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「個」の時代は、五行「火」と「水」の力関係を変える時代なのかも:四柱推命「火」と「水」について

今日は、一日、ポッカリと穴が空いてしまったような気分で過ごされた方もおられるかもしれませんね。

 

 

昨日の夜、韓国の人気グループBTSが、グループとしての活動を一時休止する意向を表明しました。

推しというわけではなかったのですが、彼らが歌う軽快なメロディーは、いつもどこかしらで流れていて、「いつもある曲」として感じていました。

なので、やはり寂しい気分になりました。

 

ただ、引退ではなく、各々での活動は続けていくそう。

ある記事を読んで、これからの「進化」は、きっと想像がつかないくらい素敵な感じになるに違いないと、ちょっとワクワクしてきたのです。

 

 

それは、こちらの記事

メンバーのRMさんが、「システム全体の問題は、成熟する時間が与えられないこと。常に何かをし続けなければいけない」と、以前、問題提起をされていたとか。

そして、今回の決断は、「探究する時間をとる」ため。

 

第一線で、しかも「完璧」に、走り続ける大変さは、相当なものだったのでしょう。

 

これからも「走る」ために、充分な「止まる」時間を。

まずはゆっくりと満喫されてくださいね。

バランスがとれて「ゼロ」となった時、そこから素晴らしい一歩が始まっていくのが、目に浮かんできます。

 

 

 

東洋思想の根幹をなすのは「陰陽理論」です。

全てのものは、相対的な陰と陽によって成立すると考えます。

どちらか一方が欠けていると、「存在」そのものが成立できない。

 

両者の力関係は、「足して0」となる関係です。

どちらか一方が強まると、それを相殺するだけもう一方が弱まります。

そして、二つのギャップを埋めていこうとするから、二つの間では、常に「動き」が生じます。この「動き」は、まるで波のようです。なので「波動」とも言われています。

 

具体的な「動き」として

押すと引く

上がると下がる

など。

自分を中心点とした場合、自分から外側に向かう「動き」は「陽」

自分に向かって内側を目指してくる「動き」は「陰」です。

目標に向かって行動するのは「陽」

目標が自分にとって適しているのかを決めるのが「陰」

 

ということは、自分で決断した目標でなければ、行動しても意味がない。適切でない目標は、たとえ叶ったとしても、自分にとっては「価値」がない。なので、虚しさ残るかもしれません。

陰陽が揃っていないから、そもそも、そこには存在していません。

 

「時間」の使い方の陰陽は

何かをし続けるのが「陽」

なぜし続けるのかを探究するのが「陰」

 

 

どちらも同じだけ「必要」です。

 

 

走り続けてきたからこそ、とても深い探究ができると思います。

本当に深く探究したら、それ以上の力で走れますね。

 

 

 

五行も陰陽に分類できます。

 

最も強い「陽」は「火」

最も強い「陰」は「水」です。

 

 

四柱推命において、「火」と「水」の五行を持っている命式の人は、命式そのものの「波」が大きいことになります。

また、巡ってくる五行によって、「火」と「水」がぶつかり合う時期も、大きな「波」が起こることになります。

 

大きくぶつかり合う時期のことは、「水火激冲」と言われていて、運気が大きく動くため、体調を崩しやすかったり、気持ちが不安定になりやすいとも考えられています。

 

 

もしも「火」が強すぎて、大事な「水」を蒸発させてしまおうとするならば

 

隠し事ができず、言いたいことをそのまま言ってしまう

チャレンジ精神が強すぎて、攻撃的に振る舞ってしまう 感情にムラがある

感情にムラがあり、人をコントロールしようとする。そのためにトラブルが起こりやすい。

 

このような状況に陥ってしまう傾向が強まります。

 

反対に、「水」が強すぎて、大事な「火」をかき消そうとするならば

柔軟過ぎて、周囲に振り回されて、目指す方向がわからなくなる。

堰き止められるのを嫌うため、一方的な制限をされると逃げ出す。

気まぐれに行動し、一貫性がない。 理想ばかり高くなる。

このような状況に陥ってしまう傾向が強まります。

 

 

「火」が大きくなり過ぎたときの解決方法としては

「金」を投入して「火」の熱を下げていく考え方が、一般的に用いられます。

 

 

「金」は境界線を引く五行です。

オンとオフをきっちりと分けるのも、「金」の五行を用いた行動です。

周囲の雑音から離れて、自分時間を満喫するのも当てはまりますね。

「個」にこだわる。それが「金」

 

 

「水」が大きくなり過ぎたときの解決方法としては

「木」を投入して「水」を吸い上げる。

これは「火」がとても弱くなっている場合に限り、使われる方法です。

なぜかと言うと、「火」は「木」を投入することで、大きく育っていくからです。

なので、相反する二つがぶつかり合ってしまいます。

 

「水」を吸った「木」は、枝葉を伸ばしていきます。

伸ばす方向は「太陽」の方。

つまり、明るい方向へ気が流れることで、暗闇に明かりが灯ります。

 

 

 

 

いつも目標に向かって、全力で走っている人は「火」がいっぱいの人。

なので、時には「水」も必要です。

 

「火」が大きければ大きいほど

それを相殺するほどの「水」が必要です。

 

 

「水」の欲(五欲)は「睡眠」です。

そういえば最近、某乳酸菌飲料が手に入らないほど人気なんだとか。

それは、みんな、全力で走っているからに違いない!

頑張っているみんな、素晴らしい!

 

 

頑張っているからこそ、頑張らない自分も同じくらい大事にしたいですね。

それ無くして「成熟」は存在しないから。

 

 

「個」の時代は、「陰」を満たす時代なのかもしれないと感じています。