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「理想」を追う人?「夢」に向う人?:手相

手相を観る場合、手のひらに伸びる「線」も重要ですが、それと同じほど大事なものがあります。
それが、手のひらの膨らみです。
その部分を「丘」と言います。

5本指の付け根や、手のひらと手首の逆目、それから、人差し指と親指の間あたりと、小指と手首の境目の中間あたりに「丘」があります。

「丘」は、その膨らみに、気を貯蔵すると考えられていて、弾力がある力強い「丘」は、多くの気を貯蔵し、良い感じに熟成すると考えます。

つまり、盛り上がっている方が「強い」となります。

それぞれの「丘」には、貯蔵する気の特徴があります。

その中で、自分軸となるのは、中指の付け根部分にある「丘」です。
ここが盛り上がっている場合は、とても忍耐強く、思慮深く、地に足を付けてコツコツと進むための気を蓄えています。
この部分の「丘」は、「土星丘」と呼ばれますが、ここが盛り上がっている人は、忍耐強く、思慮深く、地に足を付けてコツコツと行動する傾向が強いですね。

「土星丘」から親指方向に向かうほど、気は、重たく固まっていく方向に向かいます。つまり、より現実的に、より具体的に、限定された部分で気が働くイメージです。
そして、その反対に、小指方向に向かうほど、軽やかで広がっていく方向に向かいます。つまり、夢に向かって、際限なく、広く遠い部分で、気が働いていきます。

その人が「どこに目指して進むタイプ」なのかを観る場合、人差し指と薬指の付け根を観察します。「丘」の張り具合とか、そこに「線」が現れていたら、「線」の状態を観ます。

人差し指の下の「丘」は、中指から親指側にあります。
と言うことは、自分を軸にして、より現実的に具体的に、限定された部分に、気を動かしていくことになります。

明確な目標を立て、獲得したいもの決まっています。そのために、周囲の人と協力体制を築きます。

この部分は「木星丘」と言います。

常日頃から、上を目指す人なので、他人から見て「憧れの人」です。
なので、影響力が強い人ですね。

占星術では、取り扱う惑星には、それぞれ「キャラクター」があります。
その中で「木星」は、「発展と拡大の星」と考えます。
実際の木星は、ガスで覆われている巨大な惑星で、その自転周期は10時間ととても速く、まるで竜巻みたい。近くにいたら(そんなことはあり得ませんが・・・)嵐に巻き込まれて、吹き飛ばされてしまいますね。

「木星丘」が発達している人は、「竜巻系」みたいだと思います。

人差し指を刺した方向に、人を動かし、自分も進み、「目的地」に到達します。
素晴らしい「理想」を、現実にしようと進みます。

一方、薬指の下の部分は「太陽丘」と言われています。
中指から小指側に、一つ向かう方向にあるので、具体的と言うよりは、少しふわっとした感じを目指します。また、他者との関わりも大事にして、原的的な人だけではなく、広くたくさんの「ご縁」と繋がろうと気が働きます。

「太陽」の様に、明るく前向き、そして、元気な人。周りも一緒に、明るく前向き、そして元気になれるので、一人ではできないことも、皆んなと一緒に成し遂げることができる人。または、皆んなを、成し遂げられる気持ちにさせてあげられる。

例え、今、暗い場所にいても、「きっと陽はまた昇る」と夢や希望に向かって進みます。

ご自身の手のひらを観察して、どちら側の方が、より膨らんでいましたか?

人差し指の付け根の「木星丘」の方が膨らんでいたら、具体的な目標があると、頑張れるタイプだと思います。
薬指の付け根の「太陽丘」の方が膨らんでいたら、楽しそうと思う方向に向かうと良い感じに進めると思います。

その部分に「線」がないから無理かも・・・と諦めないでくださいね。
意識して、「行動」していると、気がついた時には、すっきりとした「線」が伸びていると思いますよ。

手相は変わりますから。