熱い思いの鈴の音が神様に届きました:五行の「関係」と「調整」:「木」と「火」と「水」の関係性について
感染予防対策のための、色々な方法や工夫をあちらこちらで見かけます。
中には、????と思うものもありますが、でも、「熱い」気持ちは十分に伝わってきます。
また、「定番中の定番」にメスを入れて、「勇気ある」方法もあり、それを決めるとき、きっと断腸の思いではなかったかなと想像してしまい、思わず胸が熱くなってしまうものもありますね。
特に、たくさんの方がお参りをされる神社仏閣は、たくさんの「タブー」や「伝統」があり、その中での「感染予防対策」は、「タブー」や「伝統」を越えないといけないので、ほんとうに大変でしょうね。
時々お参りしている神社でも、最新の機材を投入して、参拝鈴の音色を出せるようにしてありました。
参拝鈴は、音を鳴らすことで、神様に、「来ました」とお知らせするものだと言われています。
鈴の緒をはずす神社は増えてきていますが、参拝の時に音でお知らせ出来ないので、ちょっと物足りなさも感じますよね。
でも、こちらでは、青い丸に手をかざすと、まるで鈴がなっているかのように、しっかりと鈴の音が響きました。
やはり、「鈴の音」がなると、嬉しいですね。
世の中のあらゆる象症は、五行(木火土金水)に分類できるとされています。
「バランスをとる」のは、この五つの分類が、良い塩梅に「在る」状態です。
どこかが、極端に欠けてしまうと、途端にバランスは崩れます。
それは、「五行」は独立して存在するのではなくて、お互いに支えあい、助け合って、存在できているからです。
その関係には、二つの分類があります。
一つは、「生み出す」関係で、一方がもう一方を大きくしていく関係です。
例えば、「木」は「火」を育てて大きくします。
焚き火に薪を入れると、火が大きくなります。これを「木生火」と言います。
もう一つは、それとは逆に、一方がもう一方を抑えつける関係です。
例えば、「水」は「火」を押さえつけます。(剋する)
燃えている火に水をかけると、火が消えてしまいます。これを「水剋火」と言います。
「生み出す」関係性と、「抑えつける」関係性」の、両方のバランスが取れている状態が、「バランスが良い」となるのです。
五行は「全て」に当てはまります。
下の表は、その一覧表です。
五行 |
木 |
火 |
土 |
金 |
水 |
五徳 |
仁 |
礼 |
信 |
義 |
智 |
五季 |
春 |
夏 |
長夏 |
秋 |
冬 |
五方 |
東 |
南 |
中央 |
西 |
北 |
五時 |
朝 |
昼 |
午後 |
夕 |
夜 |
五色 |
青(緑) |
赤 |
黄 |
白 |
黒(紺) |
五気 |
風 |
暑 |
湿 |
燥 |
寒 |
五臓 |
肝臓 |
心臓 |
脾臓 |
肺 |
腎臓 |
五腑 |
胆嚢 |
小腸 |
胃 |
大腸 |
膀胱 |
五指 |
薬指 |
中指 |
人差し指 |
親指 |
小指 |
五官 |
目 |
舌 |
口 |
鼻 |
耳 |
五主 |
筋 |
血脈 |
肌肉 |
皮 |
骨 |
五華 |
爪 |
顔色 |
唇 |
毛 |
髪 |
五味 |
酸 |
苦 |
甘 |
辛 |
鹹 |
五情 |
怒 |
喜 |
憂 |
悲 |
恐 |
五感 |
視覚 |
触覚 |
味覚 |
嗅覚 |
聴覚 |
五欲 |
名誉 |
色 |
飲食 |
財 |
睡眠 |
五畜 |
鶏 |
羊 |
牛 |
馬 |
豚 |
五穀 |
麦 |
黍 |
粟 |
稲 |
豆 |
五官:外界と内蔵を結び感覚器官
五主:栄養状態が現れるところ
五華:五臓の(精)気が現れるところ
「五感」も「五行」に分類できます。
視覚は「木」
触覚は「火」
味覚は「土」
嗅覚は「金」
聴覚は「水」
人との距離を開けて、接触を断絶するのは、極端に「火」が欠けてしまうことになります。
「火」が欠けていくと、「水」が勢いを増していきます。
それは、なぜかと言うと、「火」があることで、「火」を抑えるために、「水」が頑張ります。なので、「水」が疲れます。よって、「水」も勢いが抑えられることになります。
「火」が欠けていると、「水」は頑張らなくても良いために、のびのびできます。
そして、「水」の勢いがあまりにも大きくなり過ぎてしまうと、「水」が制御不能となり溢れ出します。
そうなると、「恐れ過ぎる」感情が溢れます。
それとともに「睡眠」(五欲)に「失調」を起こしてしまうかもしれません。
(「失調」とはコントロール不能の状態です)
特に、「冬」も「水」なので、ただでさえ「水」が「失調」しやすくなっています。
「水」が溢れて「大洪水」になっては大変!
何とかしなくては・・・・
「五行」を調整する一番「単純」な方法は、「欠けた部分」を加えます。
つまり、「火」を加える。
例えば「赤」を取り入れるとか、「顔色」が良くなるように「血行促進」に心がけるなどです。
ただし、これだけ「触覚」が断絶されていては、それだけではちょっと力不足かもしれません。
そんな時には、「育ててくれる気」を大きくする。
それと同時に「抑えている気」を少なくする。
この方法は、「応援」してくれるから、疲れている「火」がより元気になれるのです。
だから、「木」を補いましょう!
「木」は「視覚」です。
美しいものや、ほっこりする映像や、いつか行ってみたい「絶景スポット」の写真や、大好きな人の笑顔や、思わず顔がほころぶ子供達の姿など
それを「視覚」で捉えた時に、まるで、太陽に向かって、上にグングン伸びていく枝葉になったかのように感じる「もの」は、「木」をポジティブに増やしてくれます。
しかも、「木」は「水」を吸い取ってくれます。
溢れかえる「水」は、グングンと育つ「木」に吸い取られて、勢いが抑えられます。
どんなに「ソーシャルディスタンス」を取っていても、「視覚」は全く関係はありませんよね!
心の「火」は、「木」が在る限り消されてしまうことはありません。