ブログ,  占い

「癸」さんの相談が急上昇・・その訳は?

最近、日主「癸」さんのご相談が急増しています。
「癸」は十干支の中でも一番「エネルギー」が弱いと考えられているせいもあってか、とにかくプレッシャーがグイグイかかるのが苦手な傾向があります。
特に4月5月は「土」月が巡っているので、か弱い水が土に吸い込まれていき、圧迫感を感じてしまっているのかもしれませんね。
「癸」さんは「土」が苦手です。
命式のバランをとる場合でも、なるべく「土」は使わない、というか、なくてもいける。ない方が良い。
土に吸収される水は、本来の力が発揮できないと考えられています。
なので、日主「癸」で他の柱に「土」がたくさんある時には、「まるで土」のような雰囲気になります。
「癸」の「つかみどころのない柔軟さ」が閉じ込められてしまいます。
後先考えず、思うがままに進む軽やか長所が発揮できず、水分をたっぷり含んだ粘土のように、重々しく考えすぎて立ち止まってしまいます。

しかも厄介なのはそれだけではないのです。
今年一年かけて巡る気は木気です。
木気は「まるで木々が伸びゆくように」成長進化を遂げる象徴。
なので、本来であればさまざまなものが進むため、決して悪いことばかりではない。
4月から巡っている土気は、木気にとって根が張れる「やりがいのある」気。なので安定して物事が進みやすいと考えることができます。
優しい水である「癸」は、根を張る木に恵の雨をもたらします。
なので、どんどん木が成長する。
とても喜ばしい景色とはいえ・・・・「癸」のパワーは土に吸い込まれ木にも吸収され・・・・
力が弱っていくいっぽうなのです。

そもそも運気には良し悪しはありません。
巡る気と自分の持っている気が合わさることでできる景色が、自分にとって苦手だと悪いと感じ、喜ばしいと良いと感じます。
伸びゆく木のように、進化を遂げたい「癸」さんにとっては、ちょっと辛いけど、でも一歩一歩進めているはず。
月の運気の五行は2か月ごとに切り替わります。
6月7月は金気が巡ります。
金気は木気を切り揃えて型を作ってくれる特徴があります。余計なことは切り落とす厳しさはありますが、繁すぎた木にとっては身軽になって、風通しも良くなり、足元に太陽の日差しが届きます。
しかも、金気は水気にとって「母」の役割を担っています。
なので元気をくれる。
「癸」さん、あと少しの辛抱。
この2か月頑張って良かったと、思える出来事が待っていてくれている!
なので、そろそろ気持ちが乗らないこととは距離を置き、身辺整理をしてみましょう。