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今週のアロマブレンド「サイプレス ・ベチバー・ベルガモット」:チャンスはもうすでに、そこにある:「天地人」

先日の向日葵たちは、まだこんなに元気一杯です。

 

今日は、大家さんから、お庭のスモークツリーのお裾分けをいただいたので、向日葵たちにも、お友達ができました。

 

 

生花を飾ると、水換えなどのお手入れが、一手間かかりますが、毎日、生きているお花の様子を見ながら、しおれた葉っぱを取り除いたり、水換えや花器を洗ったりすると、部屋の「気」に刺激となって、その場がリフレッシュするのを肌で感じることができます。

 

「肌感覚」を意識するのは、「気」の巡りを「肌感覚」で捉えるための練習にもなるんですよ。

 

なので、大切にしたい「一手間」です。

 

 

<今週のアロマブレンド>

・サイプレス ・・2

・ベチバー・・・1

・ベルガモット・3

 

テーマは「天地人の香り」です。

 

 

「ベチバー」は、とにかく「土」っぽい香りです。

単体で嗅ぐと、ちょっとキツいし重たい。

 

ベチバーの精油は、とても濃度が濃く、トロッとするというより、ドロ〜ンとしています。

 

アロマオイルが入っている容器は、口を下に向けると、一滴づつ精油がポトリと落ちる仕掛けになっています。

なので、「振らず」に落ちるのを待つのです。

 

 

ベチバーは、重くてドロっとしているので、「ポトリ」を気長に待たなくてはいけません。

 

 

少し出てきた・・・

容器を動かさず、ひたすら待ちます。

 

 

まだかな、まだかな。。。。

 

 

もう少し。

ここで焦ってはいけません。

 

 

トロンと、落ちてくれました。

待ってて良かった、と感じるほど、ブレンドに深みを添えてくれる香りは、「グランディング」にお勧めの香りです。

 

 

 

『天地人の香り』

・サイプレス 

 支配星は、土星・冥王星

 サインは、水瓶座

サイプレス は、ギリシャ神話やローマ神話の中で、死や冥界に関わる、神の象徴として、大切に扱われていました。

爽やかな香りですが、軽いだけではなく、どこかキリッとした、シャープな気を感じる香りです。

まるで、大いなる「天」のよう。

 

・ベチバー

 支配星は、土星・冥王星

 サインは、山羊座

とにかく「土」を感じる、スモーキーなズシンとした重たさを感じ香りです。地に足をつけ、丹田に気を集中して、「自分」らしくありあたい時に、とても「欲しくなる」香りです。

まるで、広がっていく「地」のよう。

 

・ベルガモット

 支配星は、太陽

 サインは、射手座

柑橘系のベルガモットの実は、南向きの、お日様の光がたっぷりと注ぎ込む山の斜面で育ちます。

甘酸っぱさを感じる、爽やかな香りは、気持ちを前向きにしてくれます。

 

「星座」の巡りも、東洋の気の巡りと同様に、「進化」の過程の順番です。

「星座」は、この世に誕生し、「社会」の中での自分を確認しながら、最終的には、「大いなる全て」と繋がっていきます。

 

「射手座」は、「社会の中の自分」を確立させ、これから、「大いなる社会」に飛び出す段階のイメージです。

キーワードとして、思想・哲学・宗教があります。

大いなる社会に向けて、「大人になった自分」として、矢を射る。

自分の役割を果たそうと試みるのです。

 

「山羊座」は、「射手座」の次に控えている「部屋」です。

この「部屋」では、「主語」が、「わたし」ではなく、「皆んなの中のわたし」となっていきます。

自分がやりたいことよりも、「公」として求められる中での、自分の役割を演じます。

伝統を重んじるのです。そして、伝統を打ち破ろうとして、試練と向き合い、乗り越えて行こうとします。

 

「水瓶座」は、「山羊座」の次に控えている「部屋」です。

この部屋では、「全て」を求めてきます。

「全て」が移ろい、変わっていったとしても、それでも変わらない「普遍的なわたし」を要求してきます。

水瓶座は、「自由」であることを、「平等」であることを知らしめます。

「自由」とは「不自由」であること

「平等」とは「不平等」であること

その二つの相反する中で、葛藤します。

 

「射手座」→「山羊座」→「水瓶座」

変わりゆく「社会」から、それでも変わらない社会の中にある「普遍的価値」を自ら掴んでゆく

 

これが、今週のブレンドのイメージです。

 

 

 

アロマオイルのブレンドをする時、よくこの2冊の本を参考にしています。

特に、精油の支配星、サイン、効能、などは、詳しく分かりやすく書かれてあります。

 

2冊とも、踏み込んだ深い内容を知ることができるので、アロマテラピーだけでなく、東洋医学、占星術に興味がある方にも、とってもお勧めです。

 

 

東洋思想では、世の中は「天」「地」「人」で構成されていると考えています。

 

「天」は、天空のイメージです。

理想・空想・夢・希望・可能性・自由など

それらを象徴しています。

つまり、「形のない」もので、掴みどころがないもの。

「天」の気は、下に向かって降りてきます。

 

「地」は、大地のイメージです。

現実・財産・実在・概念・具体的・枠組みなど

つまり、「形」として皆が認識できるもの。

「地」の気は、上に向かって上がっていきます。

 

「人」は、人間界。

この世を生きている人です。

 

 

「天」から降りてくる気と、「地」から上がる気は、「人」に向かって注がれます。

「天」と「地」が、ぴったりとパズルのピースのように合わさって、「人」と一体化した時、それが「運に選ばれた」瞬間です。

 

つまり、現実に根ついているものしか、可能性として広がらないし、具体的出なければ、夢として形にはなりません。

 

 

チャンスとは、掴むものではなく

チャンスとは、そこにあるもの

 

「天」がどこに向かって降りているのかを予測し動く

それに向かって、「地」がいつ上がるのかを予測し待つ

 

その二つの予測の駆け引きをできる「人」が、「天・地・人」として、チャンスの「場所」に座れます。

 

 

なので、上を向いて、両手をいっぱいに広げ

大地を踏みしめ、「覚悟」を腹の中に落とし込んでいる

そんな人は、もうすでに、「チャンスの場所」に立っているのです。