心に温かい「灯」をともしましょう:11月の「テーマ」は「刀鍛冶」です:「火」と「金」
今月の「花の定期便」は、「明るく元気に」をイメージしてアレンジをしてもらいました。
燃える赤に限りなく近いオレンジ系のガーベラと、ふんわりとしたピンクとオレンジのグラデーションが綺麗な薔薇がメインのアレンジです。
オレンジ系のガーベラは「太陽」
ピンク系の薔薇は「灯」
「太陽」と「灯」は、ともに「火」の気を宿しています。
「火」の気は、熱量を運んできて、その場を明るく熱くしてくれます。
頑張りたい時や、挑戦したい時、熱い想いがないと、上手くいかない。
それは、「火」が広く熱を広げていくように、光が四方八方に広がっていくように、大きくして広がる様は、「熱い」ことが必須条件となるからです。
「太陽」は、「火」の陽
「灯」は「火」の陰
今回のアレンジは、「さあ、やるぞ!」と、ガツンと熱くなれますね。
頑張らねば!
2020年の気は「庚子」
「庚」は「金・陽」 「子」は「水・陽」
どちらも、とても「冷たい」気なので、まったく「熱い」要素がありません。
運気は、節分で変わるので、「庚子」は今後3ヶ月ほどあります。
なので、まだまだ冷たく凍えるような気が、巡っています。
そんな寒々しい気は、きっと悪いんじゃないかと感じてしまうかもしれませんね。
ネガティブに解釈をすると、そうなります。
ただし、「金」は、境界線をはっきりと切り分けてくれて、「水」はスッキリと流してくれる。
つまり、無駄なことは、崩れて流れて、軽くなる。そして、本来の「姿」に戻れる。
そんな風にも捉えることができるのです。
清らかな水が、金属を洗い清め、その金属は、まるで「刀」のように鋭く光っていて、その「刀」でパシッと竹を斬る。
とても美しくもあり、とても怖い。
でも、「洗練された本来の完成の姿」こそ、「庚子」の景色です。
封印していた「不都合」や、中身のない「形」も全て、流れる「水」に露にされます。
月の気は、11月は「丁亥」
11月の気は、7日で切り替わるので、もうそろそろ、次の気への準備を始めましょう。
「丁」は「火」の陰 「亥」は「水」の陰
月の「気」は、一年の「気」よりも、身近に感じる「気」なので、具体的な行動計画用に使い勝手が良いと思います。
「年運」と「月運」とは、単体では巡らずに、常に一緒です。
「庚」と「丁」は「表面上の景色」として
「子」と「亥」は「内側の見えない景色」として
「チーム」としてやってきます。
「庚」と「丁」が一緒になると、「丁」が「庚」を攻撃します。
金属が火に炙られて、強い火の場合には、真っ赤になって、溶かされて、硬い金属が柔らかくなってしまいます。
名刀と言われる刀は、熟練の技の刀鍛冶により、火に炙られながら、打たれながら、唯一無二の名刀になっていきます。
熱くなりすぎた時、「子」と「亥」が、ジュっと冷ましてくれます。
11月の景色は、「必殺・刀鍛冶」です。
もしも、今、「形」に不満がある、「形」を変えたい、変わりたい。
そんな気持ちがあれば、やっと、「形」を溶かして打ち付けて、変えていく「気」が巡ってきますよ。
大切なのは、「熱い想い」と「繰り返し打つ」こと。
だから、諦めないで。
心の中の「灯」を守っていきましょうね。
今月は、自分にとってはどんな運気が巡るのかを、簡単に紐解くには、生まれた日に巡っていた干支(日柱干支)と、巡ってくる干支との関係性から読んでいきます。
それでは、11月の「日柱干支」別の運気を読んでいきますね。
「日柱干支」が「木」の人
「火」は「木」が多いと勢いを増して燃え広がります。
自分の気持ちを、素直にそのまま出せる、または、出したくなる。
楽しい事を楽しむ。
感情的になってしまうと、「余計な一言」が出やすいので要注意。
「日柱干支」が「火」の人
「火」と「火」で「火」がたくさん。
新しい事を始めるのには、とっても良い時期です。
手をあげて、「私はここにいます」と主張しましょう。
「日柱干支」が「土」の人
「火」が燃えると「土」になっていきます。つまり、「土」を育ててくれる。
「吸収する」「充実する」がキーワードです。視線は内向きに。中身重視です。
気分がざわざわするものには、触れないように。そのまま吸い込んでしまうから。
「日柱干支」が「金」の人
まさに、「刀鍛冶」状態。
試練をチャンスに変えられる時。だからこそ、白か黒かなんて言わないように。
変えたい形にこだわって、「結果」ではなく「結果」の先を見据えて。
一喜一憂している暇はありません。
「日柱干支」が「水」の人
「水」は「火」を攻撃して消すことができます。
しかも、今年の「水」は強いんです。なんと言っても「子」の心が支えてくれているから。
目標は具体的なほど、掴めます。自らの手で掴みましょう。
間違っても、心の「灯」は消さないように、バランスを意識しましょうね。
心に「灯」を。
素敵な11月をお過ごしくださいね。