無理です」と諦めが早過ぎる人
なのでうまく行かないと思う前に、考えた段階で想像上の「結果」を決めてしまいます。
こんな時には「どうせ」と言っているはずです。「どうせ」は封印してしまいましょう。
「ここまでだったら、今日はこれができるかも」
毎日少しずつ、先を見ずに少しずつ、やってみましょう。
<頭脳線が長くて下がっている人>
この人は、想像力がたくましすぎて、「夢の世界」に突入する人
なのでうまく行かないと感じるよりも、ちょっと浮世離れした「ワクワク感」に支配されてしまうかもしれません。
「夢」にあまりにもハマってしまうと、浮いてしまったり、「素敵な結果が、もしかしたら空から降ってくるかも」と本気で感じているかも。
ここは「現実」です。
だから、とりあえず夢から覚めて、「現実」を見て、そして感じてみましょう。