2020年3月10日は「締めの満月」:乙女座満月:壬子:天と暦から読み解く「満月」の日の「景色」
2020年3月10日 2時48分
月は満月を迎えます。
今回の月と地球の距離は、約35万7155キロ。
通常、離れている距離が、約35万キロ程度に近づくと、月が最大限に大きく見える「スーパームーン」と言われますが、今回の月も、なかなかの至近距離。
なので、「ほぼスーパームーン」の満月
(ちなみに正真正銘スーパームーンは、来月4月8日11時36分に臨めます)
今回の満月は「乙女座」の部屋で起こります。
と、言うわけで
明後日は
「ほぼスーパームーン・乙女座満月」の日
「満月」とは、どういうことかと言うと
地球を中心として、天体の配置を「図」として表した時に
「月」と「太陽」の位置関係が、真っ正面(180度)になる事です。
天体の位置から、様々な事象を読み解く「占星術」では、天体たちそれぞれの意味も大事ですが、それと同じくらい、天体同士の結びつきの角度(アスペクト)を重要視して、読み解きます。
天体の意味としては
「月」は、内なる自分(感情)
「太陽」は外の自分(行動)
180度向き合う関係性は
洗いざらい、突きつけられる関係性
容赦無く、「答えはなに?」と尋ねられ、隠された部分も自覚させられます。
天体は、公転周期が遅い天体から速い天体に、影響を与えるので
「満月」は、「太陽」が「月」に向かって、「動こうよ!」とせっつきます。
だから、積極的に、行動的になれる日
ただし、本音がそのまま出やすいので、「暴走」にはくれぐれも気をつけて
<2020年3月10日2時48分(東京)のホロスコープ>
「心理学が問題に対する集合無意識のように、占星学は抽象的な星の配置から成り立っている。惑星は神々であり、無意識の力の象徴なのである。」
『占星学 リズ・グリーン著 岡本翔子・鏡リュウジ訳 青土社』より抜粋
今回の「満月」は、まるで「月」の独り舞台のような配置です。
地平線の上にポッカリと浮かぶ「月」を、他の天体たちが、地平線のしたから、みんなで見守っています。
行動を後押しする「火星」(表の上から5番目)と、物事を増やしてくれる「木星」(上から6番目)が、「太陽」(一番上)と「月」(上から2番目)に対して、優しくスムーズに、力を注ぎ込みます。
「太陽」には、「努力したことを信じてね」と
「月」には、「そのまま素直に進もう」と
穏やかな(ソフトアスペクト)関係を結びます。
厳しすぎる「ブラック大魔王」の「冥王星」(一番下)さえも、両天体と同じ、穏やかな関係を結びます。
「月」が鎮座している「乙女座」は、価値を見出す場所
細かいところに気付きすぎるあまりに、疲れてしまうこともありますが、でも、それは、「こだわり」の証です。
だから、3月10 日の「スーパームーンもどき・乙女座満月」は
自分の譲れない「こだわり」を、思いっきり「ポジティブ」に感じる日。
ただし、「木星」は、なんでもかんでも「増やして」くれるので、決して「ネガティブ」の芽を出さない事が大事です。
なので、できれば、触れる「情報」「環境」も、自分にとって必要かどうか、しっかりと、自分の目で選びたい。
目的意識を持って、選択すること。
星の世界では、3月20日(春分)から、新しい一年が始まります。
なので、今回の満月は「締めの満月」
しかも、3月10 日からは、全ての「天体」が、スムーズに流れはじめ、物事が本来進む方向に流れやすくなると言われています。(順行)
この順行期間は、4月25日まで続きます。
だからこそ、思いっきり「ポジティブ」に。
自分に「凄いね」と言いたいですね。
空の天体からのメッセージは、みんなに平等に降り注ぎます。
なので、ホロスコープからは
「みんな、きっとこんな気持ちになるよ」と。
暦は「景色」です。
だから、「何をあなたは感じたい?」と。
二つの「巡り」は、こんな風に、視点を変えて、「全体」を見せて、感じさせてくれます。
3月10日の日干支は「壬子」
「壬」は「水の陽」
「子」は「水の陽」
なので、どこを切り取っても、「水でいっぱい」の日です。
しかも、今年の十二支は「子」。
だから、水がますます増えて、「水だらけ」の日。
「水」の気は「叡智」を宿しています。
物事の本質を見抜くシャープな気は、ちょっと厳しいかもしれません。でも、それは、新しい改革や、困難からの脱却にはなくてはならないもの。
スーパーヒーローが、最初は、皆んなに理解してもらえなくても、大変な状況に陥った時に、やっと、ヒーローの素晴らしさを理解してもらえるように、「叡智」の人は、孤独に戦う人でもあります。
でも、今までの「正義・常識」が通用しなくなった時、舵取りができるのは「叡智」の人。
なので、3月10日は暦的には
スーパーヒーロー宣言が出来る日
です。
上を向いて
天を見上げて
満月の光を浴びて
全ての「気」を感じる。
「天人合一」
全ては一つ
だから、全ての「気」は頼もしい味方です。