<今週のアロマブレンド>はあえてシンプルに一つだけ:くすの香:宇佐神宮:「分断」の先にある「融合」を感じる
<今週のアロマブレンド>
・くすの香(宇佐神宮)
今週は、ブレンドはせず、一種類だけを選んでみました。
一種類だけの場合は、「そのもの」を「そのまま」愉しむことができます。
潔くありたい。
清々しくいきたい。
シンプルに感じたい。
そんな時には、あえてブレンドをせず、「シングル」で。
他の何にも影響されない香りは、「不要」なものを寄せ付けないクリアな気持ちを応援してくれます。
この精油は、大分県宇佐市の「宇佐神宮」境内で購入できます。
クスノキの精油は、別名「カンファー」「樟脳(しょうのう)」とも言われます。
「樟脳」といえば、「防虫剤」
そうなんです。ちょっと「防虫剤」を感じるかもしれませんね。
でも、キリッとシャープな香りは、まるで「森林浴」をしているみたいな気持ちになって、思わず深呼吸をしたくなりますよ。
「くすの香」を香らせると、その場が「浄化」されていくように、スッキリと整って来る気がしてきます。
それは、「自然の中」にいる自分になり、自然と共に存在していて、「大いなる」ものと一体化するような「融合」の香りです。
「くすの香」の中には、なんと、ご神木クスの一片(「こころは」)が納められています。
なんともありがたい気分になれる精油でしょ!
宇佐神宮は、全国44000社あると言われる八幡様の総本宮です。
八幡大神(応神天皇)、比売大神、神功皇后をご祭神にお祀りされています。
参拝時は、「二拝四拍手一拝」です。
これは、全国でも宇佐神宮と出雲大社だけで、なぜそうなのかは、はっきりとはわからないそうです。
「手水舎」は日本一大きい水盤
綺麗な水がこんこんと湧き出ています。
「兆竹(さましたけ)」
亀甲を焼いてできる切れ目の形で、「吉凶」を占う時、その亀甲をこの竹を使って冷ましていたそうです。
「くすの香」に包み込まれながら、今年に入って、ずっと行けずじまいになっている宇佐神宮に、すごく行きたくなってきました。
そろそろ、「関門海峡」を越えて、九州に上陸したいなあ
と思いつつ
でも、もう少し様子をみた方が良いかなあとも思いつつ。。。
まずは、近場の神社から参拝しようかな。
気が遠くなるほどの長い年月の間、ずっと変わる事なくその場所に鎮座している神社は、時の流れのスパンがとても長い。
日々忙しく、短い時のスパンで進んでいると、長いスパンの「気」に包み込まれたくなります。
それはきっと、大いなる「時」と「融合」できるから。
だから、癒されて、ほっとして、浄化され、スッキリとした気持ちになって、「明日からも頑張ろう」と前に進むことができるのでしょう。
日本では、全ての自然の中には「神々」が宿っていると考えていて、山の神様、海の神様、火の神様、森の神様、自然を越えて、かまどの神様、もっと進んでトイレの神様・・・・
たくさんの神様の存在を、大切に感じて、神様たちと「共生」することで守られていることに感謝の念を抱いて、日々の生活を送っています。
「八百万の神」とは、「たくさんの神」という意味だそうです。
神様にも、得意分野や苦手なこともあり、それぞれの神様に、それぞれの感謝の気持ちを伝えていく文化が、ずっと大事にされています。
時には、神様のご機嫌をとって、そうしないと神様が、意地悪にお天気を崩すかもしれない、とか、もっと喜んでもらえるようにお祭りをしたりお供えをしたり。
それは、「八百万の神」は、身近な場所に存在して、常に一緒にあって、影響をし合っている。
全ての自然は、ずっと一緒にいてくれる「神様」だから、自然と一緒に巡っていきたい。
晴れた日には、外に出て
雨の日には内に入る。
陽の気が巡る時には、外向きにあり
陰の気が巡る時には、内向きにある
陰陽はいつもバランスをとろうと動いています。
「分断」が進むからこそ
「融合」を意識して
自然を感じていきたい
暑さの中に、涼やかな風を感じたり、旬の食材を美味しくいただいたり。
今週は、そんな風に過ごしていきたいと思っています。