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香りを感じる感覚を磨こう:運の良い人は、いつもタイミングが合っている

公益財団法人日本アロマ環境協会の会員には、季節毎に機関誌『AEAJ』が届きます。

いつも興味深い内容の記事や、香りを「安全」に楽しむための情報が盛り沢山に掲載されています。

 

今年の「夏号」の中に、とても面白い記事が載っていました。

 

清水邦義先生の記事です。

清水先生は、九州大学農学研究院 森林圏環境資科学研究分野 助教授・博士(農学)として、日々学生さんたちの指導育成、研究に取り組まれておられます。

「あらゆるものを生んでいるのは森であって、その森が生み出すものを研究し、世の中の役に立てていこう」(本文より抜粋)

そのために、「森」の研究をされておられます。

 

 

「香り」の研究もされているのですが、機関誌に「低濃度」の香りの研究について書かれていました。

視覚作業を長時間続けた状況において通常は正答率が低下しますが、月桂樹の香りを嗅がせた被験者の正答率の低下はどうなるのか実験をされました。

その結果、月桂樹の香りを嗅いだ群に、正答率の低下が抑制される結果が出たそうです。

 

月桂樹の香りには、「シネオール」という成分が含まれています。「シネオール」には、覚醒効果があると言われています。

 

 

「香り」は、鼻から息を吸う過程で、香り成分が体内に取り込まれていきます。鼻の粘膜を通過し脳に伝わり、「匂い」として認識します。

 

認識するには、ある程度「香り」が強くなければ感じないのですが、清水先生の研究によると、「10人いたら鼻のいい5人が気づく程度の微かな香り」の方が、正答率の低下がより抑制されたのです。

また、高濃度の場合は、低下を抑制するとはならなかったそうです。

 

何でもそうですが、「濃い」方が効きそうな気がします。

香りも「濃い」方が、香り成分も濃くなるので、効果が上がりそうな気がしますよね。

それに、香っているのかわからないほどの低濃度では、物足りなさも感じてしまいます。だから、アロマを香らせる時、つい濃くしたくなってしまいます。

 

そんな「見せかけの大きさ」を、つい信じてしまいますが、やはり何事も「適量」がある。なのでほどほどの「良い加減」に留めておく事が必要なだなと感じました。

 

 

 

「運の良い人」とは、いったいどんな人だろう。

そう考えた時に、答えはいろいろあるとは思いますが、なんといっても「タイミングの良い人」ではないかと思っています。

 

と言うのも、人一人が出来る事は限られています。せいぜい「右のものを左に移動する」程度です。

その中で、とても大きな事を成し遂げるには、沢山のものを、時間をかけて移動するしかありません。

 

ただし、それは一度に移動出来るものが、両手に持てる程度の小さなものだとした場合の話しです。

時間をかけたくなければ、一度に沢山のものを移動すれば良いのですが、それには沢山の手があれば可能です。

 

そこで「タイミング」が重要となります。

 

周囲を味方につけるタイミングを、察知して、迷わずタイミングに乗る。

それは、自分で起こすのではなくて、すでに起きている中に飛び込むイメージです。

 

だから、タイミングは「計画」はできなくて「想定外」であり、思ってもみなかった方向から、考えてもいなかった依頼が舞い込む感じです。

そして、依頼を掴むために、持っているものを手放します。

 

 

実はもっと「強者」がいるんです。

それは、依頼が来る前に、先に手放しを終えて準備をする人。

準備ができているから、楽々と依頼を掴めますね。

 

「強者」は口を揃えて、手放す時に「飽きたから」とさっぱりと話されます。

心から気が済んでいて、表情も晴れやかです。

 

 

きっと、潮目が変わるタイミングの「香り」を感じ取っているのかもしれないですね。

だから、心の中に本人さえ気が付かない「確信」があるのではないかと思います。

 

 

「低濃度」の香りを感じた人は、もしかしたらタイミングが良い人かもしれないですね。

 

心地良い香りを感じて、香り成分が自分に染み込んだ状態を察知できたから。

良い香りを感じて、気分がリラックスするのを感じただろうから。

自分の周囲の「空気」が変化したのがわかったから。

 

実験で、正答率の低下が抑えられた人の内、香りを感じた人の割合がどのくらいだったのかはわかりませんが、もしかしたら、香りを感じた人の方が多かったかもしれませんね。

 

それにしても、「低濃度」の定義が、「10人中5人が感じる」と言うのも、陰陽のバランスが取れているみたいで面白いですね。

 

 

タイミングが良くなるには、「五感」が豊かである事が欠かせないのかもしれません。