「日干支」から観るそれぞれの「春」の景色:「木」の気:「春」は「風」を起こせます
「運気」は2種類あります。
まず一つは「自分自身の運気」
お誕生日から導き出す「命式」と、10 年毎に巡る「大運」が、これに当たります。
これは「変更不可能」な運気です。
なので、「双子」の場合は、もちろん同じ。
双子の兄弟は、ある意味「運命共同体」とも言えます。
もう一つは「自分以外から受ける運気」
これは、巡ってる「気」と環境から来る「気」
巡ってくる気は、皆んな同じように巡ります。
巡る運気に関しては、生まれた日の干支(日干支)と、巡る気の合わさり具合によって、パターンが決まっています。
「日干支」はざっと分けて「木・火・土・金・水」の五つがあります。なので、合わさり具合のパターンも「五つ」です。
巡る気は、選べないため、これも、ある意味「変更不可能」です。(厳密にいうと、受け止め方は意識することで変更できます。)
そして、「環境からくる気」
これは、変幻自在。
「環境」は取り巻く「全て」の気です。
例えば、どこに住んでいるのか、誰と一緒に過ごすか、何を食べたか、何を身に付けているか、どんな行動をとっているか、などなど。
あげるとキリがないくらいたくさんあります。
運気を観るのは
「自分自身の運気」vs「自分以外から受ける運気」
この二つの「バランス」を観ていきます。
このバランスが取れている時は「良い状態」
そうでない時には「残念な状態」
俗に言う「運がいい人」とは、「自分以外から受ける運気」の受け止め方と扱い方が上手な人です。
ポカポカ陽気が気持ちいい「春」
「春」の気は「木」です。
「木」は五つの気の中で、唯一「命」が宿った気です。
成長を司り、上に上に伸びる様です。
<春の気の景色>
「春」の盛りは「木」がとっても元気(木旺)
それにつられて「火」も少しずつ勢いを増していきます。(火相)
「土」はちょっと元気がなくなる・・・・(土死)
それは、木々に土の栄養を吸い取られているから。
「金」に関しては、自由が効かなくなっていく・・・(金囚)
それは、伸びすぎる木を金が切らなくてはいけなくて忙しいから。
「水」はお休み中(水休)
木が芽吹くためにたくさん「水」を提供したから少なくなったから。
<日干支別・春の気の受けかた>
・日干支「甲・乙」(木)の場合
エネルギーが降り注ぎ、まるで「満月」
やる気が満ちて動きたくなりそう。
せっかち短気に気をつけて
・日干支「丙・丁」(火)
どんどんパワーが加速しそう
少し高めの目標を目指したい
気持ちが先走りすぎないように
・日干支「戊・己」(土)
こだわりが強くなりそう
だからこそ、限界を越えて行けるかも
頑固もほどほどに
・日干支「庚・辛」(金)
動きたくて動きたくて、ウズウズ
とにかく「外」に出たくなるかも
短気は損気を忘れずに
・日干支「壬・癸」(水)
のんびりまったり過ごしたくなる
頑張っている自分を褒めてあげて
まあ良いかと許してあげて
「春の気」は、こんな感じでアプローチして来ます。
参考にしてみてくださいね。
「春の気」は「風」を連れて来てくれます。
木々の緑が、爽やかに風に揺れ、軽やかに肌を刺激してくれると、気持ちもウキウキしてきます。
風が、木々を揺らして、心を動かしてくれているのかもしれませんが
もしかしたら、心が動くから、木々が揺れ、心地良い風が吹いているのかもしれません。
「風」は、枠を飛び越えて、どんどん遠くに広がっていきます。
「不安」な心ではなく、「希望」の心で、「風」を起こしたい。
そんな風に思っています。