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「占い」を学ぶとこんなにも良いことがありますよ:ドローンの様に広い視点と狭い視点で「自分の運」を眺めてみませんか?

講義を受けていただいた方に、必ず「やってみて!」と勧めていることがあります。

 

それは、自分の「運気の歴史」を書き出してみること。

生まれた日から、今までを、そして、これから先も含めて、書き出してそれをひたすらじっと眺めるのです。

 

書き出してもらうのは、「年の暦」と「大運」

それから、その年に起こった思い出に残るエピソードも。

その思い出については、何月にあったかを書き出して、その「月の暦」を書き出します。

そして、もう一つ、これが重要なのですが、思い出に残るエピソードのきっかけとなる人に出会った、初めて宣言した、背中を押してくれる本や映画に触れた、など、後から振り返った時に、「あれがあったから、今がある」と実感できる事を書き出します。そして、その「月の暦」をチェックします。

 

 

10歳までの記憶は、自分の思考で書き換えられている可能性も高いので、細かく分析するのは、13歳ころのいわゆる思春期と言われる「ちょっと反抗したくなった」時期からがおすすめです。

 

 

この作業は、相当な時間がかかるから、講義の中ではできません。

講義が一通り終わって、フォロー講座で持って来られることもあり、一緒に「歴史を振り返る」こともしています。

もちろん「究極の個人情報」になるので、私も根掘り葉掘りは聞かないことにしているし、言いたくないことは隠しておいてくださいね。笑

 

 

なぜ、そんな面倒なこと「ぜひやって!」と言うのかと言うと

自分史を深堀した時に感じる「運の流れ」が、その人の占いの解釈のキモとなるからです。

 

占いの解釈とは、あまりにも抽象的なため、最終的には「感じる」しかないのではないかと思っています。

もちろん知識も大事なので、理論をしっかり覚えるのが大前提ではありますが、占いが当たる時は、「何となくそう感じた」と自分が思えた時です。

 

なので、まずは「自分の運」を深く掘り下げて、何度も何度も繰り返して確認して「体験」していくのが良いと思っています。

 

 

ただし、「未来」の運については、自分の運だけでは決まるものではないので、もしもこれから先の運気が、自分にとって嫌なものが来るとしても、決して「嫌なことばかり」ではないです。

だから、「未来」には縛られずに、嫌な流れを変える「運」も、せっかくの良い機会なので、で探っていき、色々試してみてくださいね。

 

 

 

「四柱推命は難しい」と言われています。

確かに、難しいし、私もまだまだ分からない事だらけ・・・・

と言うより、分からない事が増えていく・・・。

 

なぜ難しいのかと言うと、とても「シンプル」であり、また、「正解」がないからだと思います。

 

 

四柱推命では、「陰」と「陽」の加減をみていきます。

まず、これが基本。そして、全て。

この二つが、お互いにどの様に引っ張りあっているかを紐解いていきます。

「陰」は内、「陽」は外

「陰」は内から外に向けていくために頑張り(実際には外にはまだ出ていない)

「陽」は外に出たためにどんな刺激を受けるのか(実際には内にはまだ向かってこない)

 

そして、その引っ張り合いが、何を目指して行われているかを紐解くために、五行を観ていきます。

五行は、「進化」の過程を表しています。

 

始まりから終わりの「進化」の中で、今の自分の立ち位置を、五行で確認します。

そして、内を整えるのか、外に影響を与えて形を変えていくのか。

「2つ(陰・陽)」と「五つ(五行)」が全てです。

 

だから、とても「シンプル」です。

 

 

「正解」が求められないのは、「運」とは常に流れているので、形として固定できないからです。

 

例えば、「春はなぜ暖かいのですか?」と質問をされた場合、色々と答えはありますが、「春は20度の気温が30日続きます」とか、「地球上全ての春は、平均気温が25度です」など言えません。

場所によって「春」が違い、地球上では一般的な「春」がない場所もあったり、人によって、何に「春」を感じるかも違います。また、毎年やってくる同じ場所での「春」も、雨が多い年もあれば、例年にないくらい暑い日が続くこともあります。

 

