いよいよ「春」がやって来ますね:「春分の日」「甲子」:長門国一宮・住吉神社
山口県下関市にある 長門国一宮 住吉神社は、航海安全・産業開運の神として崇められています。
大阪の住吉神社、福岡博多の住吉神社とともに、日本三大住吉としても知られています。
入り口には、ユーモラスな表情の狛犬たちがお出迎えしてくれます。
三つ指ついてお出迎えしてくれる律儀な狛犬と
ちょっと上から目線っぽい狛犬
神社は、長い年月、ずっと同じ場所に鎮座していて
ずっと同じように、見守り続けてくれている「場所」です。
時は、みんなに同じように流れていても
時の中を進んでいく「速さ」は、人によって、また、ものによって違います。
忙しい人は、時の中を、少しでも効率的に、無駄なく、遠くに進み
「流行」も、同じように、足早に時の中を駆け抜けます。
神社は、周囲の時には一切影響されることなく
大らかな時を刻んでいて
だから、神社に行くと、「ひとまわり大きい」時に包み込んでもらえるので、安心感にも似た心地よさを感じます。
それは「浸透圧」みたいに、速すぎて煮詰まった「時」を、吸い取ってくれるので、固まってしまった「気」を、きっと解きほぐして、溶かして流してくれのでしょう。
御神霊樹 「大楠」
グニュグニュと伸びている根や幹や枝
したたかに生き延びているエネルギーに満ちています。
ポッカリ開いた「空洞」には、余った「気」が集まり
「隙間」からは、明るい光が差し込みます
「厄割玉」の中に、不要な「気」を吹き込んで
「厄割石」に思いっきり打つけると
木っ端微塵に、砕け散ってくれます。
スッキリ!
さっぱり!!!!
物事が始まる前には、まず「お掃除」から。
厄割玉の砕け散ったかけらの一つ一つには、成し遂げられなかった、叶えられなかった、様々な「固まり」の姿。
とりあえず、振り出しに戻って
後は仕切り直して
また、進むだけです。
「気」の流れが、これからいよいよ慌ただしくなります。
「風向き」が変わるので、これから「余っていた力」と「隙間」が動き始めます。
3月20日は「春分の日」
3月22日は「甲子」
春本番が始まります。
<春分の日とは>
この日は、昼と夜の長さがほぼ同じになります。そして、この日を境にして、昼が長くなっていきます。
つまり、優っていた「陰」が少なくなっていき、「陰」と「陽」が対等になる日。そして、今後「陽」が優って大きくなっていきます。
気温もグングン上がっていき、お日様の「気」が、どんどん増えていきます。
<天体の世界では>
太陽が、黄経0度の春分点を通過します。
占星術の世界では、春分の日が、一年の始まりの「元旦」としています。それは、行動の天体である「太陽」が12部屋ある「星座」の部屋を一周し終えて、再び第一の部屋である「牡羊座」の部屋に入るからです。
「牡羊座」の部屋は、熱い「火」のエネルギーを授かる部屋。
「さあ、やるぞ」と、出発のために、情熱に火を灯してくれます。
「表の自分・太陽」が、スタートを切ります。
「裏の自分・月」は、「水瓶座」の部屋にいます。
「水瓶座」の部屋は、クールな「風」のエネルギーを授かる部屋。
成熟した知性で、進歩的な考えのもと、自分の「自由」を獲得したいと願います。今までの経験を武器に、自らの考えを固めていきます。
なので、きっと、気持ちを切り替えて、冷静な判断に支えられた「決意」ができます。
<甲子の日>
十個の干支と十二個の干支の、60通りの組み合わせの中で、一番最初に来るのが「甲子」です。
「甲」は「木・陽」
パキッと土の中から、元気な芽が顔を出す様
まだ小さい芽ではありますが、可能性は無限大
「子」は「水・陽」
したたかに水が流れていく様
止まる事なく隙間を見つけては、流れ続けます
「甲子」の日は、物事を始めるのには、おすすめの日です。
決意表明でも良いですね。
この日は偶然にも、「土星」が「水瓶座」に入る日でもあるので、大きな「後ろ盾」が得られるかも。
※「土星・水瓶座」の世界観については、こちらの記事にも書いています。良かったらお読みくださいね。
せっかくの新しい切り替わりができる「時」に、今まで自分のままの「視点」で見ていては、同じ「世界」を見ている事なので、それはちょっともったいない事です。
できれば、違う「視点」で見る事ができるように、春分の日までにおすすめの行動があります。
それは「思い込み再確認」です。
人は、選択をする時、知らず知らずに「今まで」に縛られて選択をしています。
心理学では、これを「認知バイアス」と言います。
「認知バイアス」が原因で、「残念な」選択をする場合は
・情報が多すぎる場合
多すぎる情報は、受け取るキャパシティ(時間・能力など)が自分にないので、つい、わかりやすいもの、同意できるもの、都合の良いものだけ、選んで情報をとってしまいます。
・人の記憶量の限界
人の記憶量には限りがあるため、脳は必要な情報と判断したものだけ、長期記憶として、保管します。なので、興味のないことや一度だけさらっと得た記憶、心が動かない記憶はすぐに忘れてしまいます。
・情報集取に使える時間の不足
時間がないと、即決を迫られます。即決は、よほどの覚悟か限り、「安全第一」で決定をします。これは、「生き延びるため」に、危険を回避したいという本能レベルの意識なので、危険な決断をする時は、「根拠のない自信」が生まれるための「エビデンス」が必要です。つまり、ある程度の準備が必要である事になります。
また、時間がない中では、十分に落とし込む事ができないため、自分勝手に「真実をねじ曲げる」ことにもつながります。
「ヒト・モノ・コト」が動けば動くほど、発展していけると思っていたけど、全てがストップしてしまったから
「今まで」にない「視点」がウリになります。
「隙間」をゆっくり探ってみましょう。
きっと、以外にも身近な「場所」に隠れているかもしれません。
まずは、自分にも「隙間」を。