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二つの世界:タロットカード私の解釈「女教皇」

お部屋に飾り物を置くときには、風水では、左右対で置く事をお勧めしています。

左右対称である事は「シンメトリー」と言われて、安定した落ち着いた気持ちにさせてくれるからです。

 

風水は「環境学」です。

 

過ごす空間を「居心地良くするか」を考えて、家具の配置や色彩、ディスプレイを整えていきます。

 

安定した環境の中にいることで、人も「安定」を得られるのです。

 

また、シンメトリーは、「美しさの象徴」とされていて、俗に言う美人顔はより左右が対象に整っている顔のことなんだそうです。

 

 

 

 

ただ、私は、全くのシンメトリーよりも、少し”ずれている”方が好きです。

”ずれ”が個性であり、隙となって、人の心をくすぐると思うのです。

 

 

 

また、色とりどりの空間も、気持ちが華やかになって好きです。

 

 

 

「女教皇」のカードは、二本の相反する柱の間に女教皇が凛として座ってる様子が描かれています。

 

青い背景は「知性」を表しています。

 

黒い柱は否定的な生命を表す「ボアス」

白い柱は肯定的な生命を表す「ヤヒン」

 

そして、彼女の手にはユダヤの律法書である「トーラ」がしっかりと握られています。

それはまるで、「善か悪か」「右か左か」、しっかりと考えて、冷静に、深く自分の本心に向き合っていると惑わされないという彼女の想いが感じられます。

しかし、足元の月は「満ち欠け」の変化を

後ろにある真っ赤なザクロは燃えるような情熱を

幕の後ろには大きく広く、全てを飲み込んでしまうほど深い海が広がっています。

 

周囲がどんなに騒がしくても、自分の心の奥底でいろんな感情が渦巻いていても、まるで何事も起きていないかのように座っている彼女は、本当に強い軸を持った女性だと思います。

そして、孤独も感じます。

 

 

「安定」とは何か

女教皇のカードが教えてくれる気がします。