でも、「春」は「春」

全て当てはまり、全て「正解」

 

だから、決定的な「正解」をパキッとは決められません。

正解がどうはか、その人が「春」を感じるかどうか。それが全て。

 

考えれば考えるほど、「もやもや」してきますね。

ただ、その「もやもや」を拾い上げていき、ひとつひとつ考えていくのがとても楽しいんです。

 

1+1=2

について

 

なぜ「2」なのかをあれこれ考えてみる。

時には「10」になることもあれば、「0」も発見できるかもしれません。そしてまた、それが何故かをあれこれ考えてみる。

 

決して「ゴール」には辿り着けないけど、それでも「ゴール」の光が見える。その魅力的な光を目指して、知識を増やし経験を摘んでいけるのが、占いを勉強することかもしれないですね。

 

また、それは占いの勉強だけでなく、他の「趣味」にも当てはまることですね。

 

 

占いを趣味に持つと、とっても良いことがあるんですよ。

 

それは、「二つの目」で物事を見る練習ができること。

先ほど、「自分の運の歴史」を振り返ることについて書きましたが、それは、「自分」を遠く上から眺めているのです。

ドローンで景色を眺めるみたいな感じです。

自分の歴史を振り返るとき、あまりにも細かい事は見なくて、「流れ」の筋を追っていきます。

なので、とても嫌な事が、後からチャンスの始まりだったことに気が付いたり、また、その反対もあることが分かります。

また、10年前に「これだけは譲れない」と思っていたことが、10年後には忘れてもっと新しい「譲れない」ものに出会っていたりするのです。

 

そして、「タイミング」が合った時、出来事が想定を超えて進んでいく様子や、滞っていた時、どんどん固く閉ざされていた自分を、今の自分が冷静に見ます。

 

広く浅く遠く見る練習になります。

 

 

それから、気になる事があった「月」を、徹底的に踏み込んで、その時に巡っていた運気をひとつひとつ抜き出して解釈をすると、それは、ドローンが気になる地点に向かって、降りてきて撮影をする感じです。

その時に巡った「干支」は何か、「十二支」は何か、影響を与えてくれた人の「命式」も重ねてみて、その人のどの「干支」または「十二支」の力が影響を与えてくれたのか、どんどん追求していきます。

できるだけ具体的に。ピンポイントに。

 

このように、自分自身の生き様を、抽象的かつ具体的に捉えていくと、「運とは何か」を感じることができます。

 

これは、私の感じ方と、私以外の人の感じ方は違います。

でも、自分の感じ方がわかってくると、他の人の感じ方を、その人の「命式」や「発言」や「言動」と自分との差異で、想像することができるようになっていきます。

 

ただし、それはあくまでも「想像」の範囲で、「正解」ではないんですが、相手の運になったつもりになれると、相手の気持ちも、何となくわかってあげられているかもしれないですよね。

 

 

 

相手の運が想像できると、嬉しい「おまけ」がついてきます。

それは、自分の運も、「他人事」として想像できる様になるのです。

 

 

例えば、辛くて悲しくて嫌なことばかりと考えが煮詰まって・・・と視野がどんどん狭くなったら、運気の流れをドローンに乗って観察します。

そうすると、もしかしたらもう少しで潮目が変わりる運が来るかもしれない、今は「陽」ではなくて「陰」の方がお得だからやり方を変えてみようとか、「他人事」の様に「感情」と切り離して見ることができます。

 

また、何をして良いのかわからなくなって、視野が拡散し過ぎてしまったら、逆に「今」を徹底的に分析して、ドローンを下に降ろしてみると、今とりあえず解決しないといけない課題を発見できるかもしれません。

 

 

 

「自分の運の歴史」を振り返られた人は、皆さん気持ちが楽になったと言われます。

 

振り返ってみたのは、辛くて悲しく大変な年。

でも、それを乗り越えた自分を、その運気の中に見つけることができるのです。

そして、何が辛くて悲しく感じたのかがわかってくると、今後「同じ匂い」がするものが近づいたとき、逃げることができます。

 

 

 

自分のドローンを自在に操れるようになると、何が来ても大丈夫です。