全ての感情を味わうことは、全ての「気」を感じること:小野田サンパーク:ハロウイン
今月は、小野田サンパークに来ると、ドキドキできます。
それはなぜかと言うと、オバケがたくさんいるからです。
10月1日から、山陽小野田市内の子供達が、カボチャの色の紙コップに、心を込めて描いた、たくさんの「オバケ」たちが勢ぞろいしています。
コップの数は、何個か忘れてしまいましたが、「飾り付けに朝までかかった」と、担当者が言っているほど、たくさんあります。
どれもみんな個性的で、力作で、一生懸命描いている子供達の顔が顔が浮かんできます。
ハロウインとは、もともとは秋の収穫を祝い、悪霊たちを追い出すためのお祭りだそうですが、日本では、可愛らしいオバケの仮装したり、「お菓子をくれないと意地悪するぞ」と、子供達がオバケに仮装をして、お菓子をもらったり、そんな楽しいイベントになっています。
どのオバケたちも、可愛らしい笑顔で
個性的なオバケたち
この子には、山ほどお菓子をあげたい
その横では、コップの裏まで描くこだわりのツワモノが
きっと、時間をかけて、描いたんだろうな
その横では、究極のシンプル・スマイル
迫力満点
これは怖い!
夢がいっぱいの世界
日本の妖怪も負けてはいません
全てのものは「木・火・土・金・水」の五つの気で構成されています。
感情にも「気」が宿っているのです。
「木」は「怒」
「火」は「喜」
「土」は「憂」
「金」は「悲」
「水」は「恐」
これらの感情を見ていると、「あれ?」と気がつくことがあります。
それは、「火」以外の感情は、全て「ネガティブ」として感じる感情なのです。
人はこれらの感情を、バランスよく感じることで、感情のバランス、つまり心の安定を保つことができます。
例えば、小さな子供達が、戦闘ヒーローにハマるのは、ストーリーの中で、この全ての感情を味わうことができるからです。
怖い幽霊が出てくる映画や、涙が止まらなくなるほど辛く悲しい映画を観るもの、「悲」「恐」を感じたいと、心が思っているからです。
疑似体験であったとしても、「心」は実際の体験との区別ができないため、どちらでも同じ「感情」です。
嫌なことがあって、それでも嫌だと思わないように、なんとか良いところを探してみたり、辛いことがあって、それでも「それはチャンスだから」とテンションを上げて乗り越えようとすることは、「気」を常に「陽」に傾けていることになります。
陰陽は常にバランスを取ろうとして、シーソーみたいに動いています。
なので、「陽」に思いっきり傾けてしまうと、その反動で、クルっと「陰」が顔を出して、たちまち「陰」が我が物顔で、のさばります。
「ポジティブ」も大切ですが、「ネガティブ」も、同じくらい大切です。
怒りたい時は、思いっきり怒る
悲しい時は、思いっきり泣く
辛い時は、思いっきり落ち込む
嫌いな人は、やっぱり苦手だなとか、嫌なことを言われたら、やっぱり嫌だなとか、自分が悪いんじゃないかと考えるのは、しっかり「ネガティブ」な感情を味わってから。飽きるほど味わってみると、陰と陽がクルッと入れ替わって、「あれ?これってもしかして、良いところ?」と、視点を変えて見ることができたり、「まあ良いか」と許してあげたくなったりするかもしれません。
とても不安で心配で、どうしようと思っていても、何とか上手く事が運んでくれた時、「なんてラッキー!私は運が良い!」と思いっきり「ポジティブ」な気持ちになれます。
怖いオバケたちに脅かされて、びっくりしても、ママが優しくギュッと抱きしめてくれたら、守られている幸せを感じます。
ネガティブの感情があるからこそ、人は、ポジティブに幸せを感じる事ができるのです。
小野田サンパークにお越しいただくと、「幸せ」になりますよ。