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「土」を踏みしめながら一歩一歩進んでいく:十二支の世界観:天体逆行シーズン

暦は「二階建て」構造になっています。

 

上の部分は表面に見える「景色」

10 個の干支(十干支)が上の部分の担当です。

 

下の部分は見えない「景色」

十二支が担当しています。

 

10 個と12個が、ワンセットとなって、全部で60個あり、それを「六十干支」と言います。

 

 

 

見えない「景色」の十二支は、「季節」や「時」や「方位」「気分」を示します。そして、その巡る順番が、季節が巡る様であり、時が移ろう様であり、方位が持っている「気」、なんとなく感じる「気」を感じさせてくれるのです。

 

十二支の巡る様は

子(水・陽)丑(土・陰)寅(木・陽)卯(木・陰)辰(土・陽)巳(火・陰)午(火・陽)未(土・陰)申(金・陽)酉(金・陰)戌(土・陽)亥(水・陰)

 

「亥」が最後の十二支で、それから最初の「子」になります。

つまり、見えない景色の巡りは「水」から始まって「水」で終わります。

 

始まりは「形」がなく、そして、最後は「形」が流れてなくなる

 

それが、「見えない景色」の「進化」です。

 

 

季節の「気」は

「木」の気が「春」

「火」の気が「夏」

「金」の気が「秋」

「水」の気が「冬」

 

そして、それぞれの季節の変わり目に、「土」の気が入っています。

 

「土」の気が示す「象位」は「中心・土台」です。

季節が巡る様は、次の季節に流れる前に、「ホーム」に立ち戻って、仕切り直して進む、そんな感じに流れていき、一直線に進むわけではありません。

 

「土」の気は、時には「関所」となって、暴走してしまう「気」を堰き止めてくれます。

また、母なる大地となって、「種」が芽を出す養分をくれたり、基盤を築くための根をはる「場所」にもなってくれます。

 

 

「土」は「信じる」気持ちを宿しています。

 

 

次に進んでいく時に、しっかりと「土」に足を付けて、仕切り直してから進んでいく。

それが、「中身の詰まった」進化の過程の景色です。

 

 

 

最近は、あっという間に季節がくるっと変わってしまうように感じています。

 

少し前までは、肌寒い気温だったのに、急に真夏の様に暑くなったとか、急に寒くなるとか。

季節の移ろいを感じる間も無いから、体が慣れずに、体調も崩しやすい。

 

白はひたすら真っ白で、黒は真っ黒である様な、「はっきりとした答え」だけを追求していく「効率」ありきの進化は、目に見える「形」としては、きちんと体裁を繕えているのかもしれません。

でも、その「体裁」の中には、進んでは立ち止まり、また、進む様な、「揺らぎ」があります。

地に足をつけて、下を向くことは、「土」の気の、「信じる」気持ちを確認していること。

 

 

自分を信じることができれば、自信を持って、再び歩き始めることができますね。

 

 

天体の星たちも、今、地に足を付けるように、動きを逆に向けています。ギクシャク期間の「逆行」に入っているのは、「冥王星」「木星」「土星」「金星」

それに続けとばかりに、「水星」は6月19日から、「海王星」は6月24日から、「逆行」に入ります。

 

天体が「逆行」する時期には、その天体の「テーマ」がギクシャクを感じられると言われています。

つまり、しっかりと向き合って観察をして、修正をしていく時期です。

 

「冥王星」と「海王星」については、あまりにも大きいテーマの世界なので、個人的に感じるよりも「世界的に」感じます。だから、個人的に使えるかというと、そうでもありませんが。

 

今まで、決して変えることができなかった事を変えるための、大いなる修正が出来そうな気配を感じ(冥王星)

右肩あがりの発展の限界を感じそれでも発展させる道はないのか(木星)、それを突破するための「壁」を具体的にし(土星)

そのための自分の「ウリ」をバージョンアップするために解決すべき課題を見つける。(金星)

それをどうしたら、もっと、確実に、間違いなく広く伝えていけるのかを見つける(水星)

頑張っていたら、なんとなく「夢」が「現実」になる道が見えてくる(海王星)

 

これが天空のギクシャクのイメージです。

 

十二支は、情熱の「火」の気「午」が巡っています。

 

 

熱い情熱で、天体の「声」を聞き、焦らず、腐らず、黙々と。

「進化」していきましょう。

「季節」は巡り、状況が変わるのも、あと少しです。