周りから攻めてみると「中心」が明確化する:四柱推命は深くてとても面白い:十二支を感じる
講義は、通常、協会事務所にお客様に来ていただき、行っています。
今回は、私の都合と、お客様の都合で、お客様のご自宅での出張講義となりました。
私の都合とは・・・
お寺でのヨガ。
場所は、周南市湯野にある「楞巌寺(りょうごんじ)」です。
本堂で、ヨガレッスンを受けました。
楞巌寺の、奥様は、書家でもあり、フリーアナウンサーでもあり、シンガーでもあり、一閑張り作家でもあり・・何でもありの多彩な女性です。(彼女のHPもぜひご覧くださいね)
今月末に、ヨーロッパの美術館に作品を展示され、渡欧される予定ですが、少し前に足を骨折されたと聞いて、心配をしていたところでした。
でも、「けが人」とは思えないほどの、「走りっぷり」で、驚異の回復スピードで、安心すると言うよりも、「やっぱり、ますみさんらしい。」と笑ってしまうほどでした。
「(渡欧までには)治るって決めてたからね。計画通りよ。」と彼女。
やはり、信じきるってすごい!
「ご接待」でご馳走になった、息子さん作のお素麺。
ヨガレッスンの後で、美味しくいただきました。
ヨガのプログラムは、ゆっくりしたペースで進みました。
外からの風がとても心地よく、先生の声もふんわりとして、そして、線香や、お寺の古い木の香りに包まれて、「究極の癒し」を肌で感じることができました。
ヨガでは「呼吸」をとても大切にしています。
それは、呼吸をする、と言うよりも、「呼吸を感じる」感覚です。
鼻から吸った酸素が、気管を通り、肺をいっぱいにして、肺から血管に酸素を取り込んで全身に巡っていき、肺から出発した二酸化炭素が、気管を通って、鼻から抜けていく様子を、意識を向けて、体で感じていきます。
それは、自分の体内を、自分の外から観察している感覚です。
空気が、スムーズに入っていくと、体が内側から緩んでいきますが、所々「引っかかる」「硬くなっている」箇所があり、その部分の疲れが溜まっていることを知ることができます。そして、そこを意識して、伸ばしていったり緩めていったりするのです。
外からの「空気」が、体の「芯の疲れ」に気づかせてくれるのです。
五気調整術のレッスンは
・基本コース 「習得ベーシックコース」
・発展コース 「実践アドバンスコース」
・認定校インストラクターコース
の3つのプログラムがあります。
まずは、「習得ベーシックコース」で、基本的なことを学んでいただきます。実は、このコースを学んでいただいただけでも、四柱推命の鑑定はできるようになります。
「実践アドバンスコース」では、深堀りの内容で、特に、十二支について詳しく学んでいただきます。
十二支は、「見えない気」を示しています。
「見えない気」はとても「抽象的」なので、説明するのも結構難しく、どうやって見えないものを、「視覚化」して伝えることができるかで、いつも試行錯誤を繰り返しています。
十二支は「見る」のではなく、「感じて」読み解くものです。
なので、私の感じ方がそのままお客様の解釈となる訳ではないですが、できるだけ「具体的」に、「形」として伝えるようにしています。
十二支を「感じる」ことができるようになると、命式の読み解き方が、格段にバージョンアップして、深く想像できるようになります。
特に「相性」を読み解く時には、「良し悪し」ではなく、「二人」の「景色」を合わせて「一人」の「景色」としてイメージすることが大切になるので、十二支の知識は、とても役に立ってくれるのです。
「何か」を知るためには、「何か」そのものを観察するだけでなく、「何か」を支えているもの、「何か」の周囲にある見えないものも含めて観察すると、より「何か」がはっきりと見えてきます。
例えば、今の悩みに向き合う時に、「今」だけでなく「過去」の思いを振り返ってみる。
過去の「出来事」がたくさん集まって、「今」になっています。
過去を感じると、「だからこんな風に思うのか」とか、「いつもこんな感じで受け止めているな」とか、自分の「傾向」が見えてきます。
ただし、過去を振り返るときには、一つだけ、注意ポイントがあります。
それは、決してネガティブにならないこと。
感情を入れずに、冷静に分析をすることでこそ、しっかりとした「傾向」がわかり、それに対しての「対策」を講じることができます。
ネガティブの振り返りでは、ネガティブな対策しか立たないのです。
今日のアドバンスコースの講義で
「ベーシックで腑に落ちなかった部分が、しっかり理解できた」とご感想をいただきました。
学びばかりが深くなると、「鑑定」ができなくなっていきますが、自信を持って、自分らしい「鑑定」をするためには、「より深く」「より広く」学ぶことが大切です。
より深く、より広く知ると、「俯瞰」するもう一人の「自分」を育てていくことができます。
「俯瞰する自分」は「中心の自分」を、外側から冷静に分析してくれる、頼りになる「相棒」です。