ブログ,  占い

12運について考えてみた:③冠帯

12運の「冠帯」は、人の発達段階に例えるならば青年期に該当すると考えます。
十干十二支の組み合わせでは、十干は火気(丙丁)・土気(戊己)・水気(壬癸)、十二支は土気(丑辰未戌)です。
十干火気(丙丁)・土気(戊己)・水気(壬癸)の気の流れる特徴としては、方向性なし、もしくは四方八方に広がることです。決められた方向に進むのではありません。そのため、「制限」を嫌い、臨機応変に状況に応じて姿を変えていく性質があると考える事ができます。
十二支土気(丑辰未戌)は、全ての「季節」の墓支として配置されます。いわゆる「季節の変わり目」です。よって、境界線は曖昧となります。また、「変わり目」の起点となるので、そのものは動きません。よって、「型」は認識できます。なので、十二支土気を持っている人は、「真面目」「頑固」「コツコツ」などのキーワードが当てはまるタイプでもあります。

そのような組み合わせから成る「冠帯」の特徴は、なんと言っても、変わらず貫く信念がある。
その信念に従って行動する。そのために人の意見に振り回されるのを嫌う。しかし、周囲に合わせずに発言や行動をするので、誤解をされやすい面もあります。また、本人が意識しなくても「反対勢力」「敵」を作ってしまうことも。
でも、頑固でマイペースで、どこにいても「変わらない」人は、とっても頼りになるし信頼できる人ですよね。

六十干支の中で、「冠帯」は6つあります。
それぞれの特徴について書いていきますね。

「5戊辰」
緑が美しい雄大な山の景色
・戊の特徴から
一度決めから最後まで頑張る。コツコツ積み上げるように行動する。計画を立てると安心する。
責任感が強い。
・辰の特徴から
陽気盛んで活動的。時に衝動的となる。
夢を実現させるために辛抱強く行動する。(安定は嫌う)
・総合的に解釈をすると
新しい事を始める改革者。
リスクを恐れずに行動し、周囲を巻き込み大きな「流れ」を生み出す力がある。

「44丁未」
灼熱の砂漠が広がっている景色
・丁の特徴から
一見すると穏やかで優しい印象だが、怒ると突然攻撃的になる。
・未の特徴から
円満主義で争いを好まない。理論的に発言をする。
不要なものを削ぎ落とし排除する。
・総合的に解釈をすると
激しい情熱を持ち、目標を達成するために、何度でも挑戦を繰り返す。
人からコントロールされるのを非常に嫌う独立独歩のタイプ。

「50癸丑」
ぬかるんだ冷たい大地の景色
・癸の特徴から
周囲の状況に応じて態度や意見を変える。臨機応変に行動する。
・丑の特徴から
曲がっているものを真っ直ぐに伸ばすように、整えながらゆっくりと前進する。
忍耐強く着実に取り組む。
・総合的に解釈すると
優れた直感力と冷静な判断で、着実に成果を重ねていくタイプ。
周囲の人に信頼をされるので、「まとめ役」になりやすい。(本人が望まなくても)

「53丙辰」
太陽の光に照らされた山の景色
・丙の特徴から
明るい 嘘がつけない 前を見て進む
・辰の特徴から
陽気盛んで活動的。時に衝動的となる。
夢を実現させるために辛抱強く行動する。(安定は嫌う)
・総合的に解釈すると
「未来」よりも「今」を大事に行動する。抜群の行動力がある。
人にコントロールされるとテンションが下がる。
気分にムラがあり感情に行動が左右されやすい。

「56己未」
乾燥した大地に風が吹き土埃が舞う景色
・己の特徴から
人の役に立てると嬉しくなる。誰かに喜んでもらいたい。
育成する仕事に向いている。
・未の特徴から
円満主義で争いを好まない。理論的に発言をする。
不要なものを削ぎ落とし排除する。
・総合的に解釈すると
状況を見て判断し、抜群の行動力を発揮する。
良くも悪くも周囲に大きな影響を与える。
リスクを取ってでも発展のために力を注ぐ。

「59壬戌」
堤防の中を激しく流れる大河の景色
・壬の特徴から
マイペースで、人からコントロールされるのを嫌う。純粋な心の持ち主。
・戌の特徴から
陰が過剰へ向かう頃。思慮深いが行き過ぎると心配性のあまりおせっかいになる。
責任感が強く、周囲の人のために頑張るタイプ。
・総合的に解釈すると
忍耐強い。自分で我慢している事に気づかず、ストレスを溜めやすい。
的確に素早く状況を判断し、行動に移す。
待たされるのをとても嫌う。

全ての冠帯さんにとって最も大切なことは「失敗を恐れないこと」です。
社会に出たばかりのフレッシュマンが、数々の失敗を経験して、円熟した社会人として成長していく様に、冠帯さんにとって「失敗」は、後から笑える「失敗談」として、他の人たちに笑いや勇気を与える「ネタ」となります。
だから、「失敗」を人のせいにするのではなく、謙虚な気持ちを持って、試練を乗り越えていくと、運気がぐんぐん強くなって、上昇していくと思います。