過去ブログ

組織の中で生きる:タロットカードの私の解釈「法王」

 

本を2〜3冊。

 

出先で、ちょっとした空き時間に読めるようにいつも持ち歩いています。

 

電子書籍も試してみましたが…

何となく落ち着かない。

というか

 

パソコンや携帯の画面に映し出される「文字」は、何となく動いている感じがするのです。

 

旬の情報や、今まさに起きている出来事に関しては、画面からの方が、何となくハマる気がします。

 

なので、本については「紙の本」派です。

 

何度となく読み返す本が2冊あります。

「星の王子様」と「夜と霧」です。

 

読むたびに、違う箇所に心が惹かれます。

でも、いつも同じ箇所にも惹かれます。

 

違う箇所に惹かれるのは、私が「成長」しているから。

同じ箇所に惹かれるのは、その箇所がブレない私の軸なのでしょう。

 

 

 

法王のカード

「順応性」「慈愛」「学習」「慣習」

を示しています。

 

法王は、「清廉潔白」の白い洋服を身につけ、「情熱」を表す赤いマントを羽織っています。

二人の使途が、法王の前にひざまづき、彼の教えに疑う事なく敬意を示しています。

二人の使途は、一人は赤い花の模様の洋服を、もう一人は青い葉の模様の洋服を着ています。

 

違う「」をまとっていても、違う「」を持っていても、全く同じように、同じ姿勢で法王の前で、静かに話を聴いています。

 

このカードは「組織の中で生きるには、疑う事なく、習慣やモラルに従って生きることで、組織(法王)の祝福を受け、守られる」ことを示しています。

 

二人の使途の間には、二本の鍵が置いてあります。

 

法王を見上げているうちは、鍵は目に入りません。

でも、どちらかの使途が、ふと目を下にそらしてみたら・・・

きっと、「鍵」が目の前にあることに気がつくことでしょう。

 

 

もしも鍵を手に取ってみたくなったら

もしも鍵を使ってみたくなったら

もしも鍵を使って違う扉を開けてみたくなったら

 

 

今までの様な気持ちで「法王」の話を聴き続けることはできなくなってしまいます。

 

その時、彼はどうするのでしょうか。

「鍵」が気になったとしても、そのまま気がつかないふりをして「法王に従い続けることもできます。その方が、守られているから。

 

でも、心の中で「鍵」の事が気になる気持ちが大きく大きく膨らんで、守られることに「違和感」さえ感じ始めてしまったら。

 

「鍵」を手に取って、そして「違う扉」に向かってその場を去って行くかもしれません。

 

そして、新しく開いた扉の向こうの世界に旅立って行くのでしょう。

 

 

もう一人の使途は、「法王」しか見ていなければ、きっと彼がいなくなったことに気がつかないことでしょう。

でも、彼がいなくなったことに気が付いたら。

 

彼もまた、新しい扉を開ける「鍵」が目の前にあることに気がつき、そしてまた、いなくなった使途のように、「法王」の話を聴きながら、心は動き始めます。

 

 

人は「環境」「教育」「体験」で成長していきます。

 

「こうあらねばならない」と信じていることは、今まで居た場所で「そうする事が良し」とされてきたから。今までの自分が信じている事です。

でも、「環境」が変わり、新しい「学び」を「体験」したら

人は成長します。

 

「違和感」は成長し始める時に、最初に感じる思いだと思います。

 

 

 

だから私は、タロットカードリーディングで法王のカードが出た時には、

「小さな違和感を見過ごさず、しっかりと感じてくださいね」

と伝えています。