基本の3つの線が教えてくれる「あなたのタイプ」:生命線・頭脳線・感情線:「ますかけ」は、なぜ「成功者の手相」と言われるのか
手は、スピリット的な観点から言うならば、宇宙からの波動(エネルギー)を受ける「場所」だとされています。
手のひらの膨らみの部分は「丘」と呼び、波動(エネルギー)を、一旦貯蔵して熟成する「場所」です。
なので、手がふっくらと厚みがある人は、その「場所」がたくさんある人。
つまりそれは、波動(エネルギー)をたくさん溜め込む事ができることになります。
たくさん溜め込むと、エネルギッシュ であり、包容力があり、懐が深いと解釈をするのです。
それは、もちろん「長所」となりますが、溜め込みすぎてしまうからこその「悩み」が生じてしまいます。
耐える必要のない場面でも、耐えすぎてしまい、抱え込まなくても良いことまで抱え込んでしまう。最も抱え込むのは、「自分の本音」で、弱音を吐けないが故に、いつも前向きである自分しが許せずに、たくさんの「孤独」をも、両手に持ち過ぎていってしまいます。
通常の「占い」は、「陽」であることが「吉」と解釈をします。
「陽」は、対外的に、外向きな気であり、「形」を作るエネルギーです。
より大きく、より遠くに、より強く、より広がる
それが「陽」です。
「陽」ばかり追い求めてしまうと、いずれバランスを取ろうとして「陰」が生じてきます。
そんな人の手は、「頑張る辛さ」が、「手相」の乱れとして現れます。
逆に、目に見える「成功」の裏には、たくさんの「失敗」や「悲しみ」が潜んでいて、それすら出さずに「ひょうひょう」としている人。また、笑い話に変えてしまう人。
そんな人の手は、包み込まれる様に温かく、ふかふかで、「手相」もとてもスッキリとして綺麗です。
つまり、手相の乱れは、運気の乱れ。
特に、とても細かい横線が、無数に出てきた時には、「そろそろちょっと休憩しませんか?」と、手相がメッセージを送ってくれているのです。
なので、ぱっと見の「印象」がとても大事です。
手相鑑定で、最も基本となるのは
・生命線
・頭脳線
・感情線
この3つです。
「生命線」は親指の付け根の膨らんだ部分に出ている線です。
バイタリティー の強さと傾向を示しています。なので、「寿命」だけ表しているのではなく、「生命線が短いと、短命である」とはなりません。
この部分に出ている線を全て「生命線」として扱うので、一本だけではなく、数本あるのが通常です。
「頭脳線」は、「生命線」の始まりの部分くらいから出ている横に伸びる線です。
考えたの傾向を示しています。ざっくりと言えば、真っ直ぐな線は「理系」タイプ。緩やかに下に向かう線の場合は「文系」タイプ。
得意分野やひらめき度などを読み取る事ができます。
短いと「頭脳」が少ない、のではなく、「即決」できる人。また、長すぎると「優柔不断」に陥りやすい。
「感情線」は、「頭脳線」の上の部分に横に走る線です。
喜怒哀楽の表現や、恋愛傾向を含めた対人関係の結び方などを読み取る事ができます。
真っ直ぐな人は、「クール」な人。損得勘定で動きます。
この「感情線」が3つに枝分かれしている人は、「あげまん」だと言われるのは、感情を多岐に渡って「分散」する事ができるからです。つまり、「適材適所」に感情をコントロールする技を持っているからと言えます。ただし、このようなタイプは、人の気持ちがわかり過ぎ、人付き合いに疲れる感受性豊かな人でもあるのです。
この基本となる3つの線から
出来事に対しての受け取る傾向とそれを処理する方法・「頭脳線」
出来事に対する解釈の傾向とそれを表現する方法・「感情線」
それらをどの様に動かしていくのかの強さと動かす方向・「生命線」
を読み取って、総合的に「あなたはこんなタイプですね」と占っていきます。
手のひらを、真横にバシッと横断する様に伸びている線を「ますかけ線」と言います。
これは、感情線と頭脳線が、真横に一本に「合流」して出来上がっている線です。
つまり、真っ直ぐな感情と真っ直ぐな思考が重なっている状態です。
手のひらに現れる線は、縦方向の場合は、「自分」と「自分以外」との間に「交流」のための気が流れる道。一方で横切る横線は、それを「分断」、または、「障害」しようとするものに対して戦おうとする自らの気の道です。
だから、横線が、悪者というわけではありません。
横線があるからこそ、試練と戦う力を持ち合わせている事になります。
なので、真っ直ぐに横切った「ますかけ」は、どんな試練があろうとも、何があってもやり遂げたいという強い「感情」と、その気持ちを支える「頭脳・知識」があることになります。
「ますかけ」の人は、成功すると言われている所以は、その「分断能力」の高さにあります。
では、「ますかけ」の人は、何があっても成功できるのかというと、ちょっとした「コツ」が必要です。
真っ直ぐに横切る線は、「蓋」の様なものです。
例えば、とても高く「蓋」をすれば、たくさんの「容量」があり、多くを得るかもしれません。
でも、もしも、失敗したり、自らの評価を下げてしまった場合には、とても低い場所に「蓋」をして、何があってもその「蓋」の位置を変えることはしない。
なので、周囲がどんなに、「大丈夫、きっとできるよ」と言ってくれても、本人は、「わたしがこうと決めたから、何と言われようがこのままで行きます」と言い張ります。周囲の影響を全く受け入れようとしない姿勢は、時として損をしてしまうけど、それすら「わたしが決めたから」と受け入れてしまう。
誰にも開けられない重たい「蓋」は、自分で開けるしか方法はありません。
なので、「ますかけ」の人には、「時々お鍋の蓋を開けて味見をすると良いですね」と伝えています。
中の料理が、良い感じにできそうだったら、つまり、適切な熱量と美味しくなりそうなワクワク感があれば、そのまま「蓋」を閉めていても大丈夫。
でも、熱すぎたり、冷たすぎたり、硬すぎたり、焦げそうだったり、そんな風に感じる時には、いったん「蓋」を開けて、中身を自分の目で確かめて、しっかりと味見をしてみましょう。
手相は、日々変化をしていきますが、3つの基本となる線は、あまり大きい変化はしません。
手のひらを眺めて、3つの線の「印象」を、ぜひ感じてみてくださいね。