「占い」を最後まで使い倒していきましょう:運ばれてくる「気」を利用する方法
「運気」とは、運ばれてくる「気」のことで
それは、自分に向かって運ばれてきます。
最も影響を受けやすいのは、やはり人が運んでくる「気」で
一緒に過ごす人だけでなく、同じ空間を共有する場合も含まれます。
それから、次に影響を受けやすいのは、自分の「持ち物」で
最も時間を長く過ごす「場所」や、最も頻繁に触れている「情報」や、いつも自分が身につけているものや、大切に保管している物も。
大切にしていなくても、身近に置いている物も含まれます。
それから、お天気や、食べ物や、その他、自分以外の全てのものから
いつも「気」が運ばれていて、いつもそれらの影響を受けながら
「運気」として感じ、それらの「進化」が「運気」の流れとして
自らの「気」を動かしていきます。
思わずニコッとしたくなるような物を見た時は
ニコッとする「気」が運ばれてきて
ニコッとする流れに乗った事になります。
ただし、感じ方や流れの乗り方は、その人によって違います。
その違いは、「命式」の干支と十二支の組み合わせのタイプによって
読み解くことができるのです。
干支、十二支共に、「木」「火」「土」「金」「水」の五つの「気」のどれかに分類することができます。
干支は、はっきりとどれに分類されるのか分かれますが、十二支については「移ろう雰囲気」を示しているために、五つの「気」が混ざり合っていて、はっきりと分けることは厳密にはできません。
ただし、暦を読み解くためには、どれかに落とし込んでいかないと読み解けないために、最も大きいとされる「気」として解釈をします。
生まれた日の「干支」と「十二支」の組み合わせの「景色」が
自分の「景色」です。
そして、その「景色」から自分自身の「景色」の特徴を読み解いていきます。
暖かい春なのか、それとも実り豊かな秋なのか
もしかしたら寒い冬かもしれないし、暑い夏かもしれません。
ただ、自分自身の「景色」を知ったから、必ず「運気」が上がるかは
全く別の問題です。
それはなぜかと言うと、「自分」を知れば知るほど
「自分以外」との違いも知ることになっていき
「自分」と「自分以外」との間に、「境界線」がはっきりと引かれていく事になるからです。
「春」は「冬」が苦手だし、「冬」は「夏」が鬱陶しい・・・
つまり、「自分」を貫くほどに
「孤独」になっていく
「分断」されていきます。
自分を知ることだけで、「占い」を終わらせてしまっては
「分断」を受け入れなくてはいけない。
「占い」の最終目標は、「知る」ことで「分断」されたところから
再び「自分以外」との間に、繋がりを紡いで行くこと。
その作業が「占い」の一番大切な作業ではないかと思っています。
例えば、ニコッとする「気」のどこに食い込んでいるのが一番居心地が良いと感じることができるのか。
可愛らしい笑顔なのか、キュッと上がった口角なのか
それとも、明るい笑い声なのか、はたまた笑っている優しい目なのか。
そのどこに、一番キュンとして、気持ちがあがるのか。
それは、自分で感じて、自分で決めて、自分で手を伸ばして
そして自分で掴むしかないのです。
なので、「〇〇だから今年は悪い年なんです」とか「〇〇の年は何も始めない方が良い」とか、そんな風に決めつけてしまうのは
「分断」の段階で「占い」を終わらせてしまっていることです。
自分の「景色」を知り
周囲の「景色」を知った上で
作り上げる「景色」を、自分に寄せていくのか、それとも周囲に寄せていくのか、そのバランスを考えていきましょう。
不確実性が高く、変動の幅が大きい時は
周囲の「景色」を冷静に、客観的に、観察する「目」が大切です。
そして、できる限り、自分の「景色」に寄せていきましょう。
活路はあります。