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2020年の「景色」:「占星術」と「四柱推命」

「占い界」での「二大巨匠」といえば、天空の星の運行状況から運気を読み解く「占星術」と、五つの気の巡るサイクルから運命を解釈する「四柱推命」です。

 

一方は「星」を、そしてもう片方は「気」を取り扱うことに関しては違いますが、「サイクル」を想像することについては同じです。

 

「サイクル」は成長に向かって流れていきます。

始まって、発展して、そして終わりを迎えて、また新たに始まる。

その「サイクル」の中で、「自分の立ち位置」を、もっとも居心地よくしていくための「情報収集」が「鑑定」です。

 

占星術は「事象が起こる」ことを知る

四柱推命は「事象を起こす」ために知る

 

なので、占星術は、「今年はこんな事が起こりそうです」と教えてくれて、「だったら、こんな気持ちで行動した方がお得だな」。こんな感じで解釈をします。

一方で、四柱推命は、「今年は夏に外向きの気がピークになる」、「だったら春には準備をしよう」。こんな感じでと解釈をします。

 

 

知る「目的」はただひとつ。

どちらも、「今年も良い年にしよう」ということ。

 

天体の星は、ただ無責任にクルクル公転しています。

五つの気は、ただ慣例にしたがって、順番にやってきます。

だから、その流れの中で「自分がどう動くのか」「どう動きたいのか」「何を形にしたいのか」

「占い」を利用するためには、「自分で決める」のが必須条件です。

 

 

 

気分的には、1月1日元旦が一年のスタートではありますが、「星」と「気」に関しては、そうではありません。

 

「星」に関しては、バラバラに動くので、「スタート」地点を一点に絞ることは難しいのですが、「木星」の公転周期が11、86年(約12年)なので、一年に一つづつ12個ある「星座の部屋」を一回りします。「木星」は「発展の星」です。今年、どんな星座の部屋に木星が入るのかは、「今年、何をしたらハッピーになれるか」と読み解くことにつながるため、木星が移動する日は、「一年のテーマ」が始まる「元旦」のような日となります。

 

 

昨日12月3日。

木星が「山羊座ハウス」に入りました。

「山羊座」では、社会の中で、自分が何を貢献して行けるのか、自らをコントロールしながら、社会的責任を果たす「場所」です。

なので、「さあ、仕事頑張ろう!」とポジティブに動くと結果が出やすい年。ネガティブになってしまうと、「なんでこんなに忙しい・・・」と次々に「役割」が増えてしまうかもしれません。

 

これだけ見ると、頑張れば良い年になるんじゃないの、と思うかもしれませんが、ちょっと「厄介な先客」が山羊座ハウスに待ち構えていたのです。

それは、「土星」と「冥王星」

 

「土星」は、「自分(個人天体)」と「宇宙(個人を超えた場所)」との境界線に位置している天体です。「突破」する星。

「冥王星」は、ホロスコープにおいて、一番外側にある天体で、「宇宙」と「その次の宇宙」との境界線に位置しています。「再生」の星。

 

 

「木星」の訪問で、この二つの天体は、ますますやる気になってきて、「土星」は、「さあ、自分の枠、越えよう!」と言うし、「冥王星」は「さあ、仕切り直してリ・スタート!」とかなり強引にしつこく言ってきそう。

 

 

「木星」はチャンスを運んできてくれます。

今まで頑張ってもなかなか進まなかった事が、ある小さなきっかけで、クイッと掴めてできてしまいそうな、そんな一年が始まりました。

ただし、それは「今までの枠」を壊すことから始まります。

「試練」の裏に隠れている「チャンス」を掘り起こすこと。

 

「自分とは」が試されます。

 

 

「暦」については、年の運気は、毎年2月4日に変わります。

つまり「節分」が、暦の上での「お正月」です。

 

来年の暦は、「庚子」

「庚」は「金・陽」です。

「陽」の気は、外に向かって「放出」する感じです。

「庚」は、境界線が明瞭で、冷静に「わたし」と「わたし以外」を分断します。そこには「情け」はありません。

「子」は「水・陽」です。

「水が極まった」状態です。冷たい水が勢いよく流れ去る様。止まることはありません。

「子」は十二支の一番最初に位置しています。まだ「先」は見えないけれど、物事が、ついに動き始める予感を感じる「兆し」を遂に体感します。

 

 

2020年2月から、今までやりたくなかったけど、「しがらみ」で仕方なくやっていたことを、「もうできません」と宣言できるかもしれません。

それは、「わたし」がやりたいことのために。

冷静に、粛々と、目の前のことから少しずつ取り組む。

ポイントは、「出どころが分からない情報」「感情だけしかない思考」に足をすくわれないこと。

 

「わたし」を明確にすると、「わたし以外」が何て言ってきても、目に入らなくなります。

 

 

 

これからの、「天空の景色」と「暦の景色」はこんな感じです。

 

「冥王星」はとても長い時間をかけて、進んでいます。(公転周期:248、5年)

なので、個人レベルでピンポイントに感じるというより、何となく周囲を見渡した時に感じる「世相」として捉えた方がわかりやすいかもしれません。

 

ただ、とても大きな「影響」を持っているので、使いこなすとかなり「効果」が期待できそう。

 

 

「冥王星の力を十分使えないとしたら、それは、今の精神状態やリアリティ、思考、感情などをつかんでいて離さないことが理由です。」

『ボディ アストロジー』 松村潔・著  株式会社説話社

 

 

 

上手くいかない時には、「今の自分」を冷静に見る「もう一人の自分」の視点を持ってみる。

「わたし」と「わたし以外」を、はっきり分ける「金」の気が、きっと応援してくれるはずです。

 

 

 

2019年は「己亥」

「己」は「土・陰」

「亥」は「水・陰」

「大地」はまだ動きません。

でも、水面下では、「次」に向けての流れが、ひっそりと流れています。

 

12月7日より、月の気は「丙子」

1月6日より、月の気は「丁丑」

 

「丙」は「火・陽」

「子」は「水・陽」

 

「丁」は「火・陰」

「丑」は「土・陰」

 

 

12月は、やる気が出るし、忙しくなるかもしれません。

とりあえず動いてみる、そして判断して、また進む。

焦る気持ちを抑えること、「余計な一言」が全てを水に流してしまわないように冷静に。

 

1月は、黙々と進みます。辛くても辛いと弱音を吐かない根性の日々かもしれません。

体調管理には気をつけましょう。体の疲れが心の中の「弱気スイッチ」を押してしまいます。

 

 

「山羊座・木星」が、「みんなが喜んでくれることを、どんどんやろうよ」と、背中を押してくれます。

 

 

「星」を感じて「気」を捉えて、来年の「計画」をたててみてくださいね。

 

「星」も「気」も、代わりにやってはくれないけど、しっかり応援してくれます。