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「人間関係」からしか、新しい「景色」は生まれない:相性診断のやり方

悩み事を分析してみると

・お金

・健康

・人間関係

 

ほとんどの問題は、この3つに集約できると思います。

「仕事」の悩みは入らないの?と思われたでしょうね。

 

「仕事」については、この3つの「複合型」です。

 

例えば、「このまま、この仕事を続けていって大丈夫なのか・・・・」と悩む場合

「もらっているお給料が、今後上がっていきそうにないかも」と悩んでいるなら、「お金」の悩み。

「最近、仕事がキツなって・・・」と悩んでいるなら、「健康」の悩み。

「隣のデスクの人が、あれこれ余計なことを言ってくる」と悩んでいるなら、「人間関係」の悩み。

 

なので、「仕事」についての相談は、じっくり話を聞かせてもらってから考えるようにしています。

 

 ただ、「お金」と「健康」については、答えはかなり明確に出せます。

「お金」については、いくら欲しいのか、なぜその額が必要なのか、を考えてみると、実は、無駄も多かった・・・と問題点が見えてきます。まずは、そこから対策を講じる。

 

「健康」については、気になる症状があればまずは検査。また、休めてなければ、休みをとる。そして、ストレスを溜めない工夫をしてみる。

 

だいたいは、こんな感じでスッキリします。

 

 

厄介なのは・・・「人間関係」の悩みです。

これは、相手もあることなので、自分だけが頑張ってもなかなか上手くはいかない。

好みもあるので、どうしても好きになれないこともあれば、好きになってはいけないと思いつつ、感情は波立ってしまうことも。

 

行動はコントロールできても、感情のコントロールは、そう簡単にはできないですよね。

 

 

そこで、「占い」の登場。

「相性診断」をすることになるんです。

 

 

 

相性を判断する場合、両者の関係を考慮する必要があります。

例えば、面識がない場合には、お互いの気の交流が起こっていないために、五行による表面的な相性しかわかりません。

 

これは、まだ何も始まっていない状態で、あれこれと相性を観ても、始まるかどうかはわからないので、なんとも言えないんです。

相手がどんなタイプなのかくらいはわかるので、始まるための「傾向と対策」は考えられますが。

 

 

それから、面識がある場合は、その関係性が深いほど、両者の気が交流します。

一緒に、同じ空間・時間を過ごすことで、生まれる「景色」が濃くなります。

なので、同時に悩みも濃くなるとも言えます。

もちろん、良いことも濃くなりますよ。

 

「期間」と「場所」を共有するほど、「景色」は濃くなるんです。

 

 

ただし、関係が始まっていないからと言って、一概に相性は判断できないわけではありません。

例えば、画家や作家の作品に出会い、人生を変えるほどの衝撃を受けることなどがあります。

その場合、自分にとって、インパクトのある気を、その人物が持っていることもあります。これは一方的な関係ではありますが、相性が良かったりします。とても非常に興味深いところですね。

 

 

では、具体的には相性はどうやって観るのかですが

職場の人間関係や、趣味活動の仲間、クラスメートなどの、「期間限定」「場所限定」の人間関係では、お互いの日主の関係性から、相性を判断します。

 

日主とは、「命式」の中の生まれた日の「柱」の中の、十干の部分です。

日主は、その人の「頭」の部分だと考えてくださいね。

十干は外の気、つまり、表現方法や行動パターンなどを示しています。なので、この部分の関係性を観ると、「合う」「合わない」が見えてくるのです。

 

例えば、「木」の人の場合、「水」の人との相性は、「サポートが受けられる人」となります。

「水」の人の場合は、「木」の人に水をあげるので、「お世話してあげたくなる人」となります。

 

 

また、ちょっと深掘りたいときには、自分の五行バランス図に、観たい相手のバランス図にある五行の点数を加えて、全体の変化を調べる方法もあります。

これは、相手から、どのような影響を受けるかを、全体像から判断することができます。

 

 

 

家族、恋人、パートナー、長い付き合いの友人など、期間や場所に限定されない人間関係では、上記の方法に加えて、日柱地支同士の組み合わせから判断します。

地支とは、生まれた日の「柱」の中の、十二支の部分です。

これは、どのような感情が生じるかを知ることができます。

 

地支は、内側の顔、つまり、本音の部分を表します。

より密な関係では、心と心の関係となるので、十二支も重要となります。

 

また、両者の間では、命式だけでなく大運も「混じり合う」ので、相手の大運にある十二支も加えていくと、より深く判断することができます。(浅野太志氏提唱)

 

 

このようなことから、密接になるほど、人間関係では、個人の命式・大運と相手の命式・大運とが混じり合い、「新しい景色」が生まれると考えられますね。

友人としてお付き合いしていたときには、あまり好きではないかなと思っていたのに、パートナーになったら、とっても大好きになった、なんてことも、実は、相性判断からすると当然なんですね。

 

人はみんな、それぞれの「景色」を持っていて、出会いとは、それぞれの「景色」が一つになること。

人との出会いから、大きく人生が変わることがあるのは、持っている「景色」と、全く異なる「景色」が生まれるからです。

 

 

 

 

「ご縁」が運気に与える影響は、計り知れない可能性を持っていると言えますね!

可能性は、いつも、不確定で不安定。

どうなっていくのかもわからないし、自分の希望通りにはいかない。

なので、「人間関係」の悩みには、「明確な答え」はなくて、お互いに寄り添って、「答え」を一緒に作っていくしか、方法はないんじゃないかと思っています。