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五つの気「体験週間」が始まりました:八専:「暦」を感じて楽しみましょう

万年暦に記されている「暦」は、上のパーツと下のパーツの二段構造です。

 

上のパーツは「干支」です。

干支が示しているのは、五つの気がどの様に「動く」のか。行動パターンを教えてくれます。

巡る順番は決まっていて、「木」から始まり「水」で終わります。

五つの気には、それぞれ陰と陽があるので、干支は全部で10個あります。

 

10個の始まりは、「甲」(木の陽)です。

甲・・・木の陽

乙・・・木の陰

丙・・・火の陽

丁・・・火の陰

戊・・・土の陽

己・・・土の陰

庚・・・金の陽

辛・・・金の陰

壬・・・水の陽

癸・・・水の陰

 

この順番で巡ります。

 

下のパーツは「十二支」です。

 

「十二支」は、形にできない「気」のイメージを示しています。

十二支も、五つの気(木火土金水)を宿しています。

 

子・・・水

丑・・・土

寅・・・木

卯・・・木

辰・・・土

巳・・・火

午・・・火

未・・・土

申・・・金

酉・・・金

戌・・・土

亥・・・水

この順番で巡ります。

 

10個の干支と、12個の十二支の組み合わせは、全部で60個あります。

これらを「六十干支」と呼び、この六十干支それぞれの組み合わせの「気」の特徴を読み解くことで、「運気」を観ていくのです。

 

一年に一つづつ巡る干支で年運を

ひと月に一つづつ巡る干支で月運を

そして、一日に一つづつ巡る干支で日運を観ます。

 

影響の大きさでは、やはり年の干支が大きいです。

年の干支のうえに、月の干支が乗っかって、その上に日々の干支がちょんと腰をかける。

その様なイメージで、読み解きます。

 

日々の干支は、「今日のお天気」

影響力はそんなにないかもしれませんが、知っておいた方が動きやすくなる感じで捉えると良いと思います。

 

日の干支は60日で一周します。

なので、だいたい「2ヶ月ワンクール」です。

 

 

11月11日の今日から12日間

「今日のお天気」が偏ります。

 

十干支と十二支が、「同じ気質」を持った者同士でくっ付くのです。

 

これを「八専」と言い、実は、「凶」とされているのです。

 

ただし、これは「偏る」からその様な解釈をされているだけのことで、最近の解釈では、偏るからこそ、勢いが出る。よって、良いことも、またそうではないことも、両方とも勢いが出るからこそ、気を引き締めて、ポジティブに行きましょう!と読み解く占者が増えています。

 

私もそのように解釈をしています。

日々の暦に関しては、絶対的にこうしなくては、と捉えてしまうと、動きがギクシャクし始めてしまい、結局、振り回される羽目になってしまいます。

これでは、開運のためにと意識したことが、「足かせ」になりかねません。

 

「選日」に関しては、選ぶ余裕がある時にはしっかりと選び、もう決まっている日程や、選ぶ余裕がらない時には、「何と言われようとも、その日が一番!」と、自信を持って決めてしまいましょう。

 

 

11日  壬子(水水)・・・水に偏る

12日  癸丑(水土)・・・間日

13日   甲寅(木木)・・・木に偏る

14日  乙卯(木木)・・・木に偏る

15日  丙辰(火土)・・・間日

16日 丁巳(火火)・・・火に偏る

17日 戊午(土火)・・・間日

18日 己未(土土)・・・土に偏る

19日 庚申(金金)・・・金に偏る

20日 辛酉(金金)・・・金に偏る

21日 壬戌(水土)・・・間日

22日 癸亥(水水)・・・水に偏る

 

木が偏ると、パキッと芽が飛び出します。

何が始まるかも。

 

火が偏ると、情熱の炎が熱く燃えます。

やる気がメラメラ湧いてくるかも。

 

土が偏ると、どっしりと地に足がつきます。

これで良いんだと自信が持てるかも。

 

金が偏ると、キラキラ感性が際立ちます。

斬新なアイデアが光るかも。

 

水が偏ると、さらっと水に流せます。

できない事は出来ませんと宣言したくなるかも。

 

ちなみに「間日」については、中休みの日なので、気の偏りはないとされています。

 

 

今日からは、「気の季節」をしっかりと感じることができるかもしれませんね。

 

「今日のお天気・八専」を、お楽しみくださいね。