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「オーダーメイド鑑定」の達人になろう:「三因制宜(さんいんせいぎ)」

対面鑑定で、最も忘れてはいけないポイントのひとつは、「個人的」であることだと思います。

 

相談事については、「人間関係・恋愛」「仕事」「これからの方向性」などの質問がとても多いのですが、その「答え」に関しては、「ケースバイケース」です。

 

なので、その人の置かれた「立場」(年齢も含めて)を考慮して、その「立場」を最も活かせる「答え」である必要があります。

 

 

例えば、小さなお子さんを育てておられて、実家が遠方などで、周囲に気軽にお手伝いを頼めるような環境にない場合、「仕事運」が上昇していても、「さあ、お仕事始めましょ!」とは、なかなか難しいですよね。

 

ただ、仕事の運が強い方の場合、やはり仕事に出たくなるのです。

そして、上昇しているので、やりたい仕事に出会うのです。仕事のチャンスに恵まれやすい状況は、その人の「立場」とは関係なく巡ってきます。

 

まずは、近所の保育園を探してみたり、突然の発熱などの場合にどうするかなど、外に出る前に、やっておかなければいけない「準備」があります。

 

また、いきなり「フルタイム」ではなくて、少しずつ外に出る方法なども検討の余地があります。

子供は成長していくので、今年、来年と、どんどん子供を取り巻く「状況」が変わります。

それに合わせながら、仕事の「状況」をバージョンアップする方法もあります。

 

 

対面鑑定の場合は、運気の流れを伝えていくのと同じくらい、その人の「場所」でできる方法を、こちらも知っておく必要があります。

 

だから、仕事と子育ての両立で悩んだ経験がある、または、今悩みながら頑張っているいる占い師さんは、そこが「強み」となって、同じ悩みを持つママ達にとって、頼りになる占い師さんになります。

 

 

東洋医学の治療の大原則として、三因制宜(さんいんせいぎ)という考え方があります。

これは、「同じ病気・病態であっても、三因によって治療法が異なる」という理論です。いわゆるオーダーメイドの治療です。

 

 

1)因地制宜(いんちせいぎ):場所によって治療法が変わる

2)因時制宜(いんじせいぎ):時(季節)によって治療法が変わる

1)因人制宜(いんじんせいぎ):人によって治療法が変わる

 

 

運気の調整も、この理論をもとに調整をしていかなくてはいけません。

そうすることで、「オーダーメイド占い」になるのです。

 

 

 

三因に基づいた「オーダーメイド占い」とは何かを考えてみました。

 

1)因地制宜(いんちせいぎ)

「場所」すなわち、環境や立場によって調整法が変わります。

これは、先程の例でも書いたように、「家族構成」「周囲の人間関係」、「実際住んでいる場所」など。

 

もう少し深めて考察すると

先程の、子育てママさんの仕事を始める相談の場合では

「車の免許を持っているか」「免許を持っている場合、車をいつも使えるのか、使えないのか」

ここから、通勤方法や、保育園の送り迎えについて、可能な事がわかります。

 

「資格を持っているか」「今後資格を取得したいのか」

ここから、資格で仕事が出来ると、その職種が人手不足の場合は、働き方の融通が効く場合が多くなります。

また、今後取得したい資格があるのであれば、それに有利な職種を選んで行った方が得策です。

 

 

 

2)因時制宜(いんじせいぎ)

時代背景や、タイミングによって調整法が変わります。

時代背景によって、求められる「場所」が違ってきます。また、今後求められる可能性が高くなりそうな「場所」を見つけていくことによって、「場所」に向かう際に、時代が背中を押し上げてくれます。

 

タイミングは、動きたいと思っている時は、動くタイミングだと思ってくださいね。そして、そんな時には、「どうしたら動けるか」と考えて、使えるものは全て使う方向でいきましょう。

 

もう少し深めて考察すると

転職しようかどうかと、ずっと考えている場合

今の「職種」が、今希望する「職種」が、今求められているのか、これから求められていきそうなのかを考えます。

昨年から今年にかけて、飲食店はとても大変な状況になっています。大変な最中には、新人さんを新たに迎え入れる余裕は、難しい状況だと思います。

だから、どうしても、憧れの飲食店で働きたいと考えているならば、もう少し待ってみるのも得策です。でも、ただ待つのではなく、それまでに「準備」をしておくのです。

足繁く、そのお店に通って、そのお店のメニューを覚えるなどをする。そして、もしかしたら、ある日突然「スタッフ募集」の張り紙がお店に張り出されているのを発見できるかもしれません。

 

いくら「仕事運」が上昇していたとしても、時代背景に合っていないと、チグハグになってしまいます。そして、タイミングは、常に気を向けていないと、乗り遅れてしまいます。

 

 

 

3)因人制宜(いんじんせいぎ)

命式・年齢・性別・目標によって調整法が変わります。

 

命式は、その人の取扱説明書のようなものです。そこからプレッシャーに強いか弱いかがわかります。

プレッシャーに強い人は、先に動いて後から調整をしていき

プレッシャーに弱い人は、ある程度準備をしてから動く。

その逆にすると、強い人は、動けない時期は、待ちきれなくて、気持ちが焦って、動かない自分が許せなくなってしまいます。

弱い人は、いきなり新天地に放り出されると、もうそれだけでプレッシャーに押し潰されてしまい、出来ることも出来なくなってしまいかねません。

 

年齢や性別によって、今立っている「場所」が違ってきます。

その「場所」によって、出来る事と出来ない事を見極めなくてはいけません。

 

目標については、なるべく近づける方法を選択していきます。

 

 

 

せっかくの「対面鑑定」です。だから、オーダーメイドでなくては意味がありませんよね。

 

 

これらの「占い・三因」について、もうお気づきの方も多いかと思いますが。。。

実は「占い以前」の事なので、運気には全く関係のない話です。

 

そして、これらに関しては、「経験」から得る情報がとても多いです。

たくさんの「経験」は、たくさんの「視点」や「考え方」をもたらしてくれます。特に、「辛かった」「嫌だった」「悔しかった」「悲しかった」など、ネガティブな感情が伴う場合には、最強の「視点」や臨機応変の「考え方」をもたらしてくれます。

 

人一人が「経験」できる事は、限られています。

なので、普段から、「他人事」とスルーせずに、「自分だったらどうするかな」と、「自分事」に置き換えてみると、それも実際の「経験」ほど強靭ではないかもしれないけど、立派な「経験」として、刻まれていきます。

 

また、近くの「ユニークな人」は、絶好の「経験」を伝授してくれる有難い存在です。

私の周囲の「ユニークな人」達は、私の「経験」をバージョンアップしてくれる心強い存在です。だから、「ユニークな人」達が、「ユニーク」を極めて楽しく進んでもらいたいなと思います。ずっと応援していたいです。

それは、私の「経験」として、私の幅を広げてくれることになると思うからです。

 

 

占いの勉強も大事ですが、それと同じくらい、出来事を面白がって、感じて、考える事が、「鑑定」の質を上げてくれるのではないかと思っています。