握手をすると「成功者」かどうか分かります:手相:手のひらの「陰」と「陽」
「成功している人は手と握手をすると、包み込まれるような感じがする」
こんな巷に広がる「噂」を聞かれたことがあるかもしれませんね。
「包み込まれる」とは、いったいどんな手の構造なんだろうと気になりますよね。
手が肉厚
手のひらの表面に弾力がある
手が温かい
これらの条件を満たしている手が、「包み込まれる」手だと思います。
「良い手相」の場合、これらの条件を全て満たしています。
「手相」と言うと、真っ先に手のひらにある「線」のことが浮かんでくると思いますが、実は、大事なのはそこだけではありません。
もちろん、「良い線」もあると嬉しいんですが
土台となる手が良くなければ、いくら「良い線」が出ていたとしても、運気的にはちょっと「弱め」になってしまうのです。
まず、土台となる手のひらに、しっかりと凹凸があるかどうかが大事なのです。
それはすなわち、「陰」と「陽」がしっかりとあり、バランスが取れていること。
膨らみがふんわりとして、凹みはきちんと凹んでいること。
これが、良い手相の第一条件です。
手の平の膨らみを「丘」と言います。「丘」は、エネルギーの貯蔵庫であると考えられています。
手の丘からわかることは
・性格
・運気の強さ
・精神的な強さ
・トラブルの頻度
・エネルギーの吸収度
弾力や張りのある「丘」はエネルギーをたくさん貯蔵することができると考えます。
そして、発達している「丘」は、「得意分野」または「外に出す個性」として鑑定をします。
弾力や張りのない場合は、「苦手分野」または「エネルギーの少ない部分」として読み解きます。
手相を観る時には、それぞれの「丘」の張り出し具合を比較しながら、発達している部分の「丘」が示している「得意分野」を押し出し、反対に控え目な「丘」が示している「苦手分野」を補うように考えたり、行動をするためには、どうしたら良いのかを考えていくのです。
では、それぞれの「丘」について書いていきますね。
<金星丘>
親指の付け根に当たる部分です。生命力、体力の強さを示しています。
生きることに対しての「欲」の強さ。バイタリティー や集中力。家庭運、先祖からの守り。
金星丘が発達している人は、問題が起こった時、エネルギッシュに解決していこうとします。俗に言う「運が良い人」も金星丘が発達しています。
このエネルギーが強く出すぎると、独りよがりになりやすく、人に対しても、自分の思い通りに動かしたくなる傾向があります。
<月丘>
金星丘の横の部分です。「目に見えない世界」との繋がりの強さを示しています。
直感力、インスピレーション、想像力、芸術的センス。人を惹きつける魅力、人気運。
月丘が発達している人は、感性が豊かな人です。人の心の中を感じる力があり、そのため、ホスピタリティーがあります。
このエネルギーが強く出すぎると、現実逃避をしたくなり、人に振り回されてしまいがちになります。
<木星丘>
人差し指の付け根の部分です。周囲に対しての影響力の強さを示します。
野心、向上心、名誉欲、統率力、実行力。人を動かしたり、まとめたりする力。カリスマ性。
木星丘が発達している人は、常日頃から、上を目指して努力を惜しまないタイプの人です。そのため、人から支持され、リーダー的な役割を担うこともあります。
このエネルギーが強く出すぎると、高すぎる理想と現実とのギャップに悩みやすく、人に対して厳しくなりすぎることもあります。
<土星丘>
中指の付け根の部分です。忍耐力、思慮深さ、自分軸。真面目、地に足をつけている、自分のことは自分で行う実行力と意志力の強さ。
土星丘が発達している人は、しっかりとした理念を持って、コツコツと物事を進めていくタイプです。人に頼ることはせず、自分で道を切り開こうと努力をします。我慢強く、弱音を吐きません。
このエネルギーが強く出すぎると、考え過ぎて優柔不断になりがちで、本音を出さず必要以上に我慢してしまうこともあります。
<太陽丘>
薬指の付け根の部分です。「周囲とともに感じる世界」を示しています。
経済力、成功、コミュニケーション能力、豊かさ、引き立て。
周囲からの援助や助け。それによって自分がどんな影響を受けているか。
木星丘が発達している人は、人からの援助や支援を受けやすく、それによって成功を収めることができます。周りの人と一緒に豊かな幸せを築いていけるタイプです。
このエネルギーが強く出すぎると、周りをあてにして、自分がやるべき事までも、人に甘えてやってもらう依存の傾向が出てしまいます。
<水星丘>
小指の付け根の部分です。「変化するまたは成長する財」を示しています。
商才、ビジネス、経済力(主にお金)。恋愛運、結婚運、子供運。コミュニケーション能力(近しい人またはメリットがある人に対しての)。
水星丘が発達している人、近しい人に対して愛情深く接するタイプです。また、近しい人からの援助や助けを得ることができます。金運もあると言われます。
このエネルギーが強く出すぎると、近しい人に対して依存傾向が強くなり、そのため逆に振り回されてしまうこともあります。
<火星丘>
火星丘は、内なる深い部分のエネルギー(金星丘と月丘)と、外に向かう表現するエネルギー(木星丘・土星丘・太陽丘・水星丘)との架け橋のエネルギーを示しています。
金星丘の上の部分を第一火星丘、月丘の上の部分を第二火星丘と言います。
- 第一火星丘
金星丘の上の部分です。行動力、闘争心、勇気、積極性。勝負強さ、目標に向かうバイタリティー 。
第一火星丘が発達している人は、金星丘も発達していることが多いです。目標に向かってエネルギッシュに行動するタイプです。
このエネルギーが強く出すぎると、感情を抑えられなくなって突飛な行動に出てしまい、そのために周囲を振り回してしまうことがあります。
- 第二火星丘
月丘の上の部分です。自制心、冷静さ、判断力。出来事に対して、しっかりと向き合い、困難を乗り越えていく力を示しています。
このエネルギーが強く出すぎると、人に迷惑をかけまいとするあまり、我慢してしまい、そのために、諦めてしまいがちになります。
「丘」は、手のひらの「陽」です。
次は、手のひらの「陰」です。
「陰」は一つです。
<火星平原>
第一火星丘と第二火星丘との間の部分です。この二つのエネルギーの架け橋です。適度にくぼみがあるのが良い相だと言われています。
自我に強さ。自我の表現。
適度にくぼみがある場合は、感情的にならずに、周囲の状況を判断して理性的に行動できるタイプです。
この部分が高くなっている場合は、感情を抑えるのが苦手で、感情的になるあまりに周囲を振り回す傾向があるタイプです。
包み込まれるのは、握手をした時に、「丘」が柔らかく触れてくれるから。決してガチガチに張り出しているのではないのです。
強過ぎず、押し付けがましくなく、優しく触れてくれるから。
これは、「陽」の中にも「陰」があることです。
受容してくれる懐の深さがあるのです。
手の構造は、生まれつきの骨格によって決まります。
なので、大きさや厚さは生まれつきです。
「良い手相」で言う「厚み」とは、決して見た目の厚みではありません。血行が良く、普段からしっかり動かして使っている手であれば、「丘」は弾力を増していきます。
チャンスは手で掴むので
受け取れる「丘」でなくてはいけないのです。