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KAGAYA『星空の世界展』・大いなる「陰」を感じた・四柱推命

東洋の占術は、「内側」に深く踏み込んでいくことで「答え」を導き出そうとしていきます。
五行は「身体感覚」として感じる傾向があるため、自分の身体の奥深くに目を向けていくからかもしれません。
例えば、火気が極端に旺盛になると、心臓がバクバク拍動し、全身の血液が勢いよく巡るので、身体全体が熱く真っ赤になって、炎にでもなったかのような感覚を覚えます。実際に、火気が旺盛な人は、「瞬間湯沸かし器」のような傾向があります。

なので、東洋占術を中心に占いをしていると、時々、自分自身も内向きになって、そのせいで「視野」が狭くなり柔軟な判断ができにくくなる気がするのです。

そんな時には、真逆の世界、果てしなく広がっていく空を見上げて、バランスをとるようにしています。

そのせいもあってか、青空や星空の写真も好きです。とても癒されて気持ちが軽くなります。

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日本人の星空の写真家さんといえば、なんといってもKAGAYAさんですよね。Instagramで投稿される写真に、いつも癒されています。


先日、大好きなKAGAYAさんの写真展に行ってきました。

本当に本当に素敵な写真ばかり。時間を忘れて見惚れました。

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今回、一番感激したのがこちら。
月は今にも水面に沈もうとしています。そして「たまたま」島の海食洞からひょこりのこちらを見ています。それだけでも面白いのですが、月の上には木星があり、これから沈む月を見守っているかのようです。

たくさんの偶然が重なって生まれた束の間の「景色」です。
お題は「月の窓」

占星術では、月は「感情」。「インナーチャイルド」と解釈をされる占星術家さんもおられますよね。それから木星は「拡大・発展」。
窓は月によって閉じられようとしているけれど、また、明日になれば開く。心を鎮めると、次の発展のチャンスが輝いていることに気が付く。
終わっていくものや離れていくものは、心静かに見守っていきたいな、と思えてきました。

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この写真が誕生したのは、2023年1月25日21時21分(和歌山県)らしい。お誕生日が書いてあるという事は、「命式」を調べるしかないですよね!

で、調べてみました。

年柱:壬寅
月柱:癸丑
日柱:癸未
時柱:癸亥

天干が見事に「水」ばかり。
しかも、時柱は十二支までも「水」。
「命式」の時柱は、「最後に辿り着きたい景色」として考えます。それは、「子供(子孫)に伝えたいもの」として考えることもできます。
癸亥は、60個の干支の最後に位置していて、その巡りはトップバッターの甲子にバトンを渡します。つまり、「終わり」から「始まり」へと向かう景色です。
ということは、この写真は、月が深海に沈み、海面には何もなく、でも、遠くで大きく輝く星(木星)が光っている事を伝えてくれているのかもしれないですね。

五行を使って「妄想」してみました。(笑)

そのほかの写真も、命式に癸があるものが非常に多かったです。しかも複数。

癸は「陰」の極みです。
もしかしたら、KAGAYAさんの写真は、見る人の「気」に出合うことで、「陰」から「陽」へと向かう転換を起こしてくれるのかもしれないですね。

